ニューヨーク点描 番外編 ~NYCペンシルヴァニア駅に集う長距離高速バス大バザール!~ | ごんたのつれづれ旅日記

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このブログへようこそお出で下さいました。
バスや鉄道を主体にした紀行を『のりもの風土記』として地域別、年代別にまとめ始めています。
話の脱線も多いのですが、乗り物の脱線・脱輪ではないので御容赦いただきまして、御一緒に紙上旅行に出かけませんか。

ニューヨークのポートオーソリティ・バスターミナルの訪問(ブログ「ニューヨーク点描 第13章」)は、ちょっとばかり消化不良でしたけれども、実は、ニューヨークには、僕の趣味を大いに満たしてくれるもう1つの一大バスターミナルがあったのです。
それは、僕らが宿泊していたホテル・ペンシルヴァニア及びペンシルヴァニア駅です。

もちろん、地図やガイドブックを探しても、どこにもペンシルヴァニア駅付近にはバスターミナルなんてありません。
しかし、ホテルや駅を取り囲むように、周辺の街路には路上の長距離バス停留所が何カ所も設置されていたのです。

ポートオーソリティ・バスターミナルを出入りしない、ということは、Greyhoundのようなバス事業者が運行する高速路線バスではなく、日本で言えばツアーバスにあたる、旅行会社が募集する長距離乗合バスなのでしょうか?
日本の道路運送法に相当する法令がアメリカ合衆国ではどうなっているのかわかりませんから、その点はなんとも言えませんけど。
でも、1つのバス停に、幾つもの会社のバスが発着していたところもありましたから、そこは、ツアー会社が乗客を募集してバスを雇う形態だったのかもしれないと思ったのです。
路線の共同運行会社、という場合もあるのかもしれませんが。

僕らがニューヨークに滞在したのは平成24年11月末の金曜日から月曜日でした。
週末だったこともあって、どのバス停も、ポートオーソリティ・バスターミナルのGreyhoundバス乗り場の数倍も混雑して賑わっていました。

そして、次々と道端に横付けされては出発していく、様々なカラーリングの大型バス──。

見ているだけで楽しい光景でした!
広大なアメリカ大陸を走り回る様々な長距離高速バスの勇姿を、皆様にも御紹介させていただきます。

下の写真は「BOLT BUS」です。

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後に御紹介する他の事業者のスマートなバスと違って、この無骨で古風な車両は、ひと昔前のアメリカのバスを彷彿とさせて、僕の好みです。
黒ずくめのフロントの容貌は、まさに「鉄仮面!」という感じですね(←意味不明)。

「BOLT BUS」は、2008年に設立されたGreyhound LinesとPeter Pan・Bus Linesの共同出資のバス会社で、既存のGreyhoundの営業許可を利用し、同社とは別事業として運行されているようです。
ニューヨーク-ワシントンD.C.、ニューヨーク-ボストン、ニューヨーク-チェリーヒル-フィラデルフィアといった、ニューヨークとアメリカ北東部の都市を結ぶバス路線を運行しています。

ユニークなのは、席がどのくらい予約されるか、またどれくらいの人々がチケットを購入したかによって、最低で1ドルまで値下げする運賃を設定するというシステムです。
このビジネスモデルは、「MEGABUS」(あとで出てきます)などでも採用され、安く長距離を移動したい人にぴったりです。

アムトラックの「Acela Express」や航空機が、ニューヨーク-ワシントン間を所要1~3時間、運賃100~150ドルくらいで結んでいますけど、所要5時間でも1ドルで移動できれば、バスを利用する人も少なくないですよね。

ちなみに、Greyhound Linesはニューヨークとワシントンをノンストップで4時間20分、17ドルで結んでいます。

「BOLT BUS」乗り場は、僕らが停まっていたホテル・ペンシルヴァニアの隣りの34th St.にあり、ニューヨークに降り立った僕が初めて目にしたアメリカの長距離バスでもあります。
格安バス、というだけあって、いつも路上はバスを待つ人々の行列でごった返していました。
本数も多いようで、早朝から深夜までバス待ちの行列が途切れることはほとんどなく、ひっきりなしにバスが出入りしていました。

