真の天才 | 風の子ぷてぃぱ ~風の子ジャックリトミック教室 講師の日記~

風の子ぷてぃぱ ~風の子ジャックリトミック教室 講師の日記~

毎日、子どもたちの成長におどろいたり笑ったり いろいろな発見があります!
このブログは「風の子ジャックリトミック教室」講師cheese&rieの日記です

私は寒いのが苦手なのですが、この季節に楽しみにしているものがあります。

それは、フィギアスケートです。
昨日の浅田真央ちゃんの「白鳥の湖」、人間の技とは思えず、まるで氷上の妖精を見ているようで、心奪われました。

鈴木明子さんも、昨日は「残念」とおっしゃっていましたが、ショートプログラムでは、成熟した素晴らしい演技を見せてくれました。毎年毎年、弛まなく成長し続ける強さとしなやかさは、いつも勇気を与えてくれます。

この日のために、1年間厳しい練習をし、調整してきた選手たちが、世界の大舞台で、たった1回、数分の本番を競い合うと考えると、観ている側も「楽しむ」というより「どうか最良の演技が出来ますようにという祈るような気持ちですね。

自分の演技の前で、選手たちが転倒し失敗しても、それに動じることなく、安定した演技を見せ、見事金メダルを獲得した真央ちゃんですが、「金」とわかった瞬間にも、冷静で、浮き足立つ様子が見られませんでした。それは、自分自身との戦いに打ち勝った僅かな安堵感と、もっと大きな、もっと遠くの、最高の演技を追い求め続ける「真の天才の姿」なのでしょうか...

両選手とも、なんて強くて、美しいのだろう。
氷という繊細で微妙な舞台で、数分の時間の中に表現される「美」、苦しみの果てに生まれる演技に込められた「パワー」に、共感し、力づけられました。

cheese