先日は、

 

 ■ DSLR動画

 

にてカメラについて書きました。カメラで写真や動画を撮る場合、カメラ自体が一つの物体なので、6DoFの自由度で光軸の向きを決めていくことになります。物体の場合、

 

■ 軸移動                        

 

■ 軸回転                        

 

の二つを合わせた

■ 6DoF                         

 

のような動きの制約が発生します。構図を決める場合ですが、動画の場合だと、被写体を基準にするカメラワークがあるので、構図自体は、このカメラの6DoFで作る事になりますが、

 

 

のように被写体があった場合、

 

のようにカメラが日y斜体をどの方向画ら撮るのか?を考える事になります。

 

 ちなみに、こんな感じで被写体の周りをまわるカメラワークをドリー ア ラウンドと言いますが、実写だと円形に曲げたトロッコを敷いて、その上をトロッコに乗ったカメラを台車ごと動かす事で撮影する手法になります。この時に、

 

 

のように回る事ができますが、これとは別に、

 

■ 俯瞰                          

 

■ アオリ                         

 

のような物も取れますが、50mmと言う肉眼と同じ状態だとこんな感じになります。

 

 先日は、単焦点レンズとズームレンズについて書きましたが、単焦点レンズで行えるのは、ドリーのみですから、

 

 

のように寄る事は出来ても、パースを変えることはできません。ちなみに、この状態で焦点距離を変えると、

 

 

のように見え方が全く違ってくるわけですが、ズームレンズだとこう言う事ができます。この撮り方は悪意を感じるような撮り方なので、もっとローアングルにして、

 

 

のように撮ると、写真の印象が変わります。ちなみに、50mmで似たようなことをすると、

 

 

になりますから条件がかなり違ってきます。X-A5/A7などに用意されている電動ズームのレンズに 【 XC15-45mmF3.5-5.6 OIS PZ 】 と言うのがありますが、このレンズを使うと、写真の場合だと、22.5mm位で撮れるので、写真を撮るだけだと、風景や屋内撮りをするとかなり楽しいレンズだと覆いますが、こう言った広角が広く、中望遠までカバーしているものだと結構色々撮れます。広角で撮ると、

 

 

のような感じになりますが、先日は、これ背景を黒にして、

 

のような感じ持して、ボリュームを入れて、

 

 

のような感じになりますが、ボリュームをカラーランプでコントロールしてハイライトの色を変えると、

 

 

のように色が変わるので、

 

 

のようになることについても触れておきました。動画の場合クロップが入るのですが、

 

 

のような感じでカメラがあった場合、レンズからの光は、

 

 

のように円形の面として入ってきます。その為、

 

 

の円状の物が画角が反映された範囲になりますが、カメラのセンサーは

 

 

のように矩形なので、この形に切り取った状態で像が記録されます。その為、レンズの円を基準とした画角は決まっているのですが、センサーに記録する場合だと、矩形になるので、レンズの円と同じ場所は矩形の対角線の部分だけになります。これに対して縦横の長さは対角よりも短いので画角も変わってきます。

 

 中学校の数学では 【 三平方の定理 】 を学習しますが、

 

斜線2 = 底辺2 + 高さ2

 

と言う公式を見てもらっても斜線は長い事が確認できますが、写真用のセンサーはライカ判を基準にしてあるので、3:2なので、

 

2 = 32 + 22

 

のような感じになります。動画の場合はさらに、3:2のアスペクト比から、16:9にする必要がありますから、クロップをかけて対応する事になります。この変化が入るとさらに狭くなってしまいますから、画角の変化が発生します。

 

■ 1型センサー                     

 

■ 1型以外のセンサー                

 

のような違いが出ます。前回はそんな感じでカメラについて書きましたが、今回もカメラについて書こうかなと思います。

 

 

 メラを選ぶ時の条件               

 

 エントリー製品でもフィルターが使えたほうがいいので、レンズの前に実装して状態を変更できるフィルターを装着できる構造の物を選ぶ必要があります。この場合、

 

    レンズ交換式製品(ミラーレス一眼、デジタル一眼レフ)

    高級デジカメ

    超望遠デジカメ

    ビデオカメラ

 

のような製品になります。ビデオカメラは昔から広い物を撮るのを苦手としていすから、 

 

ビデオカメラを買う場合にはワイ度コンバージョンレンズと

一緒に買う                              

 

