「便利でスピーディな現代社会の弊害ともいえる、社会性、コミュニケーション能力の欠如を、リトミックによって補っていきたい」と、私が以前お世話になった先生がおっしゃっていました。
リトミックの創案者ダルクローズは、著書の中で「教育者たる者は、彼らが自分たち自身の人生を生きると同時に、それを他の人々の人生と調和させる手段を身につけるよう、力を尽くせねばならない(略)何よりまず、子供たちが自分の人格性に目覚め、自分のもって生まれた気質を伸ばし、一人ひとりの命のリズムをあらゆる障害から解放することが肝要である」と述べています。
一方的なレッスンでは、引き出したり、目覚めさせたりすることは難しく、ただ教え込むだけのレッスンになってしまいます。
とても難しいことではありますが、私も、講師主導による一方的なレッスンではなく、生徒さんと講師がキャッチボール出来るようなレッスンを目指したいと考えています。
それには、もっと生徒さんおひとりおひとりの個性を理解し、安心して心を開いてもらえるような講師でなければと思います。
特に幼少期においては、生徒さんばかりでなく、お母様方に対しても、信頼関係を築いていきたいと願っています{%ピンクハートhdeco%}
子供たちは「お母さんが笑顔で話している人」=「安心な人」と認識しますので、お母様方の信頼を得られなければ、お子様の信頼も得られないのと同じことになってしまいます。
同じように、お母様がつまならそう{%知ーらないwebry%}にしていると「つまらないもの」という認識になってしまいます。
特に親子リトミックでは、親子のスキンシップを通して、お母様がお子様に伝えていきますので、お母様方にも、プログラムの目的を知っていただき、レッスンを楽しんでいただけたらと考えています{%音符webry%}
1~3歳児にとっては「新しい世界」の緊張をほぐし、安心して取り組めるようにしてあげる必要があります。
お母様がお子様の安全基地となって、まずはご自身の心と体を解放し、楽しむ姿を見せてあげてください{%キラキラwebry%}
リトミックでは、引き出し、意識化させ、音楽と結びつけるレッスンを行います。
指1本で教育が出来れば苦労はありませんが、私たちはメカではありません。
風の子ジャックでは、「笑顔」や「対話」が生まれてくるようなレッスンが目指したいと思います。
「笑顔」や「対話」はレッスンばかりでなく、人が社会で生きていくうえで、必要なものではないでしょうか{%クローバーwebry%}
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