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下の写真の真っ白で純真無垢なバスは、「BOLT BUS」乗り場に続行便として横付けされていました。
いやあ、お客さんが多くってバスが足りなくって、しょうがないから、まだ購入したばかりの塗装前の車両まで持って来ちゃいました、てな感じだったりして……。

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下の写真は、7th Ave.から34th St.のマディソンスクェア・ガーデン方面へ右折する「Peter Pan Bus Lines」のバスです。
会社名は、童話のピーターパンから付けたのでしょうか?

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このバスは、ポートオーソリティ・バスターミナルのGreyhoundの乗り場でも目にしました。
マサチューセッツ州スプリングフィールドに本社を置くバス会社で、元々は「Yellow Cab Airlines」という航空会社だったようです。

ボストン(マサチューセッツ州)・ニューヨーク(ニューヨーク州)・プロビデンス(ロードアイランド州)・スプリングフィールド(マサチューセッツ州)・ハートフォード(コネチカット州)・フィラデルフィア(ペンシルベニア州)・ボルチモア(メリーランド州)・ワシントンD.C.の諸都市に路線網を持ち、ニューヨークからはワシントン・ボストン・ボルチモア・フィラデルフィア・ハートフォード・フィリー・ウィルミントンなどへの路線があるようです。
一時、Greyhoundと競争していたようですが、1998年からは運行スケジュール・営業・チケット販売において両者は提携関係を結んだようです。
だからバスターミナルのGreyhound乗り場に「Peter Pan」のバスが入線していたんですね。

GreyhoundやPeter Pan……アメリカのバス会社って、名称がいいですよねえ。

こちらも、HPを見ると、ニューヨークからボストン・ワシントン・フィラデルフィアなどへの1ドルからの格安チケットが宣伝されています。

ただし、このバスはペンシルヴァニア駅付近で客扱いをしている姿を見たことはなくて、いつも通過するばかりでしたので、乗降はポートオーソリティ・バスターミナルなのかもしれませんね。

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こちらは、「Adirondack Trailways」。
「Peter Pan」と同じく、ポートオーソリティ・バスターミナルのグレイハウンドの乗り場でも見かけた長距離バスですね。
このバスは、New YorkからAlbany・Binghamton・Buffalo・Kingston・Oneonta・Woodstockなどといったニューヨーク州の各都市や、オンタリオ州のTorontoを結ぶ中・長距離路線を運行しているのです。
Adirondackとは、ニューヨーク州北部の山岳地帯(アディロンダック山地)の名前なんだそうです。
このバスも、ペンシルバニア駅周辺で客扱いしているのを見ることはありませんでした。


「BOLT BUS」に次いでよく見かけたのが、下の「ACADEMY BUS」でした。

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ニュージャージー州北部のローカルバス事業者で、ニューヨーク・ポートオーソリティ・バスターミナルとEast Windsor・Plainesboro・Jamesburg・Point Pleasant Beach・Long Branch・Red Bank・Forked River・Willingboroを、またペンシルヴァニアや5番街、ウォール街からSayrevilleといった、ニュージャージー州各地へ向かう路線を運行しています。
New Jersey Transit Linesと契約しての運行もあるようです。
また、MEGABUSやCoach USAと、アトランティック・シティのカジノへの路線も運行しています。

さらにはチャーターバスなども走らせていますから、ペンシルヴァニア駅付近からは、上記以外の街へもツアーバスを走らせているのかもしれません。
写真のバスには「DC NY」と両都市の写真がデカデカと印刷されていましたから、ニューヨーク発ワシントン行きの高速バスと思われます。
また「BOLT BUS」乗り場からも「ACADEMY BUS」が出発していましたから、これもチャーター方式で、ワシントンなどへの都市間ツアーバスを運行しているものと思われます。
行き先表示板に「DC 2 NY」なんて書かれてて、洒落てます。
おそらく「DC to NY」の意味なんでしょうね。

