長崎の桜は45年ぶりくらいである。とはいっても以前長崎に住んでいた時は高校生までだったので桜に興味を持っていたはずもなく、長崎の桜を意識してみるのは今回が初めてのことだ。
吉祥寺に住んでいたころは歩ける範囲で井の頭公園、善福寺公園、玉川上水、千川上水など桜がきれいなところがたくさんあり、少し遠出をしても深大寺植物園、小金井公園、石神井公園、新宿御苑など写真を撮るには申し分ない環境であった。
長崎の環境はというと、街中に桜がない。全くないということではないが、市民や観光客が魅了される場所がない。観光スポットになっている眼鏡橋がある中島川沿いなど、ほとんど花が咲く木が植えられていない。どうしてなのかは理解に苦しむが長崎の人間が桜を嫌いなわけでもないようだ。
市内で有名な桜のスポットは山といっても標高2~300m程度なので丘というべきだろうか。とにかくその上にあった。長崎の人間はせっせと登山をして桜をめでているようだ。立山公園、風頭公園の桜が有名なようだ。それ以外には神社仏閣にもあるにはあるが、写真映えするのは諏訪神社くらいしかないように思える。
近所の若宮稲荷神社にて
風頭公園の桜
諏訪神社の桜
二十六聖人像にて
皓台寺にて
長崎での桜撮影に不満が残ったのでマイクロソフトBingを使用して自分で桜の名所を作ってみた。1枚目を作るのに試行錯誤を繰り返したので30分ほどかかってしまったが、2枚目以降は5分ほどの所要時間で作成できた。結果は御覧の通り。コントラスト強めなのが気になるが、構図など納得できるものだ。というよりはAIの実力に叩きのめされたという言葉が私の感想といった方がいいかもしれない。
最初に作ったもの。丸の内ビル群が無かったら皇居もこのように見えるかも?
2枚目。石段の意思の幅が均一なのが気になるがそれ以外は素晴らしい出来栄え
3枚目。おっさん趣味でJKを配置してみた。なおファッションはAIの趣味によるもの。
桜ばかりはなんなので菜の花で作ってみた。SLの煙に違和感が残るのと菜の花がセイタカアワダチソウに見えるのが残念。
AIの実力に唸らされたもの。こういった写真を撮りたい!!ちなみに長崎で撮ると以下の通り。
AIに負けた。言い訳をすれば、川沿いは遊歩道もなく民家が連なっているのでこのようなアングルでしか取れなかった。
まだまだ英語でしか指示ができないとか、細かい微調整が難しいなどの改善点はあるが、今後、もしかしたら年内にも商用での使用は写真にとって代わることがあり得そうなほど、技術の進歩に驚愕の思いを持ったのは確かだ。5年後の世界はどうなっているのだろうか?激変しているかもしれない。