7月の読書③~『家族解散まで千キロメートル』浅倉秋成 | カズ&トモのリレーブログ

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『俺ではない炎上』がとても面白かったので、再び浅倉さんです。

 

 

『家族解散まで千キロメートル』

浅倉秋成

 

 

古くなった実家を取り壊してばらばらに転居し、〝解散〟することが決まった一家に降りかかった大災難。

 

〈家族の嘘〉が暴かれる時、本当の人生が始まる。

どんでん返し家族ミステリ
 

 

下差し主な登場人物(ほぼ家族)

少ないので把握しやすいですグッ

 

 

 

タイトル通り”家族”のお話です。

 

家族がばらばらになりかけた喜佐家。

あるトラブルを乗り越えるために急遽一致団結するのだが…

(えっ!?びっくり突拍子もないトラブルだぁー!)

 

一人一人が個性的で考え方も違う家族。

読み手はそれぞれの立場から喜佐家を見ることができます。

 

全く存在感がない父親

いえ、自ら存在を消して、息をひそめてひっそりと生きている。

(こんなことできるの?いや、これはお話だもん)

 

 

いずれ子どもは親元から巣立ち、離れて暮らすようになる。

それって自然なことでしょ。

ただ、何かあった時に集まってまとまれば良いと思うよ。

家族にはいろんな形があるものね。

 

この物語、問題なのは父親の存在と夫婦のかかわり方。

これから家庭を持つ主人公の周は?

さて?いかに…はてなマーク

 

 

緊迫感ありびっくりスリルありニヤリ笑いあり爆  笑

展開も速い。

 

夫婦とは?

そして、家族とは・・・?

考えさせられるお話です。