と言うのが定石になっていますが、これを行わないと、屋内撮りが出来ないというかなり厳しい状態になっています。とりあえず、iPodTiouchよりは広く撮れますが、スマホで写真を撮ると広く撮れるのに動画を撮ると物凄く狭くなる製品があると思いますが、これを解消しようと思うと、ワイドコンバージョンレンズを使うしかありません。この時んフィルターネジが切ってあるのでこうした事が出来るのですが、写真と同じように、

 

    NDフィルター

    PL-Cフィルター

    レンズ保護フィルター

 

などはあった方がいいので、そう言った物を使います。星を撮る場合だと、有害光カットを行うフィルターもありますから、色々な物がありますが、夏場の日中で、

 

    1/60(西日本)

    1/50(東日本)

 

のように街中の信号機や照明などがフレーム内にあるようなさつえいをする時に使用するようなシャッタースピードを使うと、点滅の影響を受けなくなります。ただし、1/48や1/96などを24Fで使いたい場合だと、編集時にソフト側のフリッカー除去機能を使う事になりますが、この場合フリッカーの問題が消えたとしても大型センサーのカメラで単焦点レンズを使うと露出オーバーになる場合があります。そう言った時にNDフィルターを使う事になりますが、ゆっくりとシーンを撮っていくような条件で状態に合わせてフィルタ―を決めて撮れる場合だと可変NDを使わなくても大丈夫ですが、可変NDを使う方法もあります。

 

 PL-Cフィルターは映り込みを消せるので、眼鏡をかけた人を撮る場合にライトが写り込んでしまう場合、PL-Cフィルターを回していくとこのライトの映り込みが消えます。これを行うと、キャッチライトまで消えてしまうのですが、映り込みが消えます。

 

 

 保護フィルターはレンズが割れないようにするための物になりますが、雨や砂やほこりからレンズの前玉を守るための物になります。こうした機能がある方が動画を撮る場合には使いやすいと思います。

 

 

影機能                       

 

 カメラを選ぶ場合ですが、個人的いまマニュアル撮影機能が充実しており、MFとマニュアルで露出が決めれる製品を選ぶと長期的に使う事ができますし、楽手もできるのでいいのではないかな?と思います。

 

 カメラを使う時に 【 飽きると使わなくなる 】 ので、自由度は高ければ高いほどいいと思います。とは言っても、誰でも彼でもいきなりマニュアルフォーカス+マニュアル露出で撮影出来たり、光の状態を適正に理科敷いて撮れる訳ではありませんし、編集においても、RAW現像や動画の編集ができる訳ではありませんから、入り口部分は簡単であったほうがいいのですが、そこで完結すると作業時見てくるので面白味がなくなってきます。そうなると、 【 機械任せを辞める 】 ことでカメラの考えでは撮れないような撮り方が駅るようになるので、その場所の質感も違った形で捉える事ができるようになります。

 

 最初にカメラを使う場合ですが、インテリジェンスオートやオートで撮ってもいいと思いますが、これを使って撮る場合でも

 

    構図を考える事

    光を見る事

    強調する部分を決める事

    フォーカスを合わせる部分を決める事

 

と言う4つの事は必要になります。まず、 【 撮る 】 と言う事で必要になるこの辺りをしっかりと抑えていくと、フレーム内の状態はしっかりとしたものにすることができます。

 

 スタートラインはキットレンズでもいいので、ここを抑えて撮ると基本部分は身に付くのですが、 【 これだと撮れない写真が多い 】 ので、 【 何が足りないのか? 】 を考えて撮る事になります。

 

 こうした時に、 【 露出を決めて撮る 】 事になります。

 

 

■ 露出を決める                   

 

 インテリジェンスオートやオートの場合、AEまで勝手に決まってしまうので、この辺りで意図した光の位置を決めるのが難しくなります。この条件で考えると、 【 AEロック 】 などが行えた方が使いやすいので、オート以外の選択をすることになります。また、

 

    意図的にアンダーやオーバーにする

    被写体ブレを使う

    被写界深度を

 

場合には個別の設定をする必要が出てきます。そうなると、

 

    Av : 絞り優先AE

    Tv : シャッタースピード優先AE

 

などを使う事になります。これは、一つの項目を撮影者が設定してそれ以外はカメラが決めるという物になります。

 

 

■ 絞り優先AE                    

 

