お財布修理依頼 | 総天然素材革工房 革榮

総天然素材革工房 革榮

革だけでなく糸や接着剤、その他すべてを天然素材で創り
「土に還ること」をコンセプトに革製品を創っています!

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工房完成がずれ込んでいますがお許しを!!

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どもども「 土に還る革製品 」の革榮です♪(´ε` )

 

うちもそろそろ10年になるのでちらほら修理依頼が入り込んできます。
結構古い友人なんですが今は東京から地方へ移住しています。

向こうに行っても愛用していただいているようでうれしい限りですね。

さて修理箇所ですがこれは何年前でしょうねー5年前後かな?

おしりのポケットに入れてるので本人のおしりに合わせてラウンドしています。

 

 

 

その延長で

 

 

 

こんな感じで擦り切れてきてます。

 

一見繋がってるように見えますが

 

 

こことかは通常は糸の下なんですが革がまるっきり見えてしまっていますね。

 
内側はこんな感じ(もう大方糸抜いてしまっていますが)です。
先ほどおしりに入れていると言いましたがやはりおしり側(下側)は
このように糸切れも早いです。
 
こちらは反対側ですが切れはありません。
 
ちょっと見えにくいんだけど
上は擦れた糸で下が擦れてない糸。
細さが全然違うからわかりますかね?
 
 
あと、擦れはこのように革にもダメージを与えます。
今はブラッシュアップして創りを変えてるのでここまでにはならないと思います。
このパーツを交換するのがベストなんですが今回はご予算の都合もあり
見送りになりました。だからと言ってこのまま縫っても先は見えている・・・
 
そこで今回は裏から補強の革を当てて応急処置です。
これでもう数年は持ってくれると思いますので次回はパーツごと交換しましょう。
応急処置ですがこんな感じです。もう少しコバを磨いておきましょうかね。
 
ファスナーの引手も真鍮の飾り金具が革痩せのため緩くなっていたので
中に留を入れて抜けないようにしました。
革痩せもわかりきっている事の一つなので作成時はかなりきつめにしますが
やはり抜け落ちないまでも緩くはなってしまいます。
コンチョもそうですが金具の脱落は保証外なので気を付けていますが
お手元にあるときに紛失しないようにオーナー様は今一度ご注意を!
脱落前であればしかるべき処理をしてお返ししますのでご連絡を。
 
 

全体的にカサカサなのでオイルを多めに入れておきました。

 
数日かけて入れては陰干しを3~5回(状況により変わる)行いますと
このようにしっとりいい艶と共に革の触感も戻ります。
右側もまだ確実に切れていたわけでは無かったのですが
もって1年、みたいな感じでしたので外装にかかる糸は全て縫い直しました。
いつもそうだけどバラしていくうちにあそこもココもってなるけど
見積だしちゃってるし今更だからまぁやっちゃうかってのが
軽作業とは言え意外と最初の作業より多かったりすんだけどまぁいいんです。
渡した時の笑顔だったり感謝の言葉でそんなの気にならなくなります。
 
これで次の修理・メンテ迄安心してお使い頂けます。
今回は5年前後での糸切れですが縫製は麻糸なので
ポリエステルやナイロンに比べ圧倒的に切れやすい。
というか、確実に切れるので基本的に切れにくい創りにしてあります。
擦れない部分は無事でしたのでその辺は活きているものと思われます。
今はさらに切れにくい創りにブラッシュアップされていますので
長期間使え、修理も万全に承りますので安心です。
 

では(。・ω・)ノ゙

 

総天然素材革工房 革榮
 

プレゼント包装も革で出来ます!!

 

 

 

 

 

名入れも別途承りますのでお気軽にご相談ください

 

 

 

 

 

 

 
 
 

 

 

 

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