ブログ~アンチエイジングの鬼よりコピペ
女性ホルモンの分泌指令は、脳下垂体がやっているのですが、実際女性ホルモンを分泌している場所は卵巣です。
ストレスなど、脳のほうの問題でホルモンバランスが悪くなることも多いですが、更年期で生じる女性ホルモンの分泌低下は、脳下垂体は指令をガンガン出してるんだけど、卵巣が老化しちゃって分泌出来ない、だから脳下垂体がもっと出せ出せと指令を送りすぎて、脳下垂体を支配している視床下部にまで影響が出て、自律神経がおかしくなっちゃうというメカニズム。
卵巣と子宮は体の中ではかなり老化が早い臓器の1つで、理由としては毎月排卵や生理という激しいターンオーバーを繰り返しているからだそうです。
★毎日だいたい決まった規則正しい時間に食事をすること
ペンシルバニア大学の研究チームで、ショウジョウバエを飼育して普通にエサを与えた群と、通常の時間とは異なる時間にエサを与えた群で1日の平均産卵数を比べた実験で、異なる時間にエサを与えられた群は、正常な群より産卵数が低下したそうです。
これにより、生き物の身体に備わっているサーカディアンリズムが生殖能力に影響を及ぼすのではないかと言われています。
★成長ホルモンは、卵巣の機能を向上させる
若返りホルモンと言われる成長ホルモンですが、卵胞の発育を促したり、卵巣からの女性ホルモンの分泌をよくしたりする働きもあるそうなんです。
脳下垂体からの「女性ホルモンを出せ!」という指令に対する、卵巣の反応も良くするのだとか。
成長ホルモンについては今度の私の本にもさんざん書きましたが、睡眠時に7割、そしてゆっくりとした筋力トレーニング時にも分泌されることが分かっています。
睡眠後の最初の3時間に多くの成長ホルモンが分泌されるので、この時間をいかに熟睡できるかが重要です。
寝る時間が遅いと分泌が悪くなるので、早めに寝ることが一番。
★メラトニンには卵巣の保護作用もある
よりよい睡眠に必要なメラトニンですが、卵巣を保護する作用もあるそうです。
メラトニンはセロトニンを原料に体内で作られるので、朝はしっかり太陽の光を浴びたり、腹式呼吸をしたり、ウォーキングをしたりして、しっかりセロトニンを分泌しましょう。
★マカを飲む
アンデス芋のマカについては、これまでも何度か書いていますし、以前から時々飲んでいますが、アミノ酸スコアが80で、成長ホルモンの原料のアルギニンが多いし、卵巣の機能を調整してくれるようです。
受胎能力を高める必須アミノ酸のリジンや亜鉛が多いということもポイントだと思います。
男性の精子の数や運動率を向上させる効果は有名ですが、ペルーでの動物実験ではマカを与えたマウスの方が明らかに多くの子供を産んだという実験結果が出ているようです。
★カロリー制限
サーチュインという長寿遺伝子をONにするとして、アンチエイジング界の話題を独占中のカロリー制限ですが、高齢の卵子の質を改善することが、アメリカのハーバード大学の医療関連施設であるマサチューセッツ総合病院の研究チームの動物実験で証明されました。
「生殖力の最も高い年齢にある若い雌マウスと生殖年齢後期の高齢の雌マウスを2つのグループに分けて、一方には、好きなだけエサを与え、もう一方には、総摂取カロリーを通常の70%に制限したエサを与えた。
その結果、好きなだけエサを与えた高齢雌マウスの排卵された卵子の数や受精率は年齢相応に低下したものの、カロリー制限された高齢の雌マウスでは、加齢のよる影響がみられず、若い雌マウのそれと同等であることが分かった。
この結果から、カロリー制限は雌の高齢マウスの加齢による染色体異常などの卵質の低下を防ぐことがわかった。」
しかしこれは何度も書いているように、適切な栄養バランスを保ったまま摂取カロリーだけを減らしているので、食べなきゃいいということではありません。
むしろダイエットは女性ホルモンの敵です。
それから人間の場合はカロリー制限は、80%くらいでいいのではないかと言われています。
これも、あくまでも満腹に対してですから、要するに腹八分目ということです。
★喫煙は卵巣の老化を早める
アンチエイジング全般に良くない喫煙ですが、女性ホルモンや卵巣にとっても最悪だということが分かっています。
女性ホルモンの中でもエストロゲンの分泌が減少する。
卵巣の中の卵胞の発育が悪くなる。
月経不順になりやすい。
不妊の率が非喫煙者に比べて約2倍高い。
閉経年齢が1.5~2.5年早くなる
★中医学や漢方で卵巣の働きを良くする、精をつけて若返り効果があるとされている食材
