■ Shotcutをざっくりと使ってみる。【 動画編集ソフト 】 | @Kay-nea@のブログ

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アメブロ初心者なのでよく解っていませんが、始めてみました。

(*)FacebookとInstagramはやっていません。

 先日、無料で使えるノンリニア編集ソフトに

 

 ■ Shotcut

    https://shotcut.org/

 

があると書きましたが、実際にざっくりと使ってみたので、それについて書いておこうかなと思います。

 

 インストールは別途何かが必要と言うわけでもないようなので、そのままインストールをすると完了しますが、立ち上げると

 

 

のようにプロジェクトを作る画面が出てきます。

 

 

のような感じで、プロジェクトファイルを格納するフォルダーとそのプロジェクトファイルの名前を決めます。この時に最初に読み込んだ映像のフレームレートを参照するかどうか?を決めることになりますが、自動の場合にはそれが反映されます。とりあえず、今回は、任意の名称を付けたフォルダーを用意してそこにtestと言う名称のプロジェクトを作ることにしました。そして、この状態で開始をすると、指定されたフォルダーにtestと言う名称のファイルが作成され作業を始めることができます。画面自体は、

 

となっており、上にメニューがあり、下がタイムラインで、中央は、左から

 

■ エフェクト

■ プレビューウイウンドウ

■ 素材の配置場所

 

になっています。

 

 

ラックの追加                     

 

タイムラインの上にはメニューがあり、

 

 

のように一番左のアイコンを選択すると、

 

 

のようにトラックの追加が行えます。

 

 

 フェクトの追加                   

 

トラックを追加すると、

 

 

のようになりますが、選択した場合には、こんな感じで青色になります。この状態で、

 

 

 

の世にフィルタを追加すると、そのトラックに配置されたクリップに対してフィルターを追加できます。エフェクトには映像と音声用の物が存在しており、

 

【 映像用エフェクト 】

 

【 音声用エフェクト 】

 

のように映像と音声のエフェクトwが実装されています。りぱーぶやコンプレッサーなども入っているので、結構いろいろななことができますし、音声についてはノーマライズまであるので音の調整においても自由度は高そうです。

 

 

 リップ(映像や音声などの素材)の追加    

 

 クリップの追加ですが、右端の 【 最近使ったファイル 】 の場所に、素材をドロップすると素材が追加されます。

 

 

ここに追加した素材をトラックに追加できるので、

 

 

のように追加したいファイルを選択して、

 

 

のタイムラインの上の 【 + 】 のアイコンをクリックすると素材がトラックに追加されます。この時に、アクティブにしておく必要がありますが、その状態で、追加すると、

 

 

のように素材が追加されます。

 

 

 素材の合成                    

 

 このソフトは、複数のトラックを使えるので、トラックを追加して素材を重ねることができます。

 

 

のようにトラックを新規に追加すると、上にトラックが作成されますが、この状態で、素材を追加して、【 + 】のアイコンで追加すると、

 

 

のよに素材が追加されます。ただし、この状態だと、上の素材が反映されますから、それをコントロールします。エフェクトには座標とサイズを変更できる物があり、 【 サイズと位置 】 を使って

 

 

のように座標を変更すると、

 

 

のように素材を横並びにすることができます。

 

 

■ クロマキー                      

 

 次に、ロゴ(やウォーターマーク)を入れることにします。新規にトラックを作り素材を追加します。今回は、

 

 

な感じで背景の色がついたものを用意しました。この状態だと後ろが隠れるので、

 

 

のようにエフェクトでクロマキーを追加します。そして、

 

 

のようにスポイトで背景色を選択し、

 

 

の項目でプレビューウインドウを見ながら状態が最適になるようにスライダーでRGBの成分を調整します。これとは別に色相・彩度・強度でも調整できるので、状態によって使い分けることになります。ちなみに、数値の横のアイコンで指定したリセットを行うことができます。

 

 これで設定を行うと、

 

 

