紙の匂い -12ページ目
何もない1日
朝の二度寝は
至福の時
豆を挽いてコーヒーを淹れ
遅い朝食を食べる
市内の体育館に行き
2時間ほど体を動かす
喫茶店で本を読み
書店で新刊を漁る
今晩の食材と来週分の必要なものを買い物し
車で部屋に戻る
録りだめしていたビデオを観て
夕食の支度
食後の一服を吸いながら
見るともなしにテレビを眺める
夜中に小腹が減り
マンガ持参で近所のファミレスへ
シャワーを浴びて
ネットをフラフラ
ベッドに入って
何もない1日が終わる
- 主題歌 (講談社文庫)/柴崎 友香
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作家って、1作当てるとやりたい放題なんだろうか
これ程、訴えるものがない
薄っぺらな話を世に出そうとする厚顔と
名前による儲けと
読者と正反対を向いている出版社の無恥
そんなもののために
どれ程の熱帯雨林が消滅したことだろう
- 夜の桃 (新潮文庫)/石田 衣良
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会社とは
「同じ目的で物事を行う集団。結社」(大辞林)
であるらしい
「行うこと」とは「仕事」と
言い換えてもいいだろう
自分は20年以上にわたり
会社で仕事を続けている
自分にとって仕事とはなんだろう
日常の3分の1を過ごす会社とはなんだろう
あえていうと
人生の3分の2を充実したものにするための
手段である
精一杯の努力はするけれども
仕事に生きがいは見出さない
もし幸運なことに
万が一、自分の名前が
世の中に残ることがあったとしても
それは
3分の2の中で成し得た
何かでありたい
- カイシャデイズ (文春文庫)/山本 幸久
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