キイトルーダ投与29/35クール目<その2:TSHとコレステロール値は?> | 【ステージ4:治療6年目突入】腎臓がんと闘うスロッターkazuのブログ

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2017年 50歳で腎臓がん&肺転移を告知されました(追記:51歳で脳転移再発、55歳で骨髄転移・骨転移を再々発)
<「癌になることは不幸ではない!」製薬企業で長年医薬品開発を生業とした経験から、前向きに治療に取り組み、日々を幸せに過ごすことを伝えるブログです>

皆さん、こんばんは!!

kazuです。ニコニコ

 

今日は6時間寝て起きたものの、前回ブログ(その1)で述べたイーケプラの副作用で寝不足による気持ち悪さから、朝ごはんは食べずに薬だけ飲んで2度寝。

4時間位寝たら体調良くなりました。

 

(その1)でのコメントに返信した様に、イーケプラの眠気の副作用の症状としては、いつもなら6~7時間位寝れば十分睡眠取れているのが、プラス5時間位追加しないと頭がスッキリしない状態です。

つまり、今日6時間寝ても、普段でいうと1~2時間位しか寝ていないのと同じ感覚(正直、これは辛い・・・)

 

逆にいうと、今までの睡眠時間(6~7時間)より5時間位余計に寝ないと駄目なのですが、休日ならいざ知らず、明後日以降の平日は(仕事している以上)12時間睡眠は物理的に無理なので、頭が痛いところです。

いっそのこと、開き直って会社に布団持っていって朝寝るか(。-`ω-)

 

さて、体調良くなった後は朝昼兼用の食事を12時過ぎに食べて、いつもの排便対応後、聞き逃したツナマヨさんのツイキャス聞いて、先週から始まった戦姫絶唱シンフォギアXVのアニメを見て(笑)、今に至ります。

(要は、家でゴロゴロしていただけです(^^ゞ)

 

さて、前置きはこれ位にして、本題に入ります。

 

*****

<その1>からの続きの話になります。

 

先日(7/9)、3週間毎の化学療法(キイトルーダの点滴投与(29クール目)のため、病院に行ってきました。

 

数少ない有休をなるべく使わない様に午前中は仕事で、午後から通院です。

ちなみに午後は通院だけでなく、別の病院(脳転移したがんの放射線治療を行った病院)に、依頼していた診断書の受け取りに行きました。

 

ちなみに診断書の受け取りは郵送でも可能でしたが、以前入院した時の保険請求手続きで、保険会社に書類送付した後に(病院で作成した)書類に記載不足があって再手続きを余儀なくされた経験があります。

そのため、今回は万が一書類に不備が有ればその場で対応出来る様に郵送でなく直接の受け取りを選択した次第です。

 

なお、二つの病院は1時間かからずに移動できますが、

自宅⇒会社(午前中仕事)⇒A病院(診断書受領)⇒B病院(検査・診察・治療)⇒帰宅、

の流れは流石にちょっと疲れました。

 

さて、最初の病院では受領した診断書に問題は有りませんでした。

そして、普段化学療法で通院している病院での出来事からお話します。

 

最初はいつもの採血&点滴ルート確保から。

今回は最初失敗⇒2回目成功でルート確保できましたが、1つ朗報が!

 

今回注射した看護師さんは恐らく初めての方だったのですが、最近針刺しがなかなか1発で成功していないことを伝えました。

 

そうしたら、看護師さんは

「血管は、見た目だと全然問題無さそうなんですがね」

と言ったので、

「みんな、そう言って上手くいかないのですよ~」

と、他愛のない話をしていました。

 

そして(看護師さん曰く)一番太くて刺し易そうな血管から注射してみたら、針を刺して直ぐに

「あっ、本当だ。針が前に進みませんね」

「済みません、ダメですね。一度抜きますね」

ということで、敢え無く失敗。

 

しかしこの看護師さん、観察力が鋭く上手く行かなかった理由を説明し始めました。

「血管は見た目太くて刺し易い様に見えるのだけれど、刺して見たらイメージしているのと全然違って抵抗で針が前に進まない感じ」

「そう、例えるなら粘土の中に針を刺す感じです(普通はスポンジに針を刺すくらい抵抗が無いとのこと)」

 

そう、つまり私の場合針刺しが失敗するのは血管が細いからではなく、固い粘土に針を刺す様な状態で針が進まないそうです。

 

看護師さんは失敗した時の針を見せて

「ほら、固くて針先が曲がってしまいましたよ!」

と見せてくれました。

(私は注射という行為は嫌いだが、職業柄血を見るのは全然大丈夫(;^ω^))

 

そして、次に看護師さんは

「では、次は敢えて少し細い血管でトライしてみましょう!」

といって注射してみたら、なんと問題無くスムーズにルート確保が出来ました!

