雨の飯田で桜巡り(その3) | 信州風景歳時記

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前回の続きです。

 

「毛賀くよとの桜」は突き出した枝が特徴的です。

「くよと」とは供養塔が訛った呼び名です。

室町時代末期にこの地で大規模な戦が起こり、多数の戦死者が出ました。

死者の霊を弔うために供養塔が建てられ、桜も植えられました。

 

続いては「旧小笠原書院の桜」です。

旧小笠原書院は国の重要文化財に指定されている貴重な建築物です。

江戸時代初期にこの地を与えられた旗本の小笠原長巨が屋敷を建てました。

小笠原屋敷は明治初期に取り壊されましたが、書院が残りました。

飯田で過ごした小学生時代、遠足でここへ来ました。

かわいいあの子とお弁当💛頑張れあの頃の俺!…何言ってんだろう。

 

さあ、次行ってみよう。

「耕雲寺の桜」は複雑な枝ぶりが魅力です。

この日は雨天だったので枝をより黒く写すことができました。

 

耕雲寺は梅花もきれいでした。

 

 

 

凄みのある樹形の「最後塚のエドヒガン」は最後塚古墳(最見塚の別名あり)に立つ推定樹齢350年の桜です。

最後塚は戦国時代に甲斐の武田氏が信濃へ進攻した際、最後まで抵抗して全滅した地元の豪族知久氏一党を埋葬した場所と言われています。

壮絶なエピソードを知ると一層迫力を感じます。

次回に続きます。

 

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