今日は朝から大雨警報。土砂災害警報避

難勧告がスマホに鳴り響く。

今日の街の景色は昨日とは随分違い、先の

ことはわからない。

 

イチョウの葉

昨日のこと。前日と違ったコースをゆくこ

とにした。が、イチョウの記憶が残り、前

日通った道のイチョウ並木がある道にもど

っていた。

 

 

イチョウの名

イチョウ、銀杏(ギンナン)は中国で名付け

られ、葉の形をアヒルににみたてて鴨脚と呼

んでいる。

場所がかわれば名も違ってくる。

英語圏では、この樹は「maidenhair tree」

で、処女の樹と呼んでいる。この名前は樹が

女性の髪形に似ているから、また、処女の陰

毛を形つくる三角形からとった。と、いう名

前の由来がある。

 

 

『らんまん45(9週・最終)ヒルムシロ』

ヒルムシロは浮葉性の水草で、名前の由来

は「蛭(ひる)筵(むしろ)」で、蛭は浮

き葉に休息するために葉を筵(むしろ)に

例えて名付けられる。

 

音楽会以後万太郎に何が憑いたのか、万太

郎は昼間から寝転がっている。

 

 

万太郎と長屋の女性3人

長屋の女性大家さんが万太郎を見て「暗い、

元気がない」という。

万太郎は音楽会の記憶から消えず、不思議

に思う。

好きな草花に夢中になると、何もかも忘れ

るのにかの女の先のことを思うと…払拭

できないという。大家さんはこれは恋だ

と言う。

えいは故郷が能登の生まれといい、夫と

離縁し子どもをとりあげられ、好きな子

どものため別れたと昔話を語る。

ゆうは彰義隊員の(見初めた)倉本が逃

げこんできたのをかくまった縁で結婚し

たと言い、「好きなことのために力をい

れられるでしょう」という。

 

 

元彰義隊の妻・ゆう  長屋の女大家  万太郎     能登の女・えい

 

万太郎は決心した。

恋は最初で最後になるかもしれない、

「敵は高藤」と、和菓子屋に向った。

寿恵子の母・まつは「娘は17歳で良い縁

があれば待てない」と言い、万太郎は全

力で図鑑をはやく仕上げ、向かいに来たい。

そのときもし嫁いでいたら縁がなかったと

あきらめますと言い切る。

万太郎は和菓子屋「白梅堂」をあとにする。

 

 

 

 

「高野聖」(ヒルムシロ)

付き添いの担当女医がベッドで、ドラマと

何を重ねて夢を見ていたかと尋ねられ、

泉鏡花作「高野聖」(明治33・1990年)

と、応える。

若い僧が山奥に入り、道に迷い、一軒家で

綺麗な娘に谷川で蛭にかまれた傷を癒して

もらう。この小説を絵で表現したのが橘小

夢で、彼の「高野聖」の絵煩悩に負けて

馬となる男を通して、ひとの生と性のはざ

まに生きる男と女の物語を描いている。

 

 

橘小夢が描く「高野聖」

 

和菓子屋「白梅堂」

寿恵子の母・まつは微笑み、文太に「か

わってるね、でもあの子笑っている」と

いう。

次回46(第10週「ノアザミ」)につづく。

 

 

 

参考(メモ)

作:長田育恵

主題歌:あいみょん「愛の花」

 

(酒藏「峰屋」)

主人公:槇野万太郎(神木隆之介)

番頭の息子:竹雄(志尊淳)

母:槇野ヒサ(広末涼子)

姉:槇野綾(佐久間由衣)

祖母:槇野タキ(松坂慶子)

 

(東京「白梅堂」)

娘:西村寿恵子(浜辺美波)

母:西村まつ(牧瀬理恵)

叔母:笠崎みえ(宮澤エマ)

菓子職人:文太(池内万作)

 

(十徳長屋の住人)

元彰義隊倉木:大東俊介

倉木妻ゆう:成海りこ

長屋・大家:安藤玉恵

女中えい:山谷花純

東大文学生:山脇辰哉

噺家:住田隆

 

(東京大学植物学教室)

田辺教授:要 潤

徳永助教授:田中哲司

大窪講師:今野浩喜

植物学科4年:渋谷謙人

植物学科2年:前原滉、前原瑞樹(兎)

 

 

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