「クラウド アトラス」鑑賞 | カズ&トモのリレーブログ

カズ&トモのリレーブログ

ご訪問ありがとうございます!
 カズ♂&トモ♀が交互に日々雑感を書いていきます。

※営業・勧誘目的等、記事に関係ないコメントは削除させていただきますのでご了承ください※

MOVIX宇都宮にて 「クラウド アトラス」 鑑賞。




カズ&トモのリレーブログ


「マトリックス」のラナ&アンディ・ウォシャウスキー、「ラン・ローラ・ラン」のトム・ティクバの3人の監督がメガホンをとり、デビッド・ミッシェルの同名小説を映画化。

トム・ハンクス、ハル・ベリー、スーザン・サランドン、ジム・ブロードベントら、アカデミー賞受賞の演技派スターたちが、時代をまたいで存在する同じ魂を持つ複数の人物という難役に挑む。


19世紀から24世紀へと世紀を超えて、500年の間の6つの時代と場所を舞台に人間の神秘を描く壮大なスペクタクル・ドラマ。



注意 ネタバレあり。




カズの採点 85点(100点満点中)



19世紀から24世紀にまたがる500年の間の6つの物語が交錯していく、

アトランダムに行き来するように見えて、実は完璧に計算された順序で描かれていく本作。


1849年の南太平洋、奴隷貿易に関わる男と奴隷の男の航海物語。

1936年のスコットランド、「クラウドアトラス六重奏」誕生に関わる音楽家の物語。

1973年のサンフランシスコ、原子力発電所の陰謀に巻き込まれる女性記者の物語。

2012年のイングランド、老人ホームに強制入居させられた編集者の物語。

2144年のネオ・ソウル、のちに伝説となるクローン人間・ソンミの革命の物語。

2321年の文明崩壊後のハワイ、食人部族に怯える村の男と島を訪れる女性の物語。


時代も場所も違う500年。

ヒューマンドラマ・ラブストーリー・サスペンス・コメディ・SF・アクションとジャンルも全く異なる。

そして、輪廻転生というかそれぞれの時代の人物は生まれ変わりの様で、

6つの時代の人種も性別も違う人物を同じ俳優が演じている。


スケールの大きさでは今まで観た映画の中で一番でした。

とにかく壮大!!

6つの物語が入り混じり同時進行するので混乱しますが、

2時間52分があっという間でした。


そこに生きる人々は、姿が変わっても引かれ合い、

何度も何度も出会っては別れ、争いと過ちを繰り返す。


エンドクレジットで、各俳優がどんな役を演じたのか明かされるのですが、

こんな役もやっていたのか!?と驚きの連続でした。


これがアカデミー賞にノミネートしなかったのは不思議です。


この作品は1度観ただけでは理解できません。

下記のようなサイトで復習して2度3度観なければ分からないでしょうね。



ウィキペディア 『クラウド アトラス』


『クラウドアトラスの完全ネタバレストーリー』



監督のウォシャウスキー兄弟、

兄が性転換してウォシャウスキー姉弟に変わったというのも、この作品を撮った要因の1つでしょう。


人間は何度も生まれ変わってそれぞれの時代を生きていく。

自分の前世はどんな人間だったのだろうか?前世の前世は??

死んだあと次の時代ではどのように生まれ変わるのか?

この映画を観て、そんなことを考えました‥。




トモの採点 85点(100点満点中)



時空を超えてそれぞれの時代のストーリーが実に巧妙に描かれた作品でした。


最初は、それぞれ時代のストーリーを理解するまで、ちょっと混乱しました。

が、だんだん解ってくると、切り替えが見事。

同時進行している話がなんの違和感もなくすんなり入ってきました。


それぞれの時代を同じ役者さんが演じているので、生まれ変わりとか輪廻転生というか、そんな深い繋がりも感じる作品です。


でも、それぞれの時代で誰がどの役を演じていたのか・・・半分もわかっていなかったです。


これはもう一度観たい!

もう一度観たら、より深い理解ができると思うし、感じ方もまた違ってくると思います。