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7th Ave.のペンシルヴァニア駅前から出発するのは、「EASTERN」です。
これも、様々なカラーリングの車両を、「Academy Bus」に負けないくらいによく見かけました。
駅の出口の真っ正面や、34th St.をはさんで北側、逆に33th St.を超えた南側など、複数の乗り場で客扱いをしていました。

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でも、これはどうやらバス会社ではないようです。

ネットで「Eastern Bus」と打ち込むと「EASTERN Travel」なるものが検索されます。
どうやら、日本で言うならば「キラキラ」号や「Willers Express」のように、様々な会社のバスをチャーターして路線を展開する旅行会社のようです。
これこそ、日本で言うならば、ツアー乗合バスのようです。

HPによれば、ニューヨークとワシントンD.C.・ボルチモア・ロックビル・リッチモンドを結ぶ4本の高速路線、そしてワシントンD.C.とリッチモンドを結ぶツアー路線があるようです。
たとえば、ニューヨーク-ワシントンD.C.間は朝9時から夜22時30分まで1日12本、所要5時間で結んでいます。
深夜便はニューヨーク22:30発、ワシントンD.C.3:00着。

アメリカ人は、深夜や未明の発着を気にしないんですね。

ニューヨーク-ボルチモア間は1日13往復、所要3時間半、ニューヨーク-ロックビル間は1往復、所要5時間、ニューヨーク-リッチモンド間は2往復、所要6時間半、となっています。

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下の写真は「Premier Bus Lines」です。

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HPを見ると、純粋な貸切バス事業者のようです。
本社はコネチカット州ベルリン。
「EASTERN」塗装のバスと同じく、7th Ave.の34th St.との交差点の北側から出発していましたから、おそらく「EASTERN」にチャーターされて運行されているのだと思われます。

「See the Differrence」なんて、よほど乗り心地に自信があるんでしょうか?

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下の写真は、「Premier Bus Lines」と同じ34th St.の北側乗り場から発車していた「Executive Charter」とのロゴが描かれたバス。

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プレミアの次はエグゼクティブっすか。

でも、このバスばかりは正体不明なんです。
「Executive Charter Bus」で検索すると、遙か合衆国南部のサウスカロライナ州チャールストンのバス会社が出てきます。
あとは、レンタル会社のバスばかり。
まあ、チャールストンのバス会社がニューヨークに来ていてもいいのですが、その会社のHPを見ても、車体に「Executive Charter」なんて書いてないのです。
もう1つ「Executive Coach」という貸切バス会社もヒットしますけど、こちらも塗装が全然違いますし。

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「EASTERN」のツアー乗合バスに共通の黄色いチョッキを着て改札をしている係員さんがいますから、貸切バスの乗車風景ではなく、高速ツアーバスの発車だと思うんです。

──と思ったら、バスの側面を写した写真の荷物収納庫の扉部分に「V.I.P BUSES」って書いてあるじゃあーりませんか!
「V.I.P.Executive Charter」で検索したら、出ました!
ケニアから東部~中央アフリカを結ぶ航空会社!……って、おい!

すみません、本当に謎なんです、「Executive Charter」──。

下の写真は、同じ場所で夜に乗車扱いしているバスです。

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ネオンがきらびやかですねえ。

マクドナルドもありますねえ。入ってみましたよ、もちろん。

乱れ髪をかき上げている女性、ちょっと美人と思いません?

