皆さん、こんばんは!
kazuです
いつもの筆不精により、暫くブログアップから遠ざかってしまいました💦
生存確認の報告も含めて(笑)、久々にブログをアップします。
体調については、「便りの無いのは良い便り」のことわざ通り、多少の副作用(下痢・手足症候群)はありつつも、平穏無事で過ごしております。
さて、今回本題を書く前に、腎がん患者及びその家族の方にお知らせがあります。
10月30日のブログで、国際腎がん連合(IKCC)による「腎がんに関するグローバルアンケート調査」への協力をお願い致しました。
このアンケートの期限が、当初12月7日までだったのですが、2021年1月5日まで延長されました!
以前のブログで書いた様に、この国際的なアンケート調査からの情報により、あらゆる地域の腎臓がんや腎臓肥大の患者の生活改善につながる提案や変革を行うことができるようになります。
繰り返しのお願いとなりますが、(経過観察を含む)腎臓がん患者、或いはその家族の方で、まだアンケートに参加されていない方は、是非このアンケートにご協力頂ければと存じます。
詳しい手続きは下記のブログを参考にして下さい。
(手続き自体は、スマホやパソコンから簡単にできます)
https://ikcc.org/global-patient-survey/
さて、ここからが本題となります。
前回のブログで、
「③IKCC(国際腎がん連合)のグローバル腎がんサミットへ日本の腎がん患者会(avec)が初めて参加したことについて次回のブログで詳しく書きます!」
と言いました。
今回のブログは表題の別の記事を先にアップしてIKCC参加についてはまた別に書こうと思いますが、概要だけ簡単に触れておきます。
IKCC主催のグローバル腎がんサミットは、当初今年の4月にシンガポールで開催が予定されていましたが、コロナ禍の影響でシンガポール開催は中止となり、代わりに10月末~12月初旬までの期間でウェブ形式のサミットが行われました。
世界各地の腎がん患者会メンバーを主に、最先端の腎がん治療の医療者、研究者、患者が講演を行い、またチャット機能を用いて質疑応答も同時に行われました。
基調講演では、(以前ブログで触れた)ノーベル賞を受賞した研究結果を活用した新薬候補品HIF-2α阻害薬の研究内容について、2019年ノーベル生理学・医学賞を受賞した本人であるウィリアム・ケリン博士による講演・質疑応答が行われました!
私が所属する「再発転移治療中の腎がん患者会:avec(アベク)」からは最終的に私を含めて3名(福ちゃん、himikoさん、kazu)が参加し、また「一般社団法人:日本癌医療翻訳アソシエイツ」(JAMT)から1名が協力(参加)して頂きました。
IKCCサミットの質疑・応答では我々日本からの質問も幾つか取り上げられて議論して頂きました。
前述の通り、今回日本の腎がん患者会として初のIKCCのグローバル腎がんサミットへの参加となりました。
この新たな1歩は、avecという患者会の枠だけでなく、世界で同じように腎がんの治療にあたっている患者やその家族、そして腎がんの克服のために日々戦っている医療者や新たな治療薬の開発を行っている研究者などに、日本の腎がん患者やその家族の存在を知ってもらい、同じ仲間として国際協調を行う輪の中に新たな1歩を踏み込んだと感じております。
日本の多くの腎がん患者やその家族の方は、まだまだIKCCは縁遠い存在だとは思いますが、先にお願いしたアンケートも含めて、IKCCの活動はあらゆる地域の腎臓がんや腎臓肥大の患者の生活改善につながる提案や変革を目的とするものであり、日本の腎がん患者やその家族の方にも少しずつ理解や橋渡しが出来ればと思い、患者会の活動やブログでの発信を行っております。
がん患者はどうしても孤立した、或いは取り残された感覚に陥りがちですが、日本だけでなく世界でも同じような境遇や悩みを持った方がたくさんおります。
その様な方々をサポートする団体や患者会というものが世界ではたくさん存在する、という事実を知ってもらい、闘病しているのはあなた1人だけではないこと、
そして普段あまり目にする機会はないかも知れませんが、実は世界に腎がん患者の輪が広がっていることを知ることで、孤立や取り残された感覚を少しでも取り除くきっかけになって頂ければと思います。
さてここからは、表題の【なぜ人は「がん」=「不幸」と誤解するのか?その間違いの原因】を紐解いていきたいと思います!