うなぎ、ホタテ、あさり、サザエ、山芋、オクラ、松の実、クコの実、クルミ、ナツメ、キクラゲ、黒豆
★性ホルモンの原料DHEAは運動でも増える
DHEAは副腎皮質で女性ホルモンと男性ホルモンの原料になります。
副腎皮質の判断で、それらの性ホルモンが足りない場合、分泌を増やす効能があるのです。
ただし、これは若い方には効果がなく、高齢でDHEA濃度が低い場合などに効果があるようです。
アメリカでは大流行のサプリメントですが、飲みすぎると男性ホルモンが増えて体毛が濃くなる、黄体ホルモンが増えすぎて逆に妊娠しづらくなる、飲む時間が夜間だと不眠になるなどの副作用もあるので注意も必要。
日本では医薬品としてしか扱われていません。
ところが、DHEAは運動でも、安全に増やせることが分かっています。
運動不足の40代女性で、40分の筋力トレーニングや、週3回のウォーキング2か月継続で20%~30%もDHEAが増加することが確認されているようです。
★マイナス水素イオンサプリを飲む
以前も1度書きましたが、2009年東京大学で行われた「第13回日本統合医療学会」で発表された女性アスリート11名がマイナス水素イオンサプリを毎日1カプセル飲んだ実験です。
4週間後に女性ホルモンのエストラジオールが平均して189%増加し、12週間後には256%増加したそうです。
エストロゲンには3種類あり、80%を占める善玉エストロゲンがエストラジオール。
その他はエストリオール、それから乳ガンなどの婦人科系ガンに関係が深いエストロンです。
水素サプリは、悪玉女性ホルモンと言われるエストロンは増やさず、エストラジオールだけを増やしたというのがいいですよね。
男性アスリートも同じように実験を行いましたが、男性は女性ホルモンが増えるということはないようです。
この効果は、水素が脳下垂体を活性化して、全身のホルモンが値が正常化したのではないかということですが、水素は分子量が小さくてどこにでも入っていけるから、卵巣機能も活性化しているんじゃないのかな。
●体を温める!
骨盤内の血流が悪いと、卵巣や子宮の老化を促進し、妊娠しにくいと言われています。
冬は特に毛糸のパンツや腹巻などで、骨盤周辺を冷やさないようにしましょう。
ただ、ガードルなど、リンパや血管を締め付ける下着は逆に血流を阻害することもありますのできつい下着はつけないようしたほうがいいです。
椅子に座りっぱなしというのも、骨盤内の血流を悪くします。
仕事中でも出来れば1時間に1度は立ち上がって歩きましょう。
また、骨盤の歪みは、そこから出ている骨盤内臓神経を圧迫して、内臓の機能低下を招いたり冷えを助長することもあります。
●体を温め、血流を良くする食べ物を食べる!
根菜類や、味噌汁、ねぎ、玉ねぎ、ニラ、シナモン、にんにく、黒ゴマ、生姜などが体を温める食べ物だと言われています。
◉金時生姜
特に金時生姜には、ジンゲロールやショウガオールなどが普通の生姜の6倍くらい含まれているので、毛細血管の血流をすさまじく良くする働きがあります。
風邪にも効くので、お茶にティースプーン1杯入れて、梅干し入れてどうぞ!
◉ピクノジェノール
もう1つがフランス海岸松樹皮エキス(ピクノジェノール)です。
ポリアントシアニジンという強力なポリフェノールが含まれているせいで、とにかく血管内のサビ取りに優れ、毛細血管の血流改善にものすごく効果があると言われています。
子宮内膜症の痛みも軽減するそうです。
◉ビデンスピローサ茶
血流改善と言えば、忘れてはならないのが宮古島のビデンスピローサ茶です。
こちらも、血液循環を良くしたり、抗炎症作用、抗アレルギー作用などが高いので、冷え性でアレルギーもあるという方におススメです。
◉タンポポコーヒー
血流を改善し、体を温める作用があるので、おっぱいの出を良くすることで有名なタンポポコーヒー。
私も授乳中お世話になりましたが、最近また時々豆乳入れて、オリゴ糖入れてよく飲んでいます。
タンポポの根を焙煎したもので、ノンカフェインだけど味はコーヒーもどきでおいしい、
脳下垂体を直接活性化してホルモン分泌を促す効果もあるそうで、母乳育児の方以外にも。
◉ルイボスティー
もう1つ、体を温めると言うのとはちょっと違うのですが、卵巣の若返り効果があり、卵子の質を高めると言うことで民間療法で有名なのが、ルイボスティーです。
とにかく、活性酸素を除去するSOD作用が高いお茶で、ノンカフェインでミネラルも多いです。