 カメラのレンズキットには、単焦点レンズのキットもありますが、こうした場合、開放側での撮影結果も開放で撮るのと絞って撮るのでは結果が違います。

 

 この場合、 【 レンズの絞りを開放で使いたい 】 と考えた場合、撮影時に常に 【 開放F値で固定 】 をする必要がありますから、こうした条件だと、 【 絞り優先AE(Av) 】 を使う事になります。

 

 また、絞りが変わると被写界深度(DoF)が変わるので、被写界深度の深さを合わせる場合にも使用できますが、

 

 ■ 機材と動画のお話(1)

の中で触れていますが、絞りを使った場合背景ボケの状態も変わるので、開放から絞っていくとボケの形が変わります。

 

■ 解放で撮った物                  

 

■ 絞って取った物                  

 

このように絞っていくとボケの部分野形が、多角形に変わっていきますが、この形が絞り羽根の数で変わってきます。風景を撮る場合やマクロの場合だと絞って撮る事になりますが、この時の絞りの状態を決めて撮る場合だと、 【 絞り優先AE 】 になります。

 

 オートでの撮影を辞めて、被写界深度を合わせて撮る場合だと、この絞り優先AE(Av)から始めるとレンズの特性を生かして撮る事ができます。

 

 例えば、 【 F2.8 】 の解放F値のレンズを解放側で撮るとします。この時には、F2.8にこていになりますが、この時のシャッタースピードが、1/20だったとします。この時に使っているレンズが、120mmだと手ブレが出るので、1/120よりも早くする必要があります。そうなると、段数を上げる必要があります。この場合、シャッタースピードを上げようと思うと、ISO感度を上げる事で、1段分ずつ上げる事ができますから、この時の撮影が、ISO 100だった場合、ISO 200にすると1/40で切れるようになり、ISO 400にすると、その倍になるので、1/80になります。つまり、この条件だと、ISO 800にすると、1/160になりますから、露出があった状態で手ブレのしない状態で撮影する事ができます。

 

 

■ シャッタースピード優先AE            

 

 絞り優先AE(Tv)は、絞りを決めるような露光時間を決めて撮りたい場合だとシャッタースピードを固定する必要がありますから、この場合には、 【 シャッタースピード優先AE 】 を選ぶことになります。これを選択すると、絞りはカメラ任せになりますが、シャッタースピードを固定して撮る事が出来ます。

 

 その為、シャッタースピードを決めてその対比で絞りを決めて適正露出が決まるのですが、この時の絞りがISO感度を上げると浅くできるので、ここをISO感度でコントロールするのがシャッタースピード優先AEになります。

 

 

                               

 

 オート以外で撮る場合、露出の三つの要素の

 

    絞        り : 被写界深度の設定

    シャタースピード : ブラーの有無 

    ISO感度      : 明るの差の調整

 

を決める必要がありますが、個人的には、オートやインテリジェンスオートで

 

    構図を考える事

    光を見る事

    強調する部分を決める事

    フォーカスを合わせる部分を決める事

 

と言う部分を抑えた後には、 【 絞り優先AE 】 を使って被写界深度も含めたフレーム内の状態を作って撮ると絞り込んで夜景を撮る事もできるようになりますから、撮れる物が増えます。

 

 いきなりマニュアルだと分かりにくいので、絞り優先AEで被写界深度を覚えて、シャッタースピード優先AEでブラーの変化を理解すると、露出の変化を覚えやすくなります。

 

 ちなみに、ペンタックスの製品だと、TAvと言う機能があり、シャタースピードと絞りの二つをコントロールできる物があるので、マニュアルに入る前の練習用の機能のような物もあるので、そう言ったモードを使ってオートでは撮れないような物を撮っていくと、マニュアルで撮る楽しさを体験できます。

 

 こうしたステップを踏んでマニュアル撮影をすると、絞りと被写体深度の意味は理解できているはずですから、オートでも使っていた焦点距離(VoF)の変化も理解できているので同じ空間で撮るにしても多くの始点を探して構図を決めて、露出によって見える物の状態をオート以外の状態にして撮る事ができるようになります。

 

 DoFとVoFについては、

 

 ■ 焦点距離と被写界深度 【 Blender 2.92@Eevee 】

 

 

 ■ Blenderのベンチとシーンの話 【 Blender 2.93 】 

の中でも触れていますが、フレーム内の状態は、

 
    レイアウト(オブジェクト+ライト)
    焦点距離

    露出

 