前回ブログで「私は、スーテント→オプジーボと治療していますが、まだ比較的新しい薬だった事にちょっとビックリしました」というコメントを頂きました。
それを読んでふと思ったのが、大多数の患者さんは腎臓がんの治療薬についての歴史を殆ど知らないのではないのか?ということです。
そして、そのことが今回タイトルにした、世間一般にはびこる「がん」=「不幸」という誤った認識の遠因になっているのでは!?と感じたことが今回のブログを書くきっかけとなりました。
「人は癌になることが不幸ではない!」
「癌になったから不幸になる」のではなく「癌になったから不幸になる」と思いこむことにより、人は本当に不幸になってしまうのです!」
という内容は、私がこのブログを通じて一貫して皆さまに伝えたいことであります。
注)だからといって、「がん=幸せな事」という、物事をゼロかイチの両極端で捉えるといった短絡的なことを言うつもりでは無い点はご理解下さい。(当たり前ですが「がん=幸せな事」では決してないです)
そして(ご存知の方も多いかと思いますが)、実は昨年2月に新たな脳転移が発覚して放射線治療を受けた直後に、これに関連した内容の2つのブログをアップしています。
①【癌患者の闘病ブログとは何か】<決して悲しみのブログではない!!>
②<人は癌になることが不幸ではない! 誰でも出来る!ステージ4でも幸せで生きるために必要な事とは>
これらは、私のがん闘病に対する思いを語った、いつもの如く長文のブログなので(笑)、興味が有る方は時間がある時に読んで頂ければ幸いです。
この中で、一般の方が「がん」=「不幸」と誤解している理由の一つとして、以下の様に述べています。
・皆さんががん治療に対して多くの不安を抱いていると思いますが、私からするとその半分以上は医薬知識の欠如からくる思い込みというもの。
・医薬の理屈を正しく理解してリスクを享受することで、多くの患者が持つ治療に対する心の不安は殆ど解消されます。
とはいうものの、この話を聞いただけでは「がん=不幸」と認識(誤解)している大多数の方は、「がん=不幸では決してない!」という考え方にそう簡単には切り替わらないと思います。
それは何故か?
それを伝えることが、今回のブログの目的です。
今回のこのブログを書こうと思ったきっかけとして、もう一つ挙げられるのが、10月14日の新聞で以下のショッキングな記事が掲載されていたことです。
「癌診断 なお退職2割 国立がん研究センター大規模調査」
記事の内容は、国立がん研究センターが、がん患者の治療や療養の実態について全国で調査した結果をまとめたものです。
そして、ショックだったのは仕事をしていて「がん」と診断された内の2割が、退職・廃業したということ。
まず、この調査はステージ4に限定しているのではなく、ステージ1~4全てが対象であること。
さらに、衝撃な事実として、仕事を止めた時期が
・「癌診断直後」が34.1%
・「診断が確定する前」が6.2%
・「診断後から初回治療までの間」が16.5%
つまり、約6割の人が治療を受ける前の段階で仕事を辞めているのです!
なので、「副作用がキツイ」とかの理由では無く、単に「癌に罹患した」事実だけでこの先を絶望して仕事を辞めている人が半数以上いるのです!