のように透過処理が行われます。これは画像だけではなく動画でも使用できます。この時に背景色とかぶる色が被写体に存在しないようにする必要がありますが、実写でグリーンバックを使う場合、環境色の反響でグリーンバックの色が被写体に被らないようにする必要があります。あと、スクリーンにしわや光沢ができてしまうと調整しにくくなりますから、動画で使う場合だと、スクリーンはマット素材である程度クロマキー用の背景用のグリーンバックのスクリーンと被写体との距離を離す必要があり、ライトも適正に当てる必要があります。

 

 この状態だとサイズが大きすぎるので、

 

 

 

を用いてサイズをと位置を変更します。画像のように数値指定も行えますが、プレビューウインドウを見ると

 

 

のように枠が出ており、四辺に■があり、中央に〇があります。■は、サイズ変更で、〇は座標変更なので、ウインドウ上でどの場所に配置してどのサイズにするかをマウス操作で指定することができます。

 

 こうしたヴ画像は秒数が映像の尺よりも短いので、表示し続ける場合には、映像の長さを変更する必要がありますが、画像やカラーの場合タイムストレッチができるので、タイムラインでトラックの端を選択すると、 【 ⇔ 】 のマークが出るので、それを用いて

 

 

な感じで延長することができます。当然、こうした処理ができるということは、

 

 

のようにPinPで映像を入れる事もできます。

 

 声の状態                     

 

 動画自体の音量の状態をヘッドフォンで確認すると制作環境で異なるので、

 

 

のようなレベルメーターで確認することになります。この時にどの程度のレベルで推移していて、レベルが振り切れないように調整することになります。ノーマライズなどのエフェクトがあるので、小さすぎる音や大きすぎる音はオーディオエフェクトで補正できますが、このレベルを見て、振り切れていたり小さすぎないように調整することになります。

 

 

 画の書き出し                   

 

 動画の書き出しですが、このソフトでは書き台のオプションが多く、

 

 

のように、HEVCやWebMなどもあります。その為、ライセンスが気になる場合だと、WebMを使うこともできます。

 

 また、

 

 

 

のようにハードウェアエンコードに対応しているので、

 

 ■ Intel CPU    : QSV

 ■ NVIDIAのGPU : NVIENC

 ■ AMDのGPU   : AMF

 

を使用できます。使用している環境が、IntelのIGP構成(と言うか、IntelはIGPだけでなく、今後ディスクリートGPUも出すようで、既にそれらしきものの型番が並んでいます。)だとQSV(AVXではないっぽい。)が使用可能で、NVIDIAのGeforceやQuadroの場合だとNVENCが使用可能です。現在のディスクリートGPU実装のMACやAMDのGPU構成の場合だと、AMFを指定するとCPUで演算するより虚妄即な処理が行えます。

 

 

■ 映像の設定                     

 

 映像の設定ですが、

 

 

 

のように解像度とフレームレートなどの設定ができます。

 

この時に25pが基準になっているようなので、これを映像ソースに合わせる必要になります。

 

 現在のカメラだと、29.97(30p撮影)や59.94(60p撮影)になる製品が多そうですが、カメラの映像をそのまま切り貼りして、カメラで撮影したフレームレートと同じ状態で出す場合だと、カメラ側で指定したフレームレート(EXIFを見てどういう映像の中の確認をしてそれを設定することになります。)を使うことになります。ただし、制作時にその映像はどういったフレームレートで書き出すのか?を決めておいてそれに準じて製作するので、プロジェクトありきで撮影時のフレームレートを決めて、その上で映像を作ることになります。

 

 インタレ解除も実装されているようですが、現在の映像ソースはプログレッシブスキャンの物が多いので、60i撮影の製品の撮影ソースをプログレッシブスキャンで出す場合とかだと、この処理を行います。

 

 補間ですが、これは、ラスターグラフィックにおける拡大縮小処理を入れた場合の変化の処理をどういったアルゴリズムで行うか?の選択になります。この選択ですが、

 

