昨日、東京日本橋の老舗カツオ節メーカー
「にんべん」に訪問させていただきました。
なんと今年で創業322年!
新刊『江戸式マーケ』の第9章で、
にんべんの創業者 初代髙津伊兵衛や
日本初の商品券「イの切手」を考案した
6代目髙津伊兵衛などのイノベーションを
取り上げています。
その関係もあり、にんべんの社長
13代目髙津伊兵衛氏に
インタビューさせていただき、
それをライブ配信や記事にしようと試みです。
川上が取材するより、
若いメンバーが取材した方が、
老舗との対比になると考えて
今回、Z世代のチームdotの
メンバーに担当してもらいました。
チームdotのことや
動画や記事はまた改めて紹介するとして、
昨日の髙津社長の話で
一番印象深かったことは。
一般的に、関東ではカツオ節だし。
関西は昆布だしを使われることが多い。
カツオ節の旨み成分は主にイノシン酸。
昆布の旨み成分はグルタミン酸。
もちろん単体のだしだけでもおいしいのだけど、
掛け合わせると7-8倍の旨みになる。
‥ということです。
これはとてもおもしろいなと思いました。
私自身も広告業界でさまざまな
ビジネスに関わってきた経験と、
脚本などのエンタメ業界に
関わってきた経験を掛け合わせたことで
「ビジネスをエンターテインメントに!」
という旗印のもと、
「ストーリーブランディング」
という概念を生み出し、
本を出版できるようになりました。
(『江戸式マーケ』で41冊目!
よう頑張ってます)
また仕事の質も、
川下の広告コピーから
経営者の方と直接やりとりする
「川上コピー」を考えることに
シフトチェンジすることができました。
あなたも、
それなりの時間生きているのであれば、
何か複数の「だし」を
持っている可能性が高いはず。
それを掛け合わせることで、
旨み成分が何倍かになって
新たなおいしい「だし」が、
出来上がるかもしれませんよ。
これは人と人の関係でも同じです。
誰かとコラボすることで
相乗効果が生れるかも。
掛け合わせこそが、
人生に「だし」を効かせるコツ
と言えるかもしれません。
ただし、「だし」でも、
それぞれは、おいしい筈なのに、
掛け合わせたことによって、
だいなしになってしまう
というケースもあるでしょう。
ジャンルも人も、
その掛け合わせが重要なのは、
言うまでもありません。
↓の本を読むと、
人生に「だし」を効かせるコツの
ヒントがあるかも。