真夏日の東京。

昨日の大雨は何だったのか。

まるで映画「天気の子」ではないか

と思った。

 

東京は日本の首都。

触れてはならないと思った政治・宗

教・野球のこと。

何もいいニュースがないなか、やは

りテレビで野球観戦をしていた。

避難所にいるひとは、見たいときに

家で見たい番組を観るのが一番だと

想うようだ。

幸せって、もっとも身近なところに

あるのだろう。

 

 

 

 

今朝は昨日と違い、風がない暑さだ。

1ヵ月ぶりに遭った彼女と東京駅か

ら離れた街の中の公園を散策。

公園の傍には池があり、亀が数匹、

陽なたぼっこをしていた。

池の淵には、名も知らない綺麗な花

が咲いている。

ぼくはこの花のような美しさに惹か

れ、彼女に溺れていった。

 

 

 

 

男と女の関係は不思議だ。

彼女とぼくの事例を挙げて言う。

ぼくには10年前から事実婚の妻が

いるのに、3年前職場で彼女と出

合い付き逢っていた。

彼女は家庭を捨て、ぼくと一緒に

暮らしたいといったが、ぼくは「

このままで良い」と伝えた。

以後彼女はスマホも変え、連絡が

とれなくなった。

ぼくは、妻より彼女が好きで、人

生最後の恋だと思っていただけに、

彼女の声が聴きたい、元に戻れな

いかと相談所を訪ねた。

相談員は、

「彼女は見事だ!」と、痕跡を

残さず去ったと褒めた。

この呆れた相談員がぼくに

「あなたは優柔不断で、ひとりに

なり、性根を叩きなおしさない。

それには、例えば四国八十八カ所

などの霊場めぐりをし、自分がど

れだけ傷をつけてきたかを考える

旅に出なさい」

と言い、最後に

「ただし帰ったら妻がいないかも

知れませんよ。

でもそれは身から出たさびです」

と言う。

 

 

 

「そこからが、あなたの出発」と言

うとんだ相談員がいた所を後にした。

東京駅前は日が暮れはじめ、若いカ

ップルが写真撮影に応えていた。

 

 

 

 

 

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