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工房完成がずれ込んでいますがお許しを!!
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どもども「 土に還る革製品 」の革榮です♪(´ε` )
先日、修理の入り口で原因をお話ししました。
今回はその小銭入れを付け替える判断をしましたので
後半の新しい小銭入れを接合するパートです。
糸を抜いた小銭入れ部分
下ろすとこうなってます。
通常のクラフターは銀面をけがいて(漢字が出てこないけど傷つけるって事)
接着すること多いと思いますがうちはけがくところとそうじゃない場所があります。
使用に伴い弱い部分や力の逃げる先などはあとで修理が必要になる箇所です。
そこをけがいて接着すると接着力が強すぎて難儀しますので
銀面を荒らさないまま接着します。※それでも通常の接着剤よりは強いのですが・・・
これは修理の時に必ず行う工程で以前の製品に合わせて縫い穴を移しています。
こうしないと穴のピッチが合いませんので。
何故合わないかというと同じ工具で開けますので開く穴の位置は変わらないのですが
革によって伸びたりもしますし微妙にチリが合わないなどは縫い穴の方で
合わせたり、まぁ設計とは微妙にずれることが多々あります。
規格工業化された素材原料ではなく天然素材を用いた天然皮革なので
こればかりはどうしても起こりますのでその時々の革に合わせて
ピッチもほんの少しずつずらしたりしていわゆる「帳尻を合わせる」
ってのを行ってます。
新品でもある位ですからもちろん使っていただいてる製品は全然違う事もある。
まぁその時々ですw
大変だけど腕の見せ所でもあり楽しい作業でもあります。
さて、穴の位置と全体のバランスを見て貼っていきます。
小銭入れ下側と本体との接着部分の距離が微妙に違います。
これも前述した使用に伴うものです。
実際の長さにすると0.5~0.8mm程度で1mmは伸びていません。
穴の位置と革の位置を見ながらいいところで接着です。
お預かりの際は他にもメンテしたりバラしたときしか出来ない内部の清掃やなどもやってますよ。
では(。・ω・)ノ゙
総天然素材革工房 革榮
プレゼント包装も革で出来ます!!
名入れも別途承りますのでお気軽にご相談ください