皆さんこんにちは!!

 

 本ブログをお開きいただき、本当に感謝しております。

 今回は前回に引き続き「教育にかかるお金」のお話です。

 前回、前々回とだいぶ脱線気味でしたが、今回はマジメに…。

 

 前回にて、「お子様の職業選択の幅を広げるために大学に行かせた方がいい」と書かせていただきました。

 

 では、それってどれくらい費用がかかるのでしょうか?

 ジャン!

 

 つまり、お住まいの都道府県以外の私立文系に進学ですと、下記の通りです。

  

 入学費用95.1万+在学費用608.4万(152.1万✖4年)+引っ越し等初期費用39万+仕送り額360万(90万✖4年)

 

総額なんと、1102.5万円也!

 しかもこれって一人あたりです。

 

 さらにしかもこれって、幼稚園OR保育園、小中高とそれぞれお金がかかった上にプラスしてかかるということです。

 

 これを大学入学前に10年間で貯めるとなると、月間約9.2万円の貯金が必要となります。

 

「そんなの無理。簡単に大学行かせろとか書くなパンチ!

 

 そんなご批判いただきそうなので、先に謝罪申し上げます。

 申し訳ございません。m(__)m

 

 この数字って、日本政策金融公庫が2020年10月30日付で発表の「教育費負担の実態調査結果」より抜粋したモノです。

 

 結構、色んなところで引用されているんで、御覧になったことがある方もいらっしゃるでしょう。

 

 ここで一つ注意点です。

 

 原文(日本政策金融公庫HPよりダウンロード可能)をよく読むと、「インターネットによるアンケート調査で有効回答数4700名」とあります。

 

 しかも、回答した世帯の年収まで書かれており、その中で「世帯年収800万以上」の世帯が48.9%と一番多いんです。

 

 つまり、(まったくの私見ですが)、収入が比較的多いお家が、大学進学にどれだけお金をかけたかっていう数字に見えます。

 

 実際は切り詰めるとこを切り詰めれば、そこまでかからないでしょう。

 

 そこで例えば、家から通える私立大学(文系)だとどうなるでしょうかはてなマーク

 

 先ずは引っ越し費用39万+仕送り額90万がかかりません。

 他をまったく受験しなかったら、受験費用と入学しなかった学校への納付金もかかりません。

 

 そうなると、以下の通りです。

 

学校納付金50.3万+在学費用608.4万(152.1万✖4年)=658.7万

 

 これでしたら、10年で貯めるとしたら、月間約5.5万

 まあまあ現実的な数字と言えるんじゃないでしょうか。

 

 それでも足りない場合は国の教育ローン(日本政策金融公庫)や学生支援機構の奨学金があります。

 

 簡単にまとめたモノを掲載いたしますので、ご参照ください。

 

 

 細かく説明すれば長くなるので省きますが、学生支援機構の奨学金を借りた場合、金利は卒業後に決まるという点にはご注意を!

 

 ここまでマジメに書いたつもりです。

 ここからはちょっと脱線。

 

 前回のブログでお子様を大学に行かせるべき、何故なら職業選択の幅が広がるからと書きました。

 

 ですが、大学であればどこでもいい訳ではありません。

 卒業された大学の名前によってもまた選択肢が増えたり減ったりします。

 

 それって皆さん、今までの御経験でそうお感じになられているかと思われます。

 

 そういう論文もあるんですが、

「じゃあ、結局、学歴がすべてか~」

 と私はひがんでいて、デスクトップに置いといたまま読んでません。

 

 ご興味ある方はお読みになられてはいかがでしょうか。

 

『大卒男性の年間収入と出身大学の所在地・設置者の関係について
-就業地による違いに着目した考察-朴澤泰男(国立教育政策研究所)』

 

 

 ところで、大学って結構、ありますよね。

 我が町八戸にも私立大学が2校ございます。

 

 ない場合は県庁所在地には国立以外にも、大抵はあるんじゃないでしょうか。

 

 では、お子様を有名じゃない地元の私立大学に行かせることに意味あるのでしょうか?

