小太郎

「ハチ公　今朝はけっこう青空だったが、午後から次第に曇り空になってきたぜよ。少し蒸し暑くて、まだまだ北の大地は夏が続いているってぇ感じだぜ(笑)。夕方からは、雨マークの天気予報になっているが、どうやら当たりそうな気配がすらぁな(笑)。」

「さっき、大家さんが庭へ出たとき、小太郎が大家さんの寝室兼書斎の網窓のところへチョコンと座って、庭を見ていたでやんすよ(笑)。

大家さんが、網戸をズラシてやると、逃げ出す気配がなかったんで、カメラでパチリしていやしたでやんすよ(笑)。」

「やはり、外の空気のにおいは、違うようでアチコチと嗅いでいたぜよ(笑)。

小太郎は、慎重派なのか臆病なのか、外には網戸を外しても飛び出すことはねぇようだが、こないだの野良公が庭をまたぎっていったときにゃ、網戸を破って外へ飛び出したぜよ。」

「さいでやんしたねぇ、モモも一緒になって飛び出していやしたが、小太郎の方は、敗れた網戸を大家さんが直しているときに、ヒョコッとそこへ飛び込んで戻ってきやしたが、モモは庭の方へいっちまって、つかまえるのにけっこうかかったようでやんしたねぇ～(笑)。」

「　　　早いもの　３年１０か月の　小太郎や　　　」


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