ネコはワガママに見える。
ネコは好奇心で動いてる。
そこが私と似てるところ。
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岩手に行く前に、
マンサンダルのパラコード(ひも)を付け替えました。
切れたわけでは無いのですが、
きれいな色にしたいのと、
捩れを直すためでした。
玉虫色が好きなのです。
歩き続けていると、
足が変わってきたのですが、
最近、暑さに負けて、
(負ける前に避けて)
歩かないから体がへたらないか心配です。
新幹線の中でこの本を読みました。
種をあやす、という題名に惹かれました。
それと、
在来種の種継ぎについて、
最近思うことがあったからです。
ビルゲイツは北欧に、
大きなシードバンクを持っているそうです。
種の冷凍保存ですね。
この本を読んで、
自然の戦略というか、
種の伝播のための、
(植物に限らず生き物全てが)
多様性を持って、
環境の変化にどれかが対応して、
生き続ける道を選んでいるのだと、
その本能は、
人の世の経済や科学を超えている、
そう思いました。
私はその自然の僅かな隙間に、
運良く生きさせてもらっているのです。
植物は必死で命を繋いでいます。
日照りで枯れそうなうちの畑のものたちも、
生き残る種は、
何らかの変容をしているのでしょう。
シードバンクの種は、
採られた時の記憶や戦略を持っているけれど、
それが10年先の環境に対応できるか、
それは分かりません。
どの遺伝子がonになるか、
植物と環境の成り行きで決まるのでしょう。
著者がいうのに、
大事にし過ぎず、
時々自然に返すと種が逞しくなる。
そのためには毎年蒔いて、
種取りを続ける中で、
種が適応する能力を持ってゆくそうです。
大事なことは時短ではできない。
失敗も無駄も含めて続ける以外ないのです。
干し野菜を作るのも、
その時のお日様に当てて、
ちょうど良い加減で取り込んで、
料理して食べる。
人の暮らしとはそういうもの。
待ったり、
我慢してり、
折り合ったり、
でも希望ははっきりさせて、
今できることをする。
種も人も同じですね。
これは試しに漬けた三升漬けです。
あおナンバンの麹漬けです。
出来上がりは一ヶ月先らしい。
(海の精のカレンダーにあったのです)
作り上げるのは時間の作用、
私は見ているだけです。
今日も暑かったので、
いただいた浴衣を解きました。
この浴衣はとても丁寧な手縫でした。
半日かけても終わりません。
でも、
丁寧に縫われた着物を解くのは、
ゆっくりやりたいし、
終わらないでと思う程、
飽きずにやっていたいのです。
こんなに丁寧に縫われているということは、
多分生地が良いものだと思います。
私と縁を結んでくれてありがとう。
時短より大事なこと、
ゆっくり丁寧を楽しめること。
私が器用でないからかもしれない、
高齢者だからかもしれません。