第7位
「フリー•ガイ」
人に「なんか面白い映画ない?」って聞かれた時にこの「フリー•ガイ」を薦めれば後で文句を言われる事は少ないかなぁと思う作品。
誰が観ても楽しめると思います。
何にも知らずに何にも考えずに観る事が出来るサイコーの映画です。
最初に作品の世界をしっかり把握して、あとは主人公の世界と現実世界をしっかり混乱せずに観ていればわからなくなる事はないと思います。
そして最後にはなんだか元気になるような。
色々鑑賞後に考えたりするのも楽しいですが、たまには何にも考えずに楽しめるのもいいなぁと感じます。
なんかこういう作品も素直に「おもしれー」って言える感覚はいつまでも持っていたいなぁと思いました。
第6位
「CURE」
1997年製作、黒沢清の名前を一気に押し上げたサイコホラー。
以前観ていたのですが何やら急に観たくなってしまい鑑賞。やはり何度観ても怖い作品です。
昨今のJホラーが一時期の勢いがなくなり、それに反して海外の良質なホラーが入ってくるようになりなんか寂しいなぁなんて思っていたら、突然この作品を観たくなってしまいました。
音や画で突然ビックリさせて怖がらせる場面はほとんどありません。
最近のホラーに慣れてしまっている方にはもしかしたら物足りなく感じるかもしれません。
イヤーなシーンが随所にあり、そこに映っている人達の行動がとても怖い。
でんでんさんの交番の場面、うじきつよしさんの部屋の電気が付いた時の壁、そしてラストシーン。
特にラストシーンはよく見てないと気付かないかもしれません。
なにしろ、ビクッよりもゾォォっとの怖さ。
目に、脳裏に焼き付く怖さ。
出演者が皆さん怖く見える中、一人だけ空っぽな萩原聖人さん。
この空虚感はなかなかです。
幽霊も出ない、凶器を持って追いかけてくる殺人鬼も出ない、未知のモンスターも出ない。
なのにしっかりホラー。
だいぶ前の作品ですがこの作品を超えるのは結構難しいのではないかと再確認させられました。
第5位
「ドクター•ストレンジ/マルチバース•オブ•マッドネス」
もう現状、一見さんはちょっと厳しいかなというところまできているように思えるMCU。
昨年もドラマを含めて結構な本数を見ましたが、一番面白かったのがこのドクターストレンジでした。
しっかり楽しむにはドラマの「ワンダ•ヴィジョン」を観た方が楽しめるかなと思いますが、本格的なマルチバースはここからといった感じなのでここが入るチャンスとも言えるかなぁなんて思ったりして。
何が凄いって、この大きなコンテンツになってしまっているMCUで監督のサム•ライミがいつもと同じサム•ライミである事が凄い。
トビー•マグワイヤ版スパイダーマンの監督である彼ですが3作目がイマイチな評価でシリーズが終わってしまいました。その彼がリベンジではないですが再びマーベル映画に戻ってきて、なのに力を入れすぎる訳でもなくいつも通りの彼の作品になっていました。スッと来てスッと撮ってスッと帰っていくようなカッコよさ。
しかも力が入っていないのにしっかり自分の色に染まった作品に仕上げる職人芸。
このマルチバースという世界、賛否あると思いますが、現在MCUはこのマルチバースが話の中心となっている為離脱してしまう方も結構いそうな気がします。
この後、アントマン、ガーディアンが控えています。どれも重い話になっていそうですが、ここまできて離れるのは勿体無い。こんな大きなプロジェクト、なかなかないので、しっかり最後までついていきます。