 

看護師さん曰く、

「今回の細い血管は、さっきと全然違ってスポンジに針を刺す感覚で全く抵抗が無かったです!」

「恐らく今まで上手く注射が出来なかったのは、見た目が太くて上手く出来そうな血管ほど実は血管が固く、針が進まないためだと思います」

「次にルート確保をする際は、今回のことを話して、細い血管の方が抵抗が無いことを看護師に伝えて下さい」

とのことでした。

 

この話を聞いて心当たりがあるのは、1月に脳転移が原因で入院した時のこと。

痙攣発作の原因である脳の浮腫みを抑えるグリセオールという薬を点滴した際に、高浸透圧薬剤の副作用により点滴時に腕の痛み・痺れが起こり、最初は病棟の看護師が薬の副作用と気が付かず、看護師の注射の技量が問題だとして、以下の状況が暫く続きました。

 

Kazu:ナースコールで「痛い・痺れ」を伝える

⇒看護師:別の血管に点滴

 

Kazu:再びナースコールで「痛い・痺れ」を伝える

⇒看護師:さらに別の血管に点滴

 

Kazu:さらにナースコールで・・・・

以下、無限ループ(笑)

 

この状況が、(ベテラン看護師が担当となって薬剤による副作用と分かるまで)2日間位経過していました。

恐らく、この時にグリセオールを点滴した血管付近は、薬剤副作用により血管が固くなってしまったと思います。

(これは、自分が血管触っても、以前と比べてゴツゴツ固くなったのが分かる)

そして、仮に1つの血管でずっと点滴していれば恐らくその血管だけダメになったのが、当時(点滴やり易い)目ぼしい血管を探して次々に血管変えて点滴したので、点滴した血管がことごとく固くなってしまったと思われます。

 

(事実、薬剤副作用と分かって点滴時に腕を温め続けたら痛み・痺れは軽減されたので、以降はルート確保したまま1本の血管で点滴をし続けました)

 

今回上手くいったのは今まで点滴したことが無い血管。

良し!これで次回から針刺し失敗なく上手くいくぞ!

 

と思ったら、後日問題が・・・

注射した跡が、痒み&腫れで5cm以上青紫状態に・・・

これは、手技の問題では無く、恐らく(注射針の)アレルギー。

(何故なら、最初に失敗した(殆ど針を深く差していない)部分も、同じような症状だったため)

 

以前のルート確保時に皮膚に注射痕が出来たので、針にコーティングしてある特殊な注射針を今まで用いていたのですが、これだと針の抵抗があって刺しにくいと以前看護師さんに言われたことがあります。

難易度が高い針で何度もルート確保失敗するよりも、跡が付いても1発で成功する方が良いと思って今回普通の針で注射したのですが、今回は結構酷い状態になったので次回は再びコーティングしてある針に戻そうと思います。

 

さて注射(ルート確保)の話が長くなりましたが、その後の診察において、血液検査で2点大きな改善点が見られました。

 

参考として、毎回載せている血液検査の結果です。

(左端の検査項目が見難いのは、元々の印刷が不鮮明なためなので、ご了解下さい)

 

まず1点目は、前回の診察時(6/18)に、キイトルーダの副作用(甲状腺機能障害)で服用しているチラージンの量を、TSHの値が低くなったので2.5錠から2錠に減薬しました。

 

その結果、TSHの値は以下の様に正常値に改善しました。

 

                  (前々回)      (前回)          (今回)

                2019.05.27    2019.06.18       2019.07.09

TSH(正常値0.5~4.3)   0.338 L            0.110 L       1.151

 

 

 

次に2点目です。

前回の内分泌代謝科で「薬で要治療」となったコレステロール値についてですが、クレストール(肝臓でのコレステロールの合成を抑えて血液中のコレステロール(特にLDL(悪玉コレステロール)を減らすお薬)を3週間服用した結果、以下の通り正常なコレステロール値となりました(*^^)v

 

数値を拾ってみると・・・

                        (健康診断時) (前々回通院時)    (今回)

              2019.05.20    2019.05.27       2019.07.09

総コレステロール     359 H             296 H        174

LDLコレステロール   257 H             203 H                99

中性脂肪          126                138                   88

 

ちなみに、正常値は以下の通り。

総コレステロール    142~248

LDLコレステロール   65~139

中性脂肪          40~149

 

いや~、仕事で携わっている私が言うのも何なのですが、短期間でここまで改善するってホント薬の効果って凄いですよね!!

私の場合、コレステロールが高値なのは肥満ではなく他の理由(それが体質によるものか、薬の副作用かは明確には分かりませんが、恐らく体質的なもの)なので、食事療法ではなく薬剤による治療は妥当な判断と主治医の先生も話していました。

 

取りあえずは、毎日飲まないといけない薬が増えて、薬の飲み忘れにだけは気を付けようと思います!

 

<備忘録:現在服用している薬>

①キイトルーダ(3週間毎点滴投与)

②インライタ6mg(血管新生阻害剤):1日2回3錠(3mg)ずつ(朝・晩)

③チラージン100μg(甲状腺ホルモン剤):1日1回2錠(朝)

④イーケプラ錠500mg(痙攣発作を抑える薬):1日2回1錠ずつ(朝・夕食後)

⑤クレストール2.5mg(血中コレステロールを抑える薬):1日1回1錠(晩)

⑥プルゼニド24mg(便秘薬):2日に1回2錠(夕食後)

 

※う~ん、こう書き出してみると、あらためて多くの薬を飲んでいることを改めて実感。

ちなみに、薬ケースは使わずに約2年間飲み忘れはありません。

但し、チラージンを1日2回(余計に)服用するという失態は1回あります・・・

 

*****

 

以上の結果から、今回も無事キイトルーダの投与を受けることが出来ました!

 

前回のブログ<その1>で書いた様に、下痢と眠気(たまに手足症候群)だけは日々付きまとう副作用ですが、

 

日常生活は問題なく送れているので「良し!」とします。

 

ブログをご覧の皆さん、梅雨でジメジメしているので体調崩さない様に気を付けて下さいね!

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治療中の方は良い効果が得られますように!

経過観察中の方は、良好な状態がずっと続きますように!

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