15年くらい前、1歳～幼稚園児を対象にリトミックの指導をしていました
当時はまだ珍しく、また小田原という土地柄のためかたくさんの生徒さんが集まりました
細々するつもりが急激に拡大し技量がついてゆかず四苦八苦しました
一人でピアノを弾いて歌って指導してとやっていたのでバタバタと忙しく
美しいサウンドやバリエーションよりも勢いを重視して弾いていました
引き続き高齢者対象のコーラス指導の仕事もするようになり、またしてもそのころは高齢者用のキーの本などありませんでしたのでその場で歌いやすい調に即興移調して弾きました。
コードの詳しい知識などまったくないのにたまたま耳がいいことに頼ってやっていました
しかも演歌から小唄までピアノで弾きました。今はほとんど知っていますが最初のころはわからない曲が多くて、そういう場合は、どんな歌ですか？と聞いて、ふふん♪と歌ってもらうとだいたいの感じがわかるのでそれで即伴奏していました
そんなことで、いつの間にか はしょって弾く ことがあまりにも身についてしまい
何を弾いても簡単バージョン。。。。みたいになっています
きちんとジャズサウンドなり習ってみたいと何度思ったことか、しかし時間がなく。
もちろん自己流に本を読んで勉強はするものの
頭の知識≒そう弾ける
そんなわけはなく相変わらずのカンタンバージョン
しかし1年くらい娘がジャズの先生について習ったおかげで彼女からアドバイスもらうことができるようになりました
それで今日も６について９についてベース音の進行についてなんてレクチャー受けながら弾いてみた
赤とんぼ
おおーっ というくらうめちゃめちゃおしゃれなサウンドに仕上がり、
自分で弾いてるのに酔いしれる～
一音でこんなに違うのねー
最初は出してみたサウンドを気にいったら忘れないように
ドレミで楽譜にメモって（左手E♭、右手ファソシ♭みたいに。。。）弾いてゆきました
するとあるところからなんだかするするっと出てくるようになった。
娘に褒めてもらってご満悦。
あとは手が覚えてしまうほどに繰り返し弾くしかありません
しかし人前で弾くとミスを恐れてすぐに 簡単バージョン に戻ってします
結局練習量より本番量が多くなってしまうからそうなってしまう
それではいけないと
今からもうピアノ弾く以外は何にもしないよーと宣言して
行き倒れるほどに弾いて気を失い（眠り）起きたらまた弾いていました
ああ、音楽はやはりいい
美しいメロディーがあふれて こんな幸せなことはないわ
感謝 感謝
優しい息子は
じゃ、お母さんがご飯作らなくなったら俺がつくるわー
と言っていた(^_-)-☆