たとえば、

+1時間の時差があるところに行ったとする


正午に出発して

1時間で到着したら

その地は午後2時


1時間分の時間は

どこに消えてしまったのだろう



出発した場所に戻れば

貸借は相殺されるが


もし

その地で万が一のことがあれば


自分の人生の1時間は

永遠に誰かに貸したまま



同じ時刻に生まれ

同じ瞬間に死んだ二人は


その地にいた人のほうが

1時間だけ長生きしたことになるのだろうか


でも

その1時間には

なんら主体性も意識もないし



もしかしたら

時間とは作為的なものなのかもしれない

今年の夏は震災の影響で

各地の花火大会が

自粛という名の中止となっています



夏の夜は

昼の太陽が明るい分

他の季節よりも黒が深い気がします


その黒を背景に打ちあがる

様々な色の花火たち


見上げる人々は

一様に笑顔です



そこには

非日常の空間と

不確かなあやうさがあります


夏を感じ

そしてまた

夏の終わりを予感します



自粛するのは残念です




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今年も寝苦しい夜がやってきました

そして今年も熱帯夜とともにヤツらがやってきます


その名は

妖怪 ねびところがし



夜、ベッドに入り眠りにつき

朝、または夜中や明け方に目覚めた時

頭と足が逆さまになっていることはありませんか


それはヤツらのしわざです



ヤツらはぐっすりと寝ている人たちを

コロコロと転がします


一晩での最高記録は58回転だそうです

30回転できれば一人前

45回転を超えれば一流の証


ヤツらは夜な夜な精進を重ね

我々を転がし続けます



目覚めた時、眠りについた時と同じ姿勢であっても

安心してはいけません


気づいていないだけで

実は59回転の大記録が達成されているかもしれません