季節は夏の朝方。
花もひとも。わからないものだ。
アガパンサスの花が咲き、
日傘をさして通る女性をみる。
ときが移り、出勤時。
わからないものだ。
天気予報の通り線状降水帯には
いり、土砂降りの雨に突風が吹く。
東京の空はぼくの気持ちと同じで
ブルーだ。
犬を散歩している女性の傘はアガ
パンサスと同じ色の淡い青色の水
玉模様で、濃い紺色のショートパ
ンツの美尻の後ろ姿を視る。
朝の初め、これだけで、気持ちに
違ってくる感じが起こって来る。
アガパンサスの花。
雨の中の強い風のなか。
アカパンサスの茎は細いが倒れず
によく立っている。
花をよくみると、萎れてしまう花
が多いなか、ブルーの色が、これ
まで観たことのないような艶やか
だ。
強い風の雨の中、アガパンサスの
花は生き生きしている。
アガパンサス属のムラサキクンシラン
彼女とぼく。
時代の流れの行き先をよく読みと
り、生きてきた彼女。
彼女は、恋愛も愛人も結婚の相手
も、目的が違い、それぞれに合う
相手を選ぶという。
時代の流れのはやさについて生
きづらく感じるぼく。
彼女とぼくは、歳が30歳違うが、
理性とかでなく、何にもとらわれ
ないAI(愛)があった。
Enjoy東京「AIアガパンサス」
アガパンサスはアカパンサスでな
く、その名前の由来は、ギリシャ
語からででアガペー(愛)とアン
トス(花)のふたつの言葉をあわ
せてできている。
ところで、地方の自治体が婚活し
ても、女性が東京にゆき、できな
い状態だそうだ。そのひとりの女
性に訊いてみると、東京は、時代
で喩えて令和だとすると、地方は
江戸時代で、何もかも遅れている
という。
季節は移り、ときが移りゆく。
宇宙は広く、地球に生きる人間の
世界はAIの時代に入った。
ときは移り、時代が移りゆく。
かわったのは花や人間なのか。
時代がかわったのか、どうも不思
議で不可解なことが多いのが、
男と女の世界だ。
2024.6.10
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光る君へ㉔「忘れ得ぬ人(感想・女の体感)」男と女の物語(713)