ネコはワガママに見える。
ネコは好奇心で動いてる。
そこが私と似てるところ。
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杏の花が咲き始めました。
雨の後の畑の菜花も鮮やかです。
ウエルビーイングってあんまり心に響きませんでした。
でも、ページをめくっていたら、
ケーズデンキの経営のことが出てきて、
読み進めました。
特に第二章、
日本文化から見つけたウエルビーイングの章です。
昔ばなしや落語を通して、
ゼロから上を目指す西洋と、
又ゼロに戻る日本の文化の大きな違い。
おじいさん、おばあさんの名前が分からなくても、
ちゃんと分かる。
熊さん八つあんがいつも出てくる。
それで通じる世界です。
一番心に止まったのは、
幸(しあわせ)という日本語は、
仕合う(しあう)からきているという文です。
幸という字は中国では「しん」か「こう」とい音になるでしょう。
その字に「しあわせ」と訓じたのは誰なんでしょう?
逆にしあわせに中国字の幸を当てたのかな?
最近これは日本語だと思う単語に敏感になってます。
波(なみ)も、
木(き)も、
空(そら)も、
中国音ではないですね。
文字も、
人間関係も、
(為合う)
日本の元々の文化です。
落語で、
しようもないことばっかする与太郎を、
叱ったり、
教えたり、
呆れたりしながらも、
人間関係からはじき出さない世界は、
ウエルビーイングといえるでしょう。
日本文化は生きてゆく上で、
仕合わせ(幸)の大きな土台ではないか、
遠くを見なくても、
大事なことはみんな近くにありました。
泉光院の旅にも出てきた、
人々の、差し伸べる手と同じものが、
見えたと思いました。
日本ではしあわせは個別ではなく、
関係の中にあるって嬉しくなりました。
午後から黒い雲がムクムク。
花に群雲、月に風。
いろんな場面があっての人生だなぁ。
夜は雨になりました。
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