『百年の孤独』2巡目を読了,

初読みは、とにかくストーリーが気になって先へ先へと読み進み、ディテールはスルー気味。2巡目はマイペースでゆっくりと理解を深めながら。最近いただいたプレミアム焼酎『百年の孤独』も味わいながら…

凄い本だ。ガルシア・マルケス「族長の秋」など他の本も読んでみたいケド 毒されそうな怖さも有る…💧

 

※ネタバレ🙏

訳者あとがき(鼓直)

「百年後に「愛によって初めて生を授かった者」が出現した時にはすでに絶える運命にあるこの一族の孤独は…」

解説(筒井康隆)

「つまりこの5代続いた一族の歴史が、最初の方で登場して以降しばしば幽霊となって現れていた人物の百年前の予言ですでに運命づけられていたことが読者にわかるのだ。タイトル通りなのである。

本文のラスト

「しかし、最後の行に達するまでもなく、もはやこの部屋から出るときのないことを彼は知っていた、なぜならば、アウレリャノ・バビロニアが羊皮紙の解読を終えたまさにその瞬間に、この鏡の(すなわち蜃気楼の)町は風によってなぎ倒され、人間の記憶から消えることは明らかだったからだ、また、百年の孤独を運命づけられた家系は二度と地上に出現する機会を持ちえないため、羊皮紙に記されている事柄のいっさいは、過去と未来を問わず、反復の可能性のないことが予想されたからである。

 

うーん凄い本だ…


南米コロンビア🇨🇴の作家ガルシア・マルケスが1967年(昭和42)にスペイン語で書き、世界46言語に翻訳され5000万部を売り上げている世界的ベストセラーで、1982年(昭和57)にガルシア・マルケスはノーベル文学賞を受賞している。

Netflixで映像化が進められている。