岸田総理「火の玉となって」 | 「言葉」をミカタに、人生に「物語」を!

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コピーライター&作家の川上徹也が 
心に刺さる「言葉」、心を動かす「物語」の
生れる舞台裏を公開!

あなたの人生を変えるのは、
あなたの「言葉」だ。

今日の夕方、

岸田総理の記者会見を聞きました。

 

政治家の演説やスピーチに関する本

も出しているので、

節目の演説はできるだけ

聞くようにはしています。

 

色々と大ピンチを迎えている岸田総理が

普段とは違う並々ならぬ決意で

今回のスピーチに臨んだということだったので

注目したのですが、、

 

まったく心に響く言葉がないのにびっくりです。

まわりにまともなスピーチライターが

いないのかと思いました。

 

中でも

 

「 国民の信頼回復のために火の玉となって

   自民党の先頭に立ち取り組んでいく」

 

というフレーズには本当に驚きました。

 

「火の玉」といえば多くのの人が

太平洋戦争中の日本で

戦意高揚のために使われたスローガン

 

「進め一億火の玉だ」 

 

を連想します。

 

このフレーズが、のちの特攻や玉砕

本土決戦などという愚行に

少なからず影響を与えたと思うと 

現在の首相が絶対に使ったらいけない

フレーズだと思うのですが

そんな想像力はなかったのでしょうか? 

それとも自らが玉砕して

散っていくという意味でしょうか? 

 

あと繰り返される「緊張感を持って」

というフレーズが登場するたびに

緊張感のなさを感じてしまいます。