意識的に休む時間を作らないと、少しもじっとしていられない日々でしたので、気分をリセットしたくて、ひとりで映画を観に行って来ました。
お散歩がてら、グランベリーモールの109シネマズに出かけたのですが、娘の同級生のママさんがチケット売り場の窓口でお仕事をされていて、バッタリと顔を合わせてしまいました。
気恥ずかしくて思わず「釣りバカ日誌1枚!{%万歳webry%}」とか言っちゃいそうになりましたが...(そんなのやってないし{%汗webry%})
「源氏物語を1枚」
日本の「侘び寂び」以前の、煌びやかな時代。光源氏をめぐる十二単をまとった色めく女性たちの姿にも興味があって...{%ハート1webry%}
映像の美しさは、期待を裏切りませんでした{%キラキラwebry%}
元服の儀式で、光源氏が舞を舞うシーンなど、本当に美しかったです。
義理の母・藤壺、正妻・葵の上、六条御息所、夕顔と、登場人物から、昔古典で読んだ源氏物語をおぼろげに思い出しつつ、でも、当時読んだ印象とは全く異なる思いで、スクリーンを観ていました。
男の人を「美しい」と思うとは、思ってもみなかったのですが、生田斗真さん演じる光源氏は、藤壺に対する満たされない想いから、次々に女性と関係をもっていくのですが、その女性たちが、かすんで見えてしまうほど美しく、純粋で切なげで、清らかにさえ映ります。
そして、田中麗奈さん演じる六条御息所。
光源氏に思いを寄せつつも、「あさましい」と何度も自分に言い聞かせているのですが、光源氏を思う余り、生霊になってしまいます。見ていて苦し過ぎる{%ごめんねwebry%}
この映画の中では、藤原道長に思いを寄せる紫式部が、六条御息所に自身の思いを重ね合わせて執筆していくのですが、みなさんなら、どの女性に想いを重ねますか...?
最後は出家してしまうけど、桐壺帝の寵愛を受けながらも、苦しみと葛藤の果てに、結局光源氏の想いを受け入れてしまう{%チョウチョwebry%}想いを重ねるとしたら...私はやはり藤壺でしょうか{%うれしいwebry%}
現実は、仕事や子育て、家事に追われて、息をつく間もなく、時が過ぎていくのでしょうけど...映画って、浮世離れしているからこそ、いいんですね。
音楽家は、「音楽」という終わりなき旅路を、満たされぬ想いを抱えながら歩んでいく、ある意味「光源氏」なのかもしれません{%キラキラwebry%}
言葉に出来ない想いが伝わってくるような、日本独特の奥ゆかしさも好きです{%ハート1webry%}
お正月には、こんな雅な映画もいいものですね{%ブロっくま考えるdeka%}
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