「待望の和解」 | 神即〈いのち〉、〈いのち〉即感謝 

神即〈いのち〉、〈いのち〉即感謝 

神とは〈いのち〉であり、それへの感謝が信仰だ。あらゆる違いがあっても、それは闘争の理由とはならない。我々は等しく〈いのち〉を生きているからだ。その理解こそが、新しい文明の思想軸となる。

 以前、二十年近く疎遠になっていた妹さんとの和解を護摩祈願された女性が晴れて願いが叶ったと御礼詣りに来られた。律儀なものである。しかし、妹さんのガンがずいぶん進行し、まもなくホスピスに移ることになっていたので、老いた両親にその事実を伝えるべきか悩んでおられた。すると、「心を無垢にして、家族団らんを楽しみなさい」というお示しがあった。つまり、両親にもすべてを打ち明け、問題の多かった家族関係について、お詫びと感謝の気持ちを素直に伝えなさいということだ。肉体の寿命がいつ尽きたとしても、残された時間に家族団らんを実現出来れば、妹さんは十分に人生を全うしたことになる。今日もまた、護摩堂シアターで美しい人間ドラマを見せてもらった。護摩936回 直近の予定はHPのイベント欄を御覧ください。「弘法護摩」は随時受付中。町田宗鳳 | ありがとう禅 (arigatozen.com)