………

はい、ごめんなさい。
この写真のバス、名前すらわかりません。
前後の写真にも、同じバスが写っていないのです。

「Premier」や「Executive」と同じ場所から発車している、おそらく「EASTERN」のチャーター路線バスと思うのですが、会社名がわかりません。

バスの前に立ってるお兄さん、どいてくれなきゃ、わからないじゃないか!──って、他人のせいにしちゃいけませんね

下の写真は「QT Transport」のバスです。
ヴァージニア州ロートンに本社を置き、ワシントンを中心に東海岸をエリアとしているようです。

それしかわからんのです。

HPを開くと、このバスにも描かれているワシントンの議事堂の写真とロゴとともに「New Site Coming Soon」と書かれているだけなので。

フロントガラスに「VAMOOSE」と書いてあります。
「VAMOOSE BUS」は、ニューヨークとワシントン都市圏のメリーランド州ベセスダ、バージニア州アーリントンやロートンを結ぶ乗合バスを主催しているツアー会社です。
「QT Transport」は「VAMOOSE BUS」にチャーターされて、それらの都市を結ぶツアーバスを運行しているようです。
「EASTERN」のライバル会社、と言ったところでしょうか。

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同じく派手な塗装で登場しましたのは「DC Trails」のバスです。

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この「DC Trails」も、実はバス会社ではありません。
ワシントンD.C.を観光するツアーを主催する旅行会社です(もしくは、ツアー名かも)。

HISなどによるニューヨーク・ホテルペンシルヴァニア発のワシントン現地ツアーがありますから、それに使われているのかとも思いましたが、このバスもフロントガラスに「VAMOOSE」と書かれており、ワシントン方面への路線バスを運行しているのだと思われます。

ツアー会社が別ツアーの塗装のバスをチャーターしているんですかねえ?
まるで「Willers Express」が「JALツアー」と書かれたバスを乗合バスとしてチャーターしているようなものです──って、ますますわからない例えで、すみません。

この写真は、ホテル・ペンシルヴァニアの南側の33th St.でポツンと羽を休めている「Skyliner Travel & Tour Bus」のバスです。

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「Skyliner」と言えば日本では成田空港へ行く特急列車を思い浮かべますが、ニューヨークでは、空港リムジンバス、というわけではないようです。
「Skyliner Travel & Tour Bus CO in Astoria, NY is a private company categorized under Tours-Operators and Promoters.」と、WEBでは説明されていますが、HPにはログインが必要と表示されて、どうしても入れません。
不思議な不思議なバス会社です。
「EASTERN」などのツアー会社に雇われて乗合バスを運行しているのか、それとも貸切で来たのかもしれませんね。

下の写真は、34th St.に停車中の「D&C Travel」のバスです。

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この会社は、ニューヨークにある貸切バス事業者です。
これまでに御紹介したバスは、広々と5~6車線で一方通行の7th Ave.で乗降していましたが、こちらは、決して広くない34th St.に3台で路駐し、渋滞を引き起こしていたところなど、日本の新宿周辺にたむろするツアー乗合バスを彷彿とさせました。
ただし、ツアー高速バスとして動員されたのか、貸切で来たのかは判然としません。
バスに乗り込む乗客たちは少しばかり互いによそよそしい感じで、団体旅行と言うよりはツアーのように見えたのですが……。

下の写真は、颯爽と7th Ave.から34th St.へ右折していく「GO BUSES」のバス。
BUSの複数形ってBUSESなんですね……って、そんなことはどうでも良くて、この「GO BUSES」はツアー名などではなく、れっきとしたバス会社の名前のようです。
ニューヨークを根城として、ニューヨーク周辺の各空港とホテルやカジノ、アミューズメント・パークなどを結ぶ路線や、アトランティック・シティ、ワシントンD.C、ボストン、ニュージャージー、コネチカット、そしてナイアガラの滝を結ぶ路線をチャーターで運行しているようです。

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ホテルの窓から撮影した写真しかなくて申し訳ないのですが、ペンシルヴァニア駅前に停車中の「Best Trails & Travel」のバスです。

