お待たせしました。3日間水だけ絶食の体験をまとめて書きます。

 

4月22日夜、早めの夕食はステーキとサラダステーキとサラダでした。食後7時から絶食開始です。

 

翌日23日のレポートはこちらに詳しく書いていますが、朝8時に筋トレ、夕方に走った以外は自宅で立ったり座ったりの生活でした。血糖値、体重ともに変化なしです。午前中はとても寒く、ヒーターをつけて過ごしました。

2日目、血糖値の平均値が105mg/dlから93mg/dlに落ちました。それとともに体重も54.4kgから53.1kgに落ちました。やはり午前中はとても寒く感じましたが、午後には回復しました。体重が落ちすぎることを懸念して筋トレをしました。

 

1日目と2日目の違いは、2日目は空腹感はあまりなくなった反面、味、特に塩味が恋しくなったので、昆布茶を一杯飲みました。

3日目、血糖値の平均値が93mg/dlから87mg/dlに落ちました。それとともに体重も53.1kgから52.5kgに落ちました。決定的に違ったことは、目覚めが良くなったこと、朝からエネルギーがみなぎっていたことです。もう一つは、排便がなくなったことです。

 

この状態でロードバイクに乗るとどうなるか?を知るためにWahoo Kickr(写真下)でHIIT(負荷の高いインターバルトレーニング)をやりましたが問題なし。

3日目の血糖値の変化は以下の通りです。

 

夜7時に絶食を終了してしゃぶしゃぶをお腹いっぱい堪能しましたが、翌日26日の体重は変化なし、52.4kgを維持しました。

 

まとめの感想

一番最初のグラフで分かるように毎日血糖値のベースラインが下がりました。これだけでも健康効果が多くあります。ベースが下がったにも関わらず、有酸素運動をするとそれに反応して血糖は上昇、つまり、ストレスホルモンの働きで体脂肪がより多く分解されて肝臓へ運ばれて使われたことを示しています。

 

残念ながら写真を撮ってませんが、おへそ周りの脂肪(内臓脂肪)が減ったようで、ウエストラインが少しはっきりした感じです。

 

3日目に睡眠が改善されました。その後2日経ちますが、睡眠の質が良くなったことを実感しています。絶食前は朝起きると指がむくんだ感じがして、排尿を済ませてしばらくすると普通になる感じでしたが、絶食中と絶食後は全く問題がなく、血行が良くなったように思います。

 

体重減少の理由は3つ考えられます。1つ目は脂肪燃焼、2つ目は筋肉量減少、3つ目は体外液の減少です。脂肪燃焼力は、運動後の血糖値上昇から確実に上書しています。筋肉量は、トレーニングで多少は守られたと考えます。そこで私は3つ目の体外液の減少に注目しています。

 

食事を摂っていると自然にナトリウムを摂取しています。ナトリウムは血液中の水分を保つ役割がある反面、摂取しすぎると体液が増え、いわゆる「むくんだ」状態を作ります。ここからは私の推測ですが、いつの間にか少しむくんだ状態がベースラインになっていた体が絶食によってリセットされ、余分なナトリウムが排泄されて低めのベースラインを作ったのではないか?と思うのです。

 

絶食後の食事で最も大切なことは多様な食物繊維と発酵食品を含むこと、絶対に糖分・塩分の多い食品を避けることです。

 

いずれにせよ、3日間食べ物を消化・吸収・代謝・異化するというとても込み入った仕事から解放された体には色々な変化が起こっています。その体をどう使うかは私次第、大切に使って100歳でもロードバイクで走れる体を維持したいと思っています。

 

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