さらに加えると、仕事を辞めた人のうち、再び就労したくても出来ていない人は22.5%に上がったと書かれています。
(確かに今のご時世では、癌でなくても仕事を辞めて再就職すること自体が困難な時代です)
私の様に医薬業を生業としている人にとっては、
「癌で仕事を辞める」のは、
「インフルエンザになったので仕事を辞めます」
「コロナウイルスに罹患したので仕事を辞めます」
というのと同義である位に早まった行動(間違った行為)だと認識しています。
こういうことを書くと
「いやいや、だって癌は重篤な病気だし結局死ぬけれど、インフルエンザとかとか死なないじゃん!(コロナは死ぬかも知れないけれど・・・)」
と思う人がいるかも知れません。
これこそが、先に挙げた「医薬知識の欠如からくる思い込み」というもの!
インフルエンザでは、(年によって変動はありますが)直接・間接的な死者は年間約1万人にのぼることが厚労省のサイトに書かれており、決して死なない病気ではありません。
(今後のコロナウイルスの流行の程度にもよりますが、現状コロナウイルスより死者は全然多いです)
なので、「死ぬか死ないか」という点では、癌だろうがインフルエンザだろうが、コロナウイルスだろうが一定の割合で亡くなる方がいるし、逆に癌に罹患しても死なない人の方が圧倒的に多いので、「癌の告知を受けたから仕事を辞める」という行為は、冷静に考えてみれば誤解に基づく不適切な行為であると言えます。
実際、私は告知された時に腎臓がんで肺転移したステージ4であり、その1年後には新たな脳転移が見つかっています。
手術や放射線治療の間は一時的に仕事を休むことがありましたが、それでも普通にサラリーマンとして今も治療と両立して仕事を継続しています。
これは何も私に限った特別なことではなく、私の患者会でも転移・治療を行いながら仕事を続けている方は数多くいますし、またブログでもその様な方は多数見受けられます。
治療の結果、(病状の進行や副作用など)体力的に仕事を続けるのが困難である、という理由から仕事を辞めるのは致し方ない状況だと思われますが、単にがんに罹患した事実だけをもって仕事を辞めて、後で後悔する様な悲劇は繰り返さないことを願うばかりです。
話は戻って、では何故大多数の方は「がんに罹患することは、仕事を辞めるほど不幸と信じ込んでしまっているのか?」という点について言及したいと思います。
これは(私がフォローしている腫瘍内科医の押川勝太郎先生のブログ(Youtubeの動画)でも度々触れられているのですが)、テレビドラマの影響が非常に大きいと思います。
<参考として、押川先生のブログのリンクを貼り付けておきます>
具体的には、有名な「白い巨塔」など、テレビのドラマでは、がん患者が(苦しみながら)亡くなってしまうというシーンが沢山でてきます。
それを見て育った皆さんは、それが脳に刷り込まれてしまって「がん=苦しい、死ぬ」という認識が定着してしまっているのです。
ちなみに、医学的には死に至る病気は山ほどあります。
極端な話、インフルエンザだって年間で多くの方が亡くなっているので、主人公がインフルエンザで亡くなったドラマを作っても良い訳です。
でも、現実的にはその様なドラマは存在しません。
それは何故か?
その理由は、インフルエンザで主人公が死んだドラマではインパクトが少なくて視聴率が取れないから(笑)
そして、過去のテレビドラマを代表とする「がん=苦しい、死ぬ」というイメージが、そのまま頭の中にずっと刷り込まれてしまっているからです。
では、「テレビは間違った情報を流す悪者か?」というと、実はそうとも言い切れないのです。
何故なら、「がん=苦しい、死ぬ」という認識があながち間違っていない時代も過去にはあったからです。
しかし、今は医療の凄まじい進歩により、決して「がん=苦しい、死ぬ」という時代では無くなっています!
