「ハチ公 ようやく北の大地にも春が到来したぜよ。
先月半ばから、好天が連日続き、急速に雪解けが進んだからなぁ~。大家も、暇つぶしに冬囲いの片づけやら、文字が見えづらくなった花の名札を新規にこしらえていたりしていたぜよ(笑)。雪の重みで破壊されていた「雀のお宿」二軒も改築し、シジュウガラの食事の「向日葵の種タワー」も新規にこしらえたりと、けっこう大変だったらしいが楽しみながら、春を迎える準備をしていた大家だぜよ(笑)。」
「さいでやんしたねぇ、昨日大家さん、ホーマックへ行って「小鳥の餌」をまた、買い求めてきたようでやんすよ。お宿を改築したときに、山盛りに食事を用意しているんでやんすが、未だにまだ今年は来ていませんでやんすねぇ~。
そう云えば、今年の春は雀が異様に飛んでいませんでやんすねぇ~。また、数年前のように、雀の病気が流行しているんじゃねぇでやんしょうねぇ~。」
「ハチ公に云われて、気がついたが確かに今頃にゃ、雀の鳴き声が賑やかになっている頃なのに、今年はちっとも耳にしねぇなぁ~。
先月に大家が、雪の重みで壊れちまった二軒のお宿を直したときに、山盛りのご馳走を置いてきているんだが、それもちっとも減っていねぇぜよ。せっかく、昨日大家が食事を買い求めてきているってぇのに、早く顔を見せてほしいもんだぜ。」
「さいでやんすねぇ、小太郎もモモの二人も首を長くして待っているようでやんすよ(笑)。そうそう、保育園の「うさちゃん時計」が去年の秋に、時間が止まったままになっているようでやんすねぇ~。
せっかく、新しい立派な保育園が出来たんでやんすから、うさちゃん時計も早く治してあげたら良いのにねぇ~。誰もそんな気持ちがねぇんでしょうかねぇ~。」