710年~794年まで奈良時代と呼んだりしますが、この間、ずっと今の奈良の平城京に都があった訳ではありません。
その中でも、奈良の大仏の建立で知られる聖武天皇は在位中に4度も遷都をしています。
1度目 恭仁京(くに)
2度目 難波宮
3度目 紫香楽宮(しがらき)
4度目 平城京
ここまで遷都した理由は定かにはなっていませんが、戦乱・疫病・地震など色々災難続きの状況だったようです。
それ故に、何度も都の場所を変えていたと言われています。
この中でも、聖武天皇が最初に遷都した恭仁京は、比較的奈良・平城京に近い場所でした。
JR関西本線の「加茂駅」(京都)から北に2キロほど離れた所にその恭仁京の跡があります。
どうやら平城京からも大極殿も移築されていたようで、腰掛けで平城京から離れていたとも思えない状況です。
ただ、結局のところ、この恭仁京に都を置いていたのが、3年ほどで、今の大阪城の南あたりの難波宮に聖武天皇は移ってしまいます。
その跡地に建てられたのが、山城国の国分寺です。
全国の各国ごとに国分寺・国分尼寺を建てるよう詔を出したのも聖武天皇です。
彼の考えだと「災いを仏教で以て治める」ことを狙いとしていました。
実際にその一環として建てられたのが東大寺の大仏です。
今となっては、この一帯はのどかな田園風景が広がっています。
ここに都があったのかと言われるとにわかに信じがたいかも知れません。
そもそも、この加茂駅に用事があってくる人自体が少ないかも知れませんし、
最寄の加茂駅からでも、20分程度は歩きます。
自然が好きな方であれば、ハイキングで来てもいいかも知れません。
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