でも、大多数の人は、この部分がアップデートされずに未だに古い「がん=苦しい、死ぬ」というイメージが抜けきらないのです。
特に、私の様な50代より上の世代では、自分が若かった頃は(今と比べて)がん治療は発展しておらず、身近で癌で苦しんだり、或いは亡くなってしまった方を見て、それらの体験が基準となって昔のイメージが抜けきらないことが多いと思います。
一方で今の10代の子供たちを見ていると、最新の医学でがん治療を受けて治療と仕事を両立している人を身近に見たり、或いは治療により完治した人を見ていることから、我々の中高年世代の様ながんに対する悲壮感といったイメージはかなり低いと感じています。
(実際、自分の子供達にがんのことを伝えた時も、その様に感じました)
といっても、このブログを読んでいる多くの方はまだまだ癌に対する不幸なイメージを払拭出来ていないと思うので、具体的に腎臓がんの薬物治療の歴史について説明することでイメージの払しょくを図りたいと思います。
※説明の前に補足です。
(腎臓がんを含む)固形がんの場合、がんはステージ1~4までの4段階があり、がんの進行が初期のステージでは、一般的に外科的手術による除去が最も効果的な治療法(選択肢)となります。しかし転移した場合(ステージ4)では、(転移した部分を外科的に取り除く選択肢もありますが)一般的には全身療法である薬物治療を選択することが多いです。
腎臓がんの場合も、初期のステージなら外科的手術が第一選択になりますが、他の癌腫と比べて再発率は高い部類のがんになります。そして、がんが転移した状態(ステージ4)で見つかった場合には、薬物治療がメインの治療法となります。
(注:手術や放射線治療などの局所療法で転移したがんを取り除く場合もあります)
ここで、腎がんの治療薬の歴史を紐解いていきたいと思います。
以下に、戦後日本で承認された腎がんの治療薬を承認された年とともに順に記載します。
年 承認された医薬品(「販売名」(一般名))
1987年 スミフェロン(インターフェロンα)
1988年 オーアイエフ(インターフェロンα)
1992年 イムネース(インターロイキン2)
・・・・
2008年 スーテント(スニチニブ)
2008年 ネクサーバル(ソラフェニブ)
2010年 アフィニトール(エベロリムス)
2010年 トーリセル(テムシロリムス)
2012年 インライタ(アキシチニブ)
2014年 ヴォトリエント(パゾパニブ)
2016年 オプジーボ(ニボルマブ)
2018年 オプジーボ(ニボルマブ)+ヤーボイ(イピリムマブ)併用
2019年 キイトルーダ(ペムブロリズマブ)+インライタ(アキシチニブ)併用
2019年 バベンチオ(アベルマブ)+インライタ(アキシチニブ)併用
2020年 カボメティクス(カボザンチニブ)
文字では分かり難いと思ったので、分かり易くグラフで視覚化してみました。
パッと見で分かると思いますが、戦後75年の内、約60年という長い期間は治療薬が全く存在しない、あるいは殆ど存在しないこと。
また今使われている治療薬は、ほんの十数年前から立て続けに登場したことが分かると思います。
具体的に説明していきます。
1987年より前の時代は、腎がんの治療薬として承認されたものは存在しませんでした。
つまり、単剤で使用が推奨しうるような臨床効果を示す抗がん剤は見つからなかったということです。
そして、1987~1992年にかけて、いわゆる「サイトカイン製剤」という古典的な免疫療法が承認されました。
しかし、サイトカイン製剤の治療の奏効率(30%%以上腫瘍が小さくなる率)はせいぜい10~20%程度であり、8割以上の患者さんには効果が無いものでした。
また、効く人でもせいぜい2年くらいしか効果が続かないことが多かったそうです。
(後述の分子標的薬や免疫チェックポイント阻害薬の登場を受けて、現在ではインターフェロンαやインターロイキン2は腎癌診療ガイドラインの推奨度でも(特殊な場合を除き)推奨されなくなっています)
・・・そして、次の治療薬が承認される2008年まで、約20年間の歳月を要しました。
アラフィフの私にとって、1987~1992年はちょうど学生から社会人になった頃。
そして2008年といえば、私が40代初めの頃です。