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HPもきちんとありまして、ブルックリンに本社を置く貸切バス会社です。
プロ・バスケットボールチームのブルックリン・ネッツのオフィシャル・チャーター・バス・スポンサーでもあり、ネッツの公式試合会場へのシャトルバスとして知られているようです。
停車位置から推察するに、「EASTERN」のようなツアー乗合バスの運行と思われますが、もしかしたらネッツの試合へのシャトル、または貸切業務中かもしれません。

僕と妻が宿泊したホテル・ペンシルヴァニアの部屋からは、このようにペンシルヴァニア駅前の7th Ave.が見下ろせて、魅力的なバスが見えるたびに、

「一服してくるね」

と妻に言い置いて、カメラを手に降りていったものでした。
降りたらもぬけの殻だったということも少なからずありまして、「Best Trails & Travel」のバスは、行ってみたら出発した後でした。

最後に御紹介するのは「MEGABUS」です。

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目が覚めるような真っ青な塗装に、一礼する制服姿の男性のイラストが描かれた独特の車体。

旅行前に、ワシントン往復の手段の1つとして候補にも挙げていました。
所要5時間では、妻の体力がもたないだろうと、諦めましたけど。
日本人旅行者のブログで「ニューヨークからワシントンまで1ドルで行ける」と報告されており、Greyhoundに次いで知名度の高いバスのようです。

その運賃システムは「BOLT BUS」と同じで、予約客が多ければ安くなります。
HPを見れば、市場の競りのように、現時点での値段が表示されています。

会社の規模はかなり大きく、ニューヨークをはじめ、アトランタ、シカゴ、ダラス、トロント、ピッツバーグ、フィラデルフィア、ワシントンD.C、ロサンジェルスと、全米及びカナダの各都市に拠点(Hub)があります。

成り立ちはイギリスのバス会社だったようです。
2006年にシカゴに進出し、ミルウォーキー・インディアナポリス・シンシナティ・クリーブランド・セントルイス・コロンバス・ルイスビル・トレド・デトロイト・カンザスシティ・ミネアポリスなどへの路線を一気に展開しました。

その後各地に拠点を広げ、2008年にはニューヨークに進出、アルバーニー・アトランティックシティ・ボルチモア・ボストン・バッファロー・フィラデルフィア・トロント、そしてワシントンD.C.への路線を開業しています。

Greyhound Linesに匹敵するバス路線網じゃありませんか!

ニューヨークのターミナルは34th St.沿いの11th Ave.と12th Ave.の間にありますが、そこは出発場所で、到着は28th St.と7th Ave.の交差点の近くです。
ポートオーソリティ・バスターミナルを発着するバスもあるようです。

だから、僕がペンシルヴァニア駅付近で見たのは、おそらく到着便、ということになりますね。

ニューヨークで目にした路線バスでは唯一ダブルデッカーを使用していましたが、2階建てではないバスも見かけました。
いずれもM21系統・ニューヨーク発ボルティモア経由ワシントンD.C.ユニオン駅行きのバスです。

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さあ、いかがでしたか?

GreyhoundやMEGABUSのような路線バス、EASTERN、VAMOOSEのようなツアー形式、どんな運行形態でも、こうしてみると長距離高速バスの乗降風景って旅情があって、絵になりますよね!

その点は万国共通、日本と変わらないような気がします。

見ているだけだった僕としては、とにかく羨ましくてしょうがありませんでした。

ホント、乗ってみたかった!──

こうして写真で振り返りながらも、僕の目の前を過ぎ去っていった長距離バスの豪快なエンジン音が聞こえてくるようです。

バスの車窓からアメリカ大陸の雄大な景観を眺められたら、至福だろうなあ……と思うのです。

いつかはバスで北米大陸横断を、と夢を見たくなる、ニューヨーク発着の長距離高速バスとの出逢いでした。

最後に、僕のお気に入りの写真、ライトアップされた夜のエンパイア・ステートビルを背景にしたワシントン行き「BOLT BUS」を御覧下さい。

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