電動アシスタ車の良さが5年ぶりに分かった | 自転車、車イスのメンテ工房 彩くる

PASご愛用のお客様「電動車が重くて走らないのは、この案内の原因があるのですか?」

とのことで、いらっしゃいました。


聞けば、新車購入時から走りが重く、普通のママチャリの方が快適に乗れるとの事です。


とりあえず、バッテリーorドライブユニットが原因か究明することで2~3日自転車ごと預か

ることにいたしました。


まず、一つ一つ調査することに! ・・・絶対解決してやる!!!



1.YAMAHAからのダイレクトメール



ブリヂストンサイクルも同時に行っている

「リチウムイオンバッテリーのプログラム書き換えのご案内」のダイレクトメールです。


内容:一定の使用期間が経過すると、安全のためのタイムスタンプが働き『突然バッテリーが

    使用できなくなる』タイムスタンプを解除し使用を継続可能にする案内です。


※リチウムイオンバッテリーを長期に使用すると劣化し危険と想定していたが、その心配が無

 いことが確認されたためとのことです。



2.プログラム書き換え



書き換え装置にバッテリーをセット(充電と同じ)

(1)緑ランプが点灯したら「スタートボタン」押す

(2)緑⇔赤ランプが交互に点滅・・・プログラム書換中

(3)待つところ「5分」でランプが消灯・・・書換完了

(4)バッテリーを充電器にかける・・・満充電



3.バッテリー劣化状態を確認



バッテリー診断機にかけ「放電診断」・・・けっこう時間がかかった



4.診断結果が出ました・・・・バッテリーは正常



・5年間近く使用し、充電回数がなんと=46回・・・信じられません。

・バッテリーの容量は、使用開始時と同じ=91~100%


5.再度、バッテリーを満充電

  走行確認≒3km・・・快適(異常無し)


6.お客様にお越しいただき

  (1)試乗確認

    お客様に「駅のロータリーを一回りして来て下さい。」とお願い

    ⇒スタートし直に「すごい!」一言で試乗は終了


  (2)問診

    ・ペダルに足を乗せ、スィッチを入れて乗っていませんでしたか?

     ⇒「たしか、そうしていましたネ!」


    ・買ったお店で、使用方法の説明を受けましたか?

     ⇒「お店からは、説明が全くありませんでした。」


7.スィッチの入れる時の説明

    ・スイッチを入れる時は、ペダルに足を乗せない。

    (1)自転車にまたがる

    (2)両足を地面に着いたまま、スイッチを入れる

    (3)スィッチを見て、電源が入ったのを確認する

    (4)走行してください


8.結論

  お客様の電動車は、ペダルに足を乗せたままスィッチを入れると、コンピューター

  が感知し、アシスト力を抑えるタイプであるため、正常のアシスト力が出なかった

  ものです。

 


  「電動車はイイね!」 「娘が買ってくれたので5年間つらい思いを続けて乗ってい

  ました。」


  「5年ぶりに電動車の良さが分かりました!」


♡「ありがとう」の連発をいただきました。


※最近は、バッテリーを充電せず乗っていたとの事でした。→これで、お客様も私も納得です。


・・・・また、「彩くるファン」を増員したようです。(-^□^-)


 ■売りっぱなしの売った自転車屋が悪い!・・・ちゃんと説明しろヨ!売った後も見れヨ!

   ・・・て、感じかな



長ーい文書ですいません。