三連休の前半に下伊那郡を訪ねました。
下伊那郡は全国最多の13町村で構成されていますが過半数で過疎化が進んでいます。
今回の旅で訪ねたのは大鹿村、根羽村、売木村、平谷村の四村です。
まずは大鹿村です。
大鹿村は下伊那郡北部に位置し、人口は928人(2023年10月1日現在)です。
国の重要無形民俗文化財に指定されている「大鹿歌舞伎」で知られており、大鹿歌舞伎をモチーフに制作された映画「大鹿村騒動記」(2011年)は俳優原田芳雄さんの遺作となりました。
今回撮影したのは鳥倉林道。
絶景スポットとして知られる「夕立神パノラマ公園」からの眺望は見事で、カラマツの黄葉が輝いていました。
遠景の小日影山、赤石岳の山並みも下伊那っぽい造形(分かる人には分かる)で、眺めていると心が穏やかになります。(普段も穏やかですよ。)
鳥倉林道では2009年に落石事故で死亡者が出ています。
現場は夕立神パノラマ公園から200mほど下った場所ですが、走行中の車に重さ230㎏の巨石が直撃した事故でした。
石は車の進行方向に向かって右側の崖から落ちてきたのですが、左ハンドルの輸入車だったので助手席を直撃しました。
運転していた男性は軽症でしたが、助手席の女性はほぼ即死でした。
現場の通過が数分、いや数十秒ずれていたら死亡事故は避けられたと思われます。
不運と言えばそれまでですが、助かった男性は悔やんでも悔やみきれない思いでしょう。
山道を通ると「落石注意」の看板を見かけます。
すでに道路に落ちている石なら避けようもありますが、リアルタイムで落ちてくる石にはどう対処すればよいのでしょう。
大鹿村ではリニア新幹線の工事が行われており、道路に新しいトンネルが複数開通して中央道松川IC方面からのアクセスが格段に良くなりました。
撮影に訪れるカメラマンは少ないので、有名撮影地に飽きた方にはお勧めです。
次回に続きます。
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