芽 | 風の子ぷてぃぱ ~風の子ジャックリトミック教室 講師の日記~

風の子ぷてぃぱ ~風の子ジャックリトミック教室 講師の日記~

毎日、子どもたちの成長におどろいたり笑ったり いろいろな発見があります!
このブログは「風の子ジャックリトミック教室」講師cheese&rieの日記です

昨日は、成瀬クラスの親子リトミックでした。
会場の都合で、ここ数回毎週のように活動があるのですが、レッスンが連続しているとプログラムの浸透効果も高いように思えます。
特に2歳児クラスは、「本当に2歳児?」と思ってしまうほど反応が良く、3歳児で行うような内容にも踏み込んでレッスンしています。
小さな子供が、笑顔いっぱいでイキイキと音と戯れている様子を見ていると、幼児リトミッククラスは、まるで才能の宝庫のようです。

こんなふうに、生活の一部のように音楽の諸要素を体感し、耳を鍛えて育ったお子さんたちが、将来楽器を手にした時、テクニックばかりに偏った無機質な演奏をするとは、到底考えられません。
リトミックレッスンを行い、自らも学びながら、ダルクローズという人は、音楽に必要な要素を抽出し系統立てて、それを人間の生理に見合った形で習得させた「真の音楽教育家」なのだと確信する日々です。
音楽的感覚と音楽の持つ心地よさ(美しさ)がわかる感性があれば、それらがコツコツとしたテクニックの習得や知識と結びついた時、耳を伴った美しい響き、音色、いきいきとした拍子感やリズム、流れのある表現豊かな演奏となることでしょう。

テクニックなしに音楽を奏でることは出来ませんが、「音楽的感覚」や「聴くこと」「音」に対するイメージを持つことを幼少期に経験しているのといないのとでは、上達の仕方も、芸術として極めていく段階になっても、ハッキリと差がつくはずです。身体で覚えた感覚ですから、忘れることもありません。

どうか、いつまでも音楽を続け、その芽を大切に育んでいって欲しいと思います。

cheese