 

 私はあると考えます。

 

 先ず最初に述べた費用面が抑えられるというメリットがあげられます。

 

 例え現在お住まいのところから離れていても、東京、大阪に行くよりも費用が抑えられるんじゃないでしょうか。

 

「でも就職先がな…」

 そんな心配もされるかと思われます。

 果たしてそうでしょうか?

 

 皆さんの地元に有力にして有名な企業ってありませんか❓

 これからもっと少子化がすすんだら、そんな地元企業に入り易くなるんじゃないでしょうか。

 

 但し、地元で有名なナントカ一族とかナントカ財閥とか言われる中の一構成員に成り下がって、息苦しい思いをするかもしれません。

 

 そんな時は、今はネットと「風」の時代なんですから、そこを辞めても地元で起業だってできるんじゃないでしょうか。

 

 それか、頑張って仕事してナントカ一族に認めれ、「ウチの娘(OR息子)とどう?」ってなってその一族に入ってしまうのもアリかとニヤリ

 

「だったらわざわざ大学に行かせなくとも…」

 

 そういう考えもできますが、もし仮に大学卒業後に他県に行くとか、東京に行くとかになった場合、やはり大卒であった方が職業選択肢は多いかと。

 

(つまりはどういうケースでも対応できるようにという意味です。もちろん最終的にお子様が大学に行かないというケースだってあります。それはそれで貯めたお金を有効に何かに使えばいいだけかとニコニコ

 

 いずれにしろ、お子さんが地元大学に行って卒業後は地元で働くという、最大のメリットは以下じゃないかと、私は考えております。

 

 ずっと前、某ネットの記事でこんなのがありました。

(だいぶ前に見たので出典がわかりません。ゴメンンサイ)

 

 ご老人にとって、お子さんを東京の大学に行かせて、有名企業に就職させて、まったく帰ってくる気配がないより、お子さんが地元に就職して近くに住んでいる方が勝ち組―。

 

 例えばこんな感じかと:

 

Aさん「ウチの子、東京で就職したのはいいけど、コロナと孫のお受験で全然帰ってこないの…。お年玉も電子マネーで送ってくれって…ショボーン

 

Bさん「あら、そうなの。ウチの娘、働いてばっかいて、全然、自分の子の面倒みないから、私が部活とか連れていって、帰りにお腹すいたとかいうから、マックとかに寄っちゃってさー。そうそう、明日は試合で朝早いから大変よ~爆  笑

 

 はたして、ご自分の老後を考えた場合、Aさん、Bさんどちらがいいんでしょうか。

 

 

 無論、爪に火を灯すような思いでお金をねん出し、お子様を東京の有名大学に進学させて、有名企業に就職させるものは、とっても素晴らしいし、お子様のためになるかと思われます。

 

 ですが、その場合、ご自分の老後資金を毀損させる恐れがありますので、ご注意を!

 

 そんな時は、お子様から仕送りをしてもらい、お子様の扶養にいれてもらうのも一つの手かと。

 

 もしくは、お子様に会社を興してもらって、そこに就職させてもらうのもいいかもしれません。

 

 70歳定年の話で、「70歳まで希望する人が働き続けられるよう、企業に就業機会を確保することを努力義務」となりました。

 

 この就業機会の中には、企業が支援するNPO団体とかも含まれてるんですね。

 

 なので例えば、お子さんが起業されて会社が大きくなったら、社会貢献的なNPO団体を作ってもらい、そこに入れてもらうってものいいかなーと思います(もちろん、給料をもらう)。

 

 本当は、お子さんが起こした会社の株を貰って、上場してもらえばもっといいんですが、それって近しい親族にはストップオプションできないとか、相続の時面倒くさいとか色々あるのでおすすめできません。

 

 

 今日はこの辺で。

 最後までお読みくださった方に深謝申し上げます。

 

◎2月、3月とライフプランの作成講座をやってまいりましたが、4月、5月、6月は休止させていただきます。

(6月のCFP資格試験に向けての勉強が予定通りにすすんでいない為です。結構、焦ってきました💦)


 これまでご参加いただいた方に対して御礼申し上げます。


 問い合わせごOR相談については個別に受付いたします。

 下記からご連絡ください。
 

 

 




 (問い合わせOR相談例:ライフプラン作成法について、iDeCo、NISA、家計見直し等々々々…)

  
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