「それでも僕らは」~喬家的ル女~ 人生ってなんだろ | kaykay-syusyuのブログ

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好きな中国ドラマの感想と妄想を綴っております

2月のリリースを待って

最終話まで見るつもりだったのが、

vikiで視聴できることに気づきまして。。

魔翻訳ながら、完走しました😆

 

かなりネタバレがありますので、

これから見る方はここでストップしてくださいね!

 

 

昔ながらの長屋のような家も

子どもたちが働くようになると、

ソファがおかれ、壁もきれいになり、

電話も引かれて、テレビまで見られるように。。

昭和の高度成長期の日本のように、

喬家もどんどん変化していきます。

子ども四人がぴったり寄り添って暮らした頃が懐かしい。

それぞれが結婚して

家から離れていけば、なおさらです。

 

(生まれたばかりの七七に

重湯をのませる一成。。

健気で泣きそうになった。。)

 

しかし、そんな彼らが築いた家庭は

次から次へと脆くも崩れていきます。

 

勢いで結婚してしまったような一成。

弟妹や父親のトラブルに巻き込まれる度、

実家にかかりきりになる彼に、

上昇志向の強い妻は我慢できず。。

彼から逃げるようにアメリカへ。。

当時、海外へ渡る人材が多かったんでしょうね。

数年後、Faxで届く離婚協議書。。

時代を感じます。

顔を合わせることもなく、

二人は夫婦の絆を断つのです。

 

(気の良い一成の同僚。

このほのぼの感が彼の持ち味♪)

 

次男・二強も結婚したものの、

彼女には不倫の過去がありました。

なのに、二強の思い切れない

年上の女性への想いを知った彼女は、

罵るように彼へ離婚を突きつけます。。

(ここは、女性心理の複雑さよね。。)

不器用な彼は、うまい言葉も見つからないまま

実家へと戻るのです。。

彼女の親も「稼ぎがない」とか毒づくしね。

 

 

それでも、前から好きだった料理の腕を生かし、

料理人への道を歩み始める二強。

DVの夫と別れた年上の女性との再婚をし、

小さな店を始めます。

父親は勘当すると大反対でしたが、

兄妹の結束は固い!

 

三麗は、純朴な青年との恋愛を実らせ結婚。

彼の母親は、彼の稼ぎを弟へとつぎ込み、

通帳まで握っていたのです。

皮肉の途切れない姑と対立しながらも、

三麗は、お金を貯め、二人の生活を立て直していきます。

時々、神経質なところもあるけどね。

 

 

次女・四美は、相変わらずの今どきギャル(死語だな。。)

しかし、雷に打たれたように

再会した軍人姿の同級生に一目ぼれ笑

気持ちを抑えきれない彼女は、

駐留先のチベットまで彼を追いかけていきます。

そのエネルギーときたら。。

みているこっちは目眩がしそう。。滝汗

盲目的に彼を愛する彼女は、

献身的に尽くし、結婚へといたります。

 

(四美にとっては、

最高にカッコ良い旦那さまらしい。。

しかーし、下半身が緩い。。)

 

さて、末っ子の七七。

結婚したものの、彼女は彼に子どもを押しつけ、

家を出てしまいます。

当時は、女性の上昇志向も強く、

チャンスもあったんでしょうね。

高度成長期ですから。。

あまりの我が儘ぶりに、彼女の親も同情し、

一緒に子どもを育てようと七七に言葉をかけます。

 

(大人しく言葉も少ない七七。。

でも、彼なりにきちんと考えを持ってます)

 

そして、実は隠れた主役級がもう一人。

一成たちの従兄弟である、齐唯民です。

彼は善良だし、優秀だし、非の打ち所がないくらい。

子どもの頃、怠惰な父親に苦労した一成にとっては、

優しい叔父を父親にもつ彼にはコンプレックスがありました。

些細なことでも、一成は彼と対立します。

彼には、そんな一成の気持ちがわからない。

「頑固なヤツだな」

。。くらいにしか思ってないのです。

 

 

 

兄に反発すると唯民のところへ逃げ込む四美。

善良な彼はウェルカムで迎えますが、

そこがまた一成の気に入らないところ。

ふたりは度々衝突します。

 

 

えー、ここまで書きましたが、

かなり内容は端折っていて、

多分半分も書いてないと思います。

そんな彼らの半生を見ていると、

「人生はわからないな。突然違う道が現れる。。」

などと考えてしまいます。

 

長男として頑張ってきた一成。

そんな彼に訪れた危機。。

弟妹たちは一成を助けるようとするのですが、

長男としてのプライドか、

彼はそれを素直に受け取ることができません。。

彼は幼かったはずの七七の言葉を聞きながら、

今までのことに思いを馳せるのです。。

軽蔑していた頑迷な父親に

一番、一成が似ていると感じるのは私だけでしょうか。。

 

実家の周囲も道もどんどん変化していく時代。

次は。。と予感させるその変化が

また彼らのこれからの人生の変化に繋がります。

でも、どんな変化がおとずれようと、

彼らの強い絆に変わりはないでしょう。

そんな彼らの姿が目に浮かびます。

 

 

貧しい時代から始まった物語は、

私の郷愁を誘いながら、

まずは一応のエンディングを迎えるのです。

 

若い方(30代以下)には理解しにくい設定かも。。

それだけ付け加えておきます。😅