1987年以前では、腎がんのステージ4では治療薬自体が存在せず、またその後の20年間においてもサイトカイン製剤の効果は極めて限定的であったことから、この時代においてはステージ4の転移性腎がんは(手術など局所療法による治療が困難な場合)「がん=死を待つのみ」(つまり、がん=死)と捉えられても致し方ないと思います。
しかし、2008年の新しい治療法(分子標的薬)の登場から、状況は一変します。
最初に承認された分子標的薬のスーテントは奏効率が30~40%と、それまでのサイトカイン製剤と比べて非常に高いものでした。
また、その後も次々と新しい分子標的薬が承認されたことから、治療薬の選択肢の幅が広がりました。
さらに、2016年にノーベル賞受賞で有名となった、画期的新薬である免疫チェックポイント阻害剤(オプジーボ)が承認されました。
分子標的薬は、血管新生阻害をおこなうことでがん細胞の増殖を抑えるというメカニズム(作用機序)のため、がんは大きくならずとも完治する割合は非常に低く(0~1%程度)、また長期服用で薬剤の耐性ができる(つまり、薬が効かなくなる)という欠点がありました。
しかし免疫チェックポイント阻害剤は、がん細胞が免疫機能にブレーキをかけている部分に作用して、T細胞ががん細胞を攻撃する力を高める(つまり、がんの増殖を抑えるのではなく、直接がんを免疫細胞でやっつける)というメカニズムのため、長期に渡る効果とがんの完治が期待できる時代となりました。
一方で免疫チェックポイント阻害剤単剤では、奏効率は2~3割程度と決して高い値でなく、万人に効果があるという訳ではありません。
その様な欠点を補うため、2018年には免疫チェックポイント阻害剤同士の併用の治療薬(オプジーボ+ヤーボイ)が承認されました。
これは、奏効率は約4割、そして完全奏効率(CR:簡単に言うと、転移したがんが完全に無くなった完治状態)は11%と今までに無い驚異の値を示しています。
さらに、2019年には免疫チェックポイント阻害剤と分子標的薬の併用の治療薬が承認されました。
ちなみに、キイトルーダ+インライタの併用療法では、奏効率は約6割、完全奏効率(CR)は6%という値となっています。
この説明から、今の時代では仮に腎がんのステージ4に罹患しても「がん=死を待つのみ」(つまり、がん=死)には決して当てはまらないことが理解出来ると思います。
一方で、現状では全ての患者に効くがんの特効薬は残念ながら存在しません。
そこが現在の医薬の限界でもあり、全ての患者が上記治療薬によって救われる訳ではないことは製薬業を生業とする1人として重々承知しています。
但し、自分が社会人になりたての頃の治療薬自体が存在しなかった時代や、今や「古典的免疫療法」と言われて効果が限定的なサイトカイン製剤しかなかったほんの十数年前の時代と比べれば、多くの治療薬の選択肢がある今の時代は客観的に見て決して「がん=死」でもなければ「がんになること=不幸」ではなく、希望の光が見える状況であるということが理解できるかと思います。
この様な現状の腎がん治療を理解することで、「癌になったから不幸になる」のではなく「癌になったから不幸になる」と思いこむことにより、人は本当に不幸になってしまう」という、負の連鎖を断ち切る手助けとなれば幸いです。
※今回は、私が罹患している腎がんの治療薬についてフォーカスをあてましたが、他の癌腫の治療においても近年の医学・薬学の進歩によりがん治療が目覚しく発展している、という大きな流れ(古典的抗がん剤→分子標的薬→免疫チェックポイント阻害剤(及びその併用))は広義として捉えれば同じであると考えて頂いて結構です。
(注:個々の癌腫で細かい部分の違いは存在します)
最後のまとめとして、以前ブログで書いた言葉を記します。
医薬業を何も知らない人が単に夢物語を語るのではなく、
医薬業に長年携わってた自分がステージ4の癌患者となって、
医療の限界を十分に理解し、
何名かの療友の死など悲しい現実に触れてもなお絶望など全く無く、
希望を持って日々を幸せに感じて生きている姿を見て、
癌患者及びその家族が何かを少しでも感じて頂ければ幸いです。
治療中の方は良い効果が得られますように!
経過観察中の方は、良好な状態がずっと続きますように!
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