 

 

のようにバイキュービックとハイパーランチョスが実装されているので、画質と処理に応じて選択することになります。当然、高品質な処理にするとその分、書き出し時間が長くなるので注意が必要です。コーディックですが、どういう物を使用して、レートコントロールも可能です。

 

 

品質については、圧縮率なので、このパーセンテージが高いほど高画質になりますが、容量も肥大化します。また、映像を無効化については、音声のみを書き出すときの選択になります。

 

 

■ 音声の設定                     

 

音声については、

 


のようになっており、ここで、コーディックの選択と、ビットレートの選択が可能です。また、5.1chサラウンドに対応しています。

 

 そして、映像の項目で 【 映像なし 】 の選択が可能だったように、ここでは、 【 音声なし 】 の選択が可能になっています。つまり、最レンスの映像として書き出す事もできます。

 

 

■ 形式                         

 

 形式ですが、

 

 

のように様々な物が選択可能で、その選択後に詳細を設定することになります。

 

 

■ ファイルの書き出し                 

 

 

の画像左端の 【 ファイルを書き出す 】 を選択すると、ファイルのジョブが追加され、設定したレンダリング手法に寄って書き出しが始まります。

 

 

のような感じで処理が行われ、終了すると、動画ファイルが指定の場所に生成されます。

 

 

 りあえず。。。                    

 

 今回も動画には不向きな環境で試しているのですが、短い尺の動画をトラックで編集する状態だとそれほど重たいという印象は受けませんでした。ただし、Power Director 16 Ultimate Suiteでシャドーファイルを使った状態での1080/60pの素材を使うときよりは少し重たく感じました。

 

 使ってる環境が現在の遅い環境(LGAのデスクトップ用のPentiumよりも遅いです。)ですから、現在の環境だとCore i5やRyzen 5以上の環境(というか、作りとソースにもよりますが、クロックが高いCore i3とかでも出ていますから、あの辺りでも結構快適な気がしますし、Ryzen 3辺りでも意外といい感じに動いてくれるかもしれません。)だと快適に動いてくれる気がします。

 

 このソフトは4Kまで対応しているので、コンシューマのカメラだと4Kの動画のソースを持ってきて編集することが可能ですが、ある程度スペックを高くしておいたほうができることが増えるので、スペックに応じた動画の作り方や解像度の設定をすると、快適に作業ができると思います。

 

 トラックの上のアイコンでフツーにスライスが可能で、タイムストレッチも他のソフト同様にクリップの端をドラッグする感じですし、クリップの移動もただのドラッグなので、この辺りはどのツールも同じですから、粗編集をする上では困惑することはないと思います。

 

 また、今回は書いていませんが、キーフレームを使た処理もできるようなので、結構いろいろな処理ができるようですが、今回のような素材を重ねて2分くらいの動画の素材の切り貼り程度だとトラック編集でも厳しいという状態にはなりませんでした。ただし、ハイパーランチョスで高品質で書き出すと環境が環境なだけに実際の動画の尺よりも書き出し時間のほうが長くなりましたが、処理を重たくしなくても済む場合だと、高速に書き出せる気がします。当然、GTX 1660とかRTX 2060とか辺りでも結構速度が出ますし、出て時間が経過していないので価格が高いですが、RTX 2060 Super辺りでも結構速度は出ると思います。

 

 動画を高解像度で作るという条件だと、ハイクラスかフラグシップのGPUを選ぶことになりそうですが、かなり古いマシンでも今回のような処理を行う上ではそれほど無理もなく作業が行えました。

 

 

 業環境                       

 

 ■ Core i5 650

 ■ H55M-Pro

 ■ DDR3 1333 2GBx3(Single CH)

 ■ Quadro K620 (PCIExpress x16 【 GEN2動作 】)

 ■ SATA 2 HDD

 ■ WINDWOS 10 x64 (1903)

 

 ■ shotcut x64

 ■ GIMP 2.10.12 x64(画像処理)