 

で構成されているので、オブジェクトtライティングのレイアウトが完成していて視点が決まっている状態でも、カメラ側の、焦点距離と露出をどうするのかで見える物が違ってきます。そして、この撮影もカメラ任せのオートでの撮影ではありませんから、カメラとレンズがいいだけで写真や動画が良くなるわけではありません。

 

 こうした撮影を想定すると、マニュアル露出が出来た方がいいので、そう言った機能が細かく行える製品(1/3段ステップ対応)の物を選ぶ事になります。

 

 

 ニュアルフォーカス                

 

 MFについては、星関連では必須な物になりますが、無限遠を出す場合に、必要な物になります。つまり、タイムラプスで星の動きを入れる場合には、間違いなく必要になる技術ですから、AFで撮るという概念自体がありません。

 

 また、FIXのシーンを撮る場合にだと、AFが迷うというのは未経験者が行うミスなので、 【 フツーは一度覚えると間違わない物 】 になります。この間違いは、AFを使っているから発生している物ですから、物体が動かない状態でその中で推移が発生する場合だと、フォーカスロックを使う事になります。

 

 例えば、AFが早くても無駄な条件は動画を作る場合にはいくらでも存在しており、その一つ所事例が、 【 ディスプレイの撮影 】 です。

 

 例えば、PCの起動時間を計る場合に、キャプターデバイスではなく、カメラを使って撮った場合、ブラックアウトとっ用事が発生するモニターの変化にAFは対応できません。つまり、これをそのまま撮るとその都度AFが迷います。つまり、フレームアウトするシーンがその都度発生してしまうわけですが、撮影している物は 【 ディスプレイと言う平面 】 ですから、 【 フォーカスロックをしておけばAF性能なんてものが出てくるような条件自体が存在しない 】 訳です。つまり、星にフォーカスを合わせるのと全く同じ考え方になります。かなり前に作った動画になりますが、

 

■ 起動速度の比較                  

 

の動画では、画面がブラックアウトしてもフォーカスが狂ってしまいますが、フツーにフォーカスロックをかけておけば対応できるので、動画のような状態にできます。

 

 ちまみに、この動画は、SONY Cybershot DSC-R1の映像出力をした物をRCAでキャプチャーして録画を行い、それを編集したものになりますが、MFでフォーカスを合わせて絞り込んでおけば、こうした撮影でもフォーカスが迷う事はりません。この辺りも、 【 カメラ任せやAF依存では撮れない物 】 になります。

 

 MFの場合、殆どのカメラに実装されており、コンシューマのビデオカメラでも対応している製品もあるので、現在では出来て当たり前の機能になっていますが、こうした撮影が行いやすい製品を選ぶと撮れる物が増えます。

 

 また、マクロ撮影の場合、基本的にAFを使うとフォーカスが暴れるので、MFにしてワーキングディスタンスでコントロールする事になりますが、写真や動画を撮る場合でも、AFに依存すると弊害が出る事もあるので、MFで最初からフォーカスロックをかけた上で撮る事になります。

 

 この時に、MFは距離で合わせる事になるので、何処で合わせていくのか?を基準としてそこから絞りで被写界深度をコントロールしていくことになります。こうすると、ピントの合っている場所とそこからの前後の葉にも手動で設定できるので、意図した場所と意図した範囲での指定ができるようになります。

 

                                

 

 カメラの仕様ですが、前述のマニュアル撮影とマニュアルフォーカスは殆どのカメラで使用できるのですが、こうした機能がないカメラは、WEBカメラにシャッターが付いているような感じの機材になるので、撮るのが飽きてくる気がします。その為、こうした機能が、実装されている事を前提としてカメラを選んだほうがいいです。

 

 そして、 

 

【 マニュアル露出やマニュアルフォーカスが使いやすい製品 】

 

を選ぶとマニュアルで撮る時に、撮影に集中できるので余計な事に意識が行かずに済みます。

 

 

 ートフォーカス                   

 

 オートフォーカスには、

 

    AF-S

    AF-C

    AF-A

 

がありますが、

 

■ AF-S                          

 

    シャッターボタンを半押ししている間にフォーカスロックが

    かかる仕様の物

 

■ AF-C                          

 

    シャッターボタンを半押ししている間に被写体が動いても

    それを追従する物

 

■ AF-A                          

 

