呼子で沸石採集。 | ドーソン石のブログ

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鉱物を集めています。
標本屋さんで買うのも、鉱山で採集するのも好きで休日は徘徊しています。
その徘徊の様子をちょこちょこ書いていきたいと思います。

ふと、思ったのですが、私が子供の頃って、炊飯ジャーの保温機能があまり良くなくてね、


ご飯に熱掛けすぎちゃってカチカチになったり、籠もった水分で、逆にびちょびちょになったりしたものです。


だから、焚きたての時は暖かいごはんなのですが、保温機能を切って、冷たい(常温)ごはんで食べてました。


カレーって、暖かいごはんの上に、熱いカレーがかかってますよね。


初日は良いんです。


次の日のカレーなんですが、冷たいごはんにかけて食べてたんですが、これが旨かった。


2日目のカレーだから、旨いのは当たり前なんですが、冷たいごはんだと幾らでも行けたものです。


最近の子はそんなの食べたことないんでしょうね。


保温機能充実しとるから。


なんてことを弁当食べながら思いました。


* * *


朝、6時出発だ。


1時間後、唐津に入る。そのまま通り過ぎ、車は呼子へ向かう。


まずは、加部島だ。


呼子大橋を渡って加部島に渡る。




























前回は、ここには烏賊を食べに来た。


今日は、沸石採集だ。


場所は、いつもの通りよく判らない。


なんとかなるさ、のお気楽採集だ。


なんでも、小さな半島のどこかに在るらしい。


行けばなんとかなるだろう。




























とりあえず、海岸の転石に取り付いた。


自動車サイズの岩が転がる海岸を恐る恐る進んで行く。


浮石が多く、非常に怖い。


4~5メートルの岩がぐらぐら動く恐怖。


なんとか進むが、たぶん戻れん。


進撃あるのみ。



























ノジュール一杯の岩があった。



























あまり多くはないが、橄欖石があった。




























玄武岩の上の砂岩の壁。



























ピクチャーストーンといえるか?



























表面が白茶で中身が黒い岩からトムソン沸石発見。


ゴンナルド沸石と言うべきか?


























文献によると、中央部がトムソン沸石で、周りがゴンナルド沸石らしい。


採集品も輪切り部分を見ると2層になっていた。


なんとか成果なしは逃れることができた。


結局、ぐるりと一周しました。


何のことは無い、右回りで行けば近くまで道が付いていたのだ。


いやいや、周りを知ることが大事やね。


桜に黒いさくらんぼが成っていた。




























これって、苦甘いんですよね。


私にとって、初夏の味です。