「懺悔の行」 | 神即〈いのち〉、〈いのち〉即感謝 

神即〈いのち〉、〈いのち〉即感謝 

神とは〈いのち〉であり、それへの感謝が信仰だ。あらゆる違いがあっても、それは闘争の理由とはならない。我々は等しく〈いのち〉を生きているからだ。その理解こそが、新しい文明の思想軸となる。

 懺悔や内省という言葉を知っていても、自分の罪を本当に感じ、懺悔の心を行動に示す人は少ない。昔の人は僧侶ではなくても「断ち物」をしたり、水行をしたりして、自分を戒めた。四国や熊野の遍路も本来は、「懺悔の行」だった。だから、敢えて厳しい道行きを選んだのだ。それらは積極的に功徳を積むというよりも、自分を懲らしめるようなマイナスの行だ。しかしマイナスの行の意義は、人の賞賛を受けやすいプラスの行よりも深い。現代社会における「懺悔の行」が何であるかは各自が考えればいいことだが、それなくしては大成はないだろう。もちろん、この文章は自戒の思いで書いている。蛇足ながら、私の熊野遍路は以下の日程で放映されます。(笑)

NHK BS4K 7月10日(水) 夜7時30分〜7時59分 
NHK BS 7月16日(火) 夕方5時30分〜5時59分

957回 直近の予定はHPのイベント欄を御覧ください。「弘法護摩」は随時受付中。町田宗鳳 | ありがとう禅 (arigatozen.com) 動画サイト:https://www.youtube.com/@machidasoho9820