    シャッターボタンを半押ししている間にAF-SとAF-Cのふ

    たつの機能をカメラが切り換える物

 

になっています。

 

 AF-Aについては未実装の製品もありますが、AF-SとAF-Cは、現在の製品だとどのカメラにも実装れれています。

 

 一般的に写真で言わるAFについては、AF-Cではなく、AF-Sになりますが、この場合、奥行きの変化に対応できないので、平面的なAFと言われています。これに対して、AF-Cは、動いている物を半押ししsている間に奥行き方向でも追尾してくれるので、そう言った意味で異なるAFになります。

 

 この時にAF性能が異なるので、古い製品になるほどAF性能は低くなる傾向があります。基本的に、富士フィルムのX-Tシリーズの上位製品とソニーのα6000シリーズの上位製品とα7やα9などの上位瀬品がAF-Cが高速なので、レンズ性能を高くすると、動画でのAF性能が劇的に高くなる傾向があります。そのため、レンズが高速な物を使うと、ソニーの製品と富士フィルムの上位製品だとAF性能に定評がありますが用途に応じて製品を選択する事になります。

 

 目的に応じて撮り方が変わるのですが、AF-Cは動体撮影で使用するので、AF-C性能が高い製品だと、同時に

 

    連写速度

    連写枚数

    手ブレ補正

    増感耐性

 

などがどうなっているのか?にも注意して製品を選ぶ必要がありますが、動体を撮る場合、連写で撮った方が確実性が高まるのでスポーツや野鳥などを撮る場合だと、連写性能があった方がいいです。あと、残像を撮る訳ではないので、シャッタースピードを上げる事になるので、増感耐性が必要になりますし、手持ちで撮る場合だと、ボディーやレンズを組み合わせて何段分手ブレを抑えてくれるのかで撮影時の手ブレを抑えてくれます。レンズの焦点距離が短く、連写をするような条件だと、シャッタースピードが手ブレ限界を超えることはないので大丈夫ですが、しょつ遠距離の長いレンズを使うと、シャッタースピードが手ブレ限界を超えてしまう場合があります。この場合、手振れ補正が何段分効くのかで写真の失敗を抑えてくれますから用途に応じて何段分の補正がかかるのか画変わってきます。

 

 あと、AF-CやAF-Sについては、エントリー製品だと、メニューから設定しなおす必要があるので、AFモードの切り替えが少し煩雑になっていますが、写真の場合、風景と動体でAFを切り替える事になります。

 

 その為、常にAF-Aになっている訳でもないので、基本的にAF-Sの状態になっているはずですから、撮る物に応じてメニューから切り替える必要があります。

 

 

 画と写真の手振れ補正             

 

 DLSR製品の手振れ補正については、動画と静止画で意味合いが違ってくるのですが、

 

■ 写真の手ブレ                     

 

    写真の場合、シャッターを切る間にカメラが動いてしまっ

    て像が流れてしまう現象が、手ブレになります。

    写真の場合、像が適正な状態で静止している必要があ

    るのでこうしたブレを発生させないように消す機構を用い

    る事になります。

 

 

■ 動画の手ブレ                     

 

    動画の場合だと、写真の手振れはシーン内のブラーにし

    か見えませんから、動き流れとして記録されますが、動画

    の場合の手ブレは前後のフレームで状態が変わってしま

    う状態が発生します。つまり、光軸自体が揺れていてフレ

    ームレート分だけその変化が記録されるので、写真とは

    異なり前後のフレームで映っている物が違っているので、

    長時間のブレの発生を抑制するような機能が必要になり

    ます。

 

写真と動画で三脚を用いて撮ると安定しますが、手持ちの場合だと安定しません。これをレンズとボディーの組み合わせで段数を稼げるものもありますが、5.5段分の補正効果などがある製品もあります。

 

 ここまで来ると、広角レンズや魚眼レンズだとかなり手ブレを抑える事が出来そうですが、製品によってこの段数が違ってきます。

 

 動画を撮る場合、写真以上に揺れない環境を作る必要があるので、ブレを消そうともうとジンバルやステディーを使う事になります。

 

 写真の場合だと、増感をするとシャッタースピードを稼げるのでブラーを消す事ができますが、動画の場合、ブラーはフレーム内の状態でしかありませんから、フレーム間の画像の変化を抑制する為の処理とは異なるので、動画の場合増感による手ブレ補正効果は見込めません。