日本の文化からのウエルビーイング | ネコに学ぶ・・うちにはいないけど

ネコに学ぶ・・うちにはいないけど

昭和23年生まれ。
太極拳を稽古したり、韓氏意拳を学んだりしています。
ヒモトレを知り、マンサンダルまで来て、
面白いことを探す毎日の忘備録

ネコはワガママに見える。

ネコは好奇心で動いてる。

そこが私と似てるところ。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

杏の花が咲き始めました。

雨の後の畑の菜花も鮮やかです。

 

ウエルビーイングってあんまり心に響きませんでした。

でも、ページをめくっていたら、

ケーズデンキの経営のことが出てきて、

読み進めました。

 

特に第二章、

日本文化から見つけたウエルビーイングの章です。

昔ばなしや落語を通して、

ゼロから上を目指す西洋と、

又ゼロに戻る日本の文化の大きな違い。

おじいさん、おばあさんの名前が分からなくても、

ちゃんと分かる。

熊さん八つあんがいつも出てくる。

それで通じる世界です。

 

一番心に止まったのは、

幸(しあわせ)という日本語は、

仕合う(しあう)からきているという文です。

幸という字は中国では「しん」か「こう」とい音になるでしょう。

その字に「しあわせ」と訓じたのは誰なんでしょう?

逆にしあわせに中国字の幸を当てたのかな?

 

最近これは日本語だと思う単語に敏感になってます。

波(なみ)も、

木(き)も、

空(そら)も、

中国音ではないですね。

 

文字も、

人間関係も、

(為合う)

日本の元々の文化です。

 

落語で、

しようもないことばっかする与太郎を、

叱ったり、

教えたり、

呆れたりしながらも、

人間関係からはじき出さない世界は、

ウエルビーイングといえるでしょう。

 

日本文化は生きてゆく上で、

仕合わせ(幸)の大きな土台ではないか、

遠くを見なくても、

大事なことはみんな近くにありました。

 

泉光院の旅にも出てきた、

人々の、差し伸べる手と同じものが、

見えたと思いました。

日本ではしあわせは個別ではなく、

関係の中にあるって嬉しくなりました。

 

午後から黒い雲がムクムク。

花に群雲、月に風。

いろんな場面があっての人生だなぁ。

夜は雨になりました。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

料理についてのブログはこちらから。

ケハレの日の料理メモ