友人が人生の困難から救われたい一心である宗教に入信しました。
別に怪しい新興宗教というわけではなく、世界的に有名な宗教の一つです。
ただ、友人はそこで救われたとは言えず、別の理由で苦しんでいる様子でした。
そこには善良な人々がたくさんいました。
友人はそこになじめないように見えました。
本当なら居心地がいいはずです。もちろん悪い訳ではありませんが、その人たちはあまりに善良すぎたようです。
友人は、その人たちの素晴らしい行いを見て、同じように出来ない自分を責めているように見えました。
「難しい……」本当にそう思いました。
人生のTPO(時、場所、場合)は、なかなか思うように行かないようです。ある人には天国のように居心地が良くても、ある人には地獄のように過酷な場所ということがあります。
「本当に救われたかったら、人を救いなさい」という教えがあります。友人はまさにその問題を突きつけられているようでした。
そこに気付き、行動に移せるかどうかは純粋に友人の問題です。
そこに気付けたとき、きっと天国のような場所に変わることでしょう。