トレンド面白情報紹介ブログより
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【老化のメカニズム:テロメアの短縮】
細胞の中にある成分の一つ・染色体の先端にあるのが細胞の寿命をカウントダウンしている時計=テロメア。
テロメアは若い頃は長いが、加齢とともに細胞分裂を繰り返すたびにテロメアは徐々に短くなっていく。
テロメアがなくなると、細胞がそれ以上分裂できなくなる。これが老化メカニズム。
全身細胞の中にテロメアはあり、テロメアの減少がシワの増加、免疫力低下、体力の減退、脳の衰えなどを引き起こす。
【長寿遺伝子とは】
「長寿遺伝子は本来誰でも持っています。ただ、長生きできる人とできない人との違いは、長寿遺伝子のスイッチが入っている状態の人とそうでない人がいるからだとわかってきました。」
【長寿遺伝子の働き】
●活性酸素の消去
細胞を攻撃し老化の原因になる活性酸素から守る
●遺伝子の修復
ダメージを受けた遺伝子の傷を修復し細胞を正常化させる
●代謝のコントロール
細胞の老化のスピードを正常化させる
●テロメアの安定化
テロメアの短縮を緩やかにすることで細胞が長生きする
長野県の長寿で有名な村の人々(24人)のテロメア長を計ったところ、ほとんどの人が全国平均より高かった。
テロメア長は個人差が非常にあること。生活環境・習慣の違いよりテロメアの長さに違いが出てきていることがわかってきたそう。
長寿遺伝子のスイッチが入るとテロメアが安定する。
また、見た目が若く見えることが長寿に関係することも、デンマークの双子を使った研究でもわかってきた。
【生活習慣からわかるあなたのテロメアチェック】
①1日30分以上歩く日が週5日未満である
※通勤や買い物の時間を入れてOK
(筋肉の収縮による適度な刺激で長寿遺伝子が活性化される。ウォーキングで十分)
②魚を食べる日が週3日未満である
(魚の脂の成分である「不飽和脂肪酸(DHA)」が長寿遺伝子に効果的。特に青魚がよい)
③ささいなことでイライラしてしまいがち
(ストレスの多い生活を送っているとテロメアの短縮が早い)
④喫煙の習慣がある
※本数は関係ない
(テロメアを長くするテロメラーゼという酵素が発見されたのだが、喫煙はこの酵素活性をなくしてしまう。ただし、喫煙をやめるとこの活性が出てくる)
⑤男性である
(女性ホルモンのエストロゲンがテロメアを守っている)
⑥BMIが25以上である
※BMI:体重(kg)÷身長(m)÷身長(m)
(肥満は長寿遺伝子の大敵。ロンドンで1000人以上をチェックしたところ、肥満の人は8年分以上もテロメアが短くなっていることが判明。痩せることで改善)
上記のうち3つ以上あると要注意!
ライフスタイルを変えることで、長寿遺伝子のスイッチをオンにした状態を保つことが重要。
【長寿遺伝子をONにする方法とは?】
「腹7分目で抑えることです!」
「腹7分目といっても単純食事をカットすることではなく、ビタミンやミネラルは減らさずに炭水化物や脂質等のカロリーを減らすこと。」
このような食生活を3週間続けることで、長寿遺伝子のスイッチがONの状態になりテロメアの短縮を抑えられる。
寿命とカロリーの関係は世界中で研究が進められており、カロリーを制限したマウスや熱帯魚の寿命が約1.4倍になったそう!
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