晩秋の奥下伊那(その1) | 信州風景歳時記

信州風景歳時記

ご訪問いただきありがとうございます。
「信州風景歳時記」は、信州の美しい風景を訪ねるブログです。

先の週末、下伊那郡南西部の根羽村、売木村、平谷村へ行ってきました。

この3村に旧浪合村(現阿智村)を加えたエリアを、私は勝手に「奥下伊那」と呼んでいます。

 

下伊那郡は全国最多の13町村で構成されていますが、南西部の村々はいずれも過疎化が進んでいます。

2022年4月の調査による長野県77市町村の人口順位は以下のとおりです。

73位 根羽村 883人

76位 売木村 494人

77位 平谷村 386人(県内最少)

地理的要素から合併することもできず、何とか独立した自治体としての体裁を保っている状態ですが、この一帯には滋味深い風景が数多あります。

 

説明が長くなりましたが、まずは根羽村。

有名な「黒地の柿の木」です。

まだ葉が多く残っていましたが、たくさんの実がついていました。

ここでは何と言っても趣のある農具小屋。

朽ちかけた佇まいが風景の魅力を倍増させています。

 

ノスタルジックなロケーションに気絶しそう。

 

朝陽キター!

過呼吸に陥りながら何とかシャッターを切りました。

 

この日、地面には霜が降りていましたが、柿の木や背景の林には霜が着きませんでした。

「訪れた時が最良」を写是とする私としては、思い通りにならずとも、目の前にある風景と向き合うことに喜びを感じます。

黒地の柿は私有地にあり、所有者の厚意で撮影させていただいています。

現地の立看板にも書かれていますが、撮影の際はマナーを守ることが必須です。

農地(私有地)には立ち入らない、住宅があるので不必要な会話や機材の電子音などの騒音を出さずに静かに撮る、そして長居せず撮影を終えたら速やかに立ち去るのがよいでしょう。

 

黒地の柿の木は情報が少なく、タイムリーな状況を知る手段は限られています。

黒地の柿の木の情報を求めてこの記事に辿りついた方、一日のアクセスが50件程度の泡沫ブログをよくぞ見つけてくださいました。あなたは立派な風景マニアです。

 

次回に続きます。

 

関連記事

黒地の柿(前編) | 信州風景歳時記 (ameblo.jp)

黒地の柿(後編) | 信州風景歳時記 (ameblo.jp)

 

ブログ村・ブログランキングに参加しています。

下記サイトも是非ご覧ください。

にほんブログ村 写真ブログ 中部風景写真へ にほんブログ村 地域生活(街) 中部ブログ 長野県情報へ