成功の法則 余談1 クッキー
マシュマロテストをご存知だろうか?
各国でいくつもの大学で行われた実験なのだが、
子供の我慢を調べる実験で、我慢できた子へは、おやつが倍になるといったものだ。
マシュマロ、クッキー、プレッツェル、色々なおやつで実験されているので、ご存じの方でも「マシュマロ」でのテストは初めて知ったという方もいるだろう。
私はクッキーの実験の動画をスクールへ通っていた時に観た。
目の前に美味しそうなクッキーが一枚あり、「食べてもいいけど、所定の時間が過ぎるまでクッキーを食べずに我慢できたら2枚あげるよ」と約束をする。
問題なく我慢できる子も居れば、後ろを向いて誘惑に負けないようにする子も居れば、手に取って口の近くまで持っていくが苦しい唸り声と共にお皿に戻す子、取ろうとする手を止めながら我慢する子、葛藤に悶えながら、中には泣きそうになりながら我慢する子、最初から我慢する気がなくサッサと食べる子、少し我慢するが結局誘惑に負けて食べる子、色々居る。
この実験は大人になってどうなったかの調査までされていて、我慢できた子は収入が年収200万円多い結果だったと記憶している。
これは200万か300万かの金額が問題ではなく、我慢できる子は、そうでない子よりも収入が多い、金銭的に豊かであることを言っている。
我慢できる子は、我慢が強いられる職業、勉学が求められる職業に就くことができる。
例えば、どこの国でも医者は学生時代に成績も優秀で高度な知識を得ていないと医学部に行けず、国家資格を通った後も、研修で日夜努力が求められるし、めでたく独り立ちしても、新しい医学技術や知識を学び続けないといけない。
このような職業には、忍耐強さが求められる。誘惑に打ち勝つ自制心が必要になる。
目の前のクッキーの誘惑に涙を流しても、最後まで耐えた子供は、きっと、泣きながらも勉強して良い大学を目指すに違いない。より良い大学に行けばチャンスも自ずと増える。
苦しまず耐えられる子は、報酬の妥当性や利益を理解しているため悶えることもなく耐えるのだろうし、このような子は将来大切なテストや訓練にも悶えることなく耐えるだろう。
だからこそ、年収に差が出てきてしまうのだ。ここぞ正念場というときに頑張れる。残業も頑張れる。
これはたかが実験だがされど実験だ。
真実から離れてはいない。
幼稚園児の甥っ子を例にあげても将来が見える。
甥っ子長男Nは2022年4月に小2になったが、
2歳下の次男のYは小1になった。
二人とも天才児ではないが、それなりに賢い子たちだ。2人を比べると、将来は間違いなく次男の方が裕福になると確信している。
長男Nは将来は警察官になるので、勉強は不要と思っている。勉強は大嫌いで、ピアノや空手に夢中だ。音楽の才能は幼児の頃から感じていたものの、親が小2になるまで音楽を習わせていなかったので、音楽で生きる力がつくかは不明。空手は飛び級してドンドン進みそうだ。しかし、国家試験を受けないと警察官になれないとは知らず、何かにつけて理由をつけて勉強しない。
それに比べて2歳下の次男Yは、喧嘩すれば体格の良いお兄ちゃんNに負けるし、
お勉強も3月末に生まれた早生まれの子がクラスについていくのは大変だった。とはいえ、算数が得意で幼稚園年少さんでも算数ができ、お兄ちゃんの公文を負けじと挑んだ。
私が「今日の分の宿題が終わったらプレゼントをあげる」と言って、お勉強に集中させるのだが、二人には極端な差がある。
プレゼントとは「おもちゃ入りの入浴剤バスボール」なのだが、一人一個のみで、宿題完了するまでは、数あるバスボールから選ばせることもしない。もちろんお目当てのバスボールは目でチラッと確認はするけれど。
このような状況下で、長男Nは、おもちゃが欲しくて仕方がないのだけど、「おもちゃはもらわなくていいから勉強はしない」選択をする。一方、次男Yは「倍勉強するからおもちゃを2つちょうだい」と交渉する。
これは、おもちゃ0個と2個の差が出てくる。バスボールはその日の夜にお風呂で使ってしまうから貯まってはいかないが、パズルや本なら気づくと一人勝ちなのだ。
これで勉強量が倍ゆえに学力がドンドンついていく。お兄ちゃんを越して先に進みそうな勢いだ。そして、報酬が貯まって豊かになる。これだけでも次男Yは必ず長男Nより裕福になるとわかるが、実質2歳下の、それも幼稚園児が、報酬の交渉をする技量がすでにあることに驚く。この「交渉でより富を得る」という方法で、さらに豊かにさせる兆しを感じさせる。
なぜなら、これが社員なら、千円の仕事を倍量してくれるなら2千円ではなく、
2,500円出しても良いと考える。
私が社長なら、仕事を倍やってくれるなら2人雇うより都合がいいからだ。
次男Yは将来お医者様になるので、なったあかつきには、私にお小遣いをくれるのだそうだ。
医者になるにはたくさん勉強しないとダメだと思っているので、たかが公文だが、一生懸命勉強し、新しい知識も得ようと、私に難しい問題を解く指南を乞うのだから、かわいい。
小学校入る前から、公文ではあるが、二桁三桁の掛け算割り算をやっている。勉強が好きなわけではないが、報酬を理解している。
いずれはお兄ちゃんを追い越すだろう。
この傾向は6歳までに芽生えると良いが、小学校でキープできれば、この傾向は続く。
「努力は裏切らない」
「頑張ると良い評価がもらえる」
「Win/Win(勉強/報酬、手伝い仕事/お小遣い、など)は有効だ」
とインプットされたら、すでに成功だ。
成功者になるには運だけではダメだ。
やはり「運を呼び込む能力」も必要だ。
甥っ子の例を使えば、
「頑張る子を応援したい」→ おもちゃを買ってあげようと思う。
「有効な交渉力がある」→ WIN/WINの恨まれずに利益を得る。
「努力が自分力を強化する」→ 不運を乗り越える土台ができる。他者より多くの知恵や技術を多く持てる。
「踏ん張れる」→ 出資者(おもちゃを買い与える人、お給料を払う人)が頼りにする人材になる。良い人脈作りの必須条件。
「すぐに取り掛かる(イヤイヤ駄々こねずに始める)」→ 終わるのが早いので、より多くのことが(遊び、休憩、新しい挑戦)できる。
などなど、
成功するために必要なものが詰まっている。
幼児の頃から、トークン法で教育するのはオススメだ。
小さいことをクリアしたら(キレイに食べ終える、お花の水やり、おもちゃのお片付け、など)、シールをあげて、シールが30個たまったらおもちゃ1個買う、とか。
6歳までに素地が出来上がる。成功者になるのも、鬱になるのも、貧乏になるのも、犯罪者になるのも、優しい子になるのも。
でも今からでも、技能として報酬を理解して身につけるのはオススメだ。
☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆
幸せ作りの心理カウンセリング
辛口エンジェル ☆ 夏川 佳子
yoshiko.natsukawa@gmail.com
☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆
