婦人科受診(3年) | いつも機嫌よく

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2015年春、卵巣がん(明細胞腺がん、1C)の手術を受けました。
これから始まる治療をがんばりぬけるように、日々感じたことなど綴っていこうと思います。

連休明けの東京は肌寒い日が続いていましたが、やっと爽やかな陽気が戻ってきました。やっぱり5月はこうでなくっちゃ。

 

昨日は3か月ぶりの婦人科受診でした。

1年ぶりの造影CT検査ありでしたが、おかげさまで、腫瘍マーカーも画像も問題なく、無事に3年目の節目の検診を終えることができました。

 

5月27日で手術からちょうど3年になります。

長かったような、早いような…3年をふりかえると不思議な気持ちになります。

 

いま、自分がこうして元気でいられるのは、どうしてなんだろう。

病気を見つけてくださった救急の先生と、

上手に手術してくださった執刀医や主治医と、

副作用でヨレヨレな私を励まし慰めてくれた家族や友人達と、

再発の不安を理解して気持ちに寄り添ってくれた病気の仲間達と、

仕事を抜けて迷惑をかけたのにやさしくカバーしてくれた同僚達と、

本当に多くの人のおかげです。

 

考えてみればみるほど、私自身が何かをがんばったわけでもなく、ただただ運がよくて状況が恵まれていたんだと、改めて感じます。

 

この3年の間に、親しくなった仲間のなかには、生きたいという強い願いを持ちながら叶わなかった人たちもいて、彼女たちと私、何が違ったわけでもないのに、医学の力や人の気持ちだけではどうしようもないこともあるのだと思い知ることもありました。

 

4年目に入るので、次回からは4か月ごとの受診です。

これからも、不調があったりしたら不安な気持ちになるでしょうし、ゴールはまだまだ遠い未来です。ゴールがあることを信じて、一日一日を大切に生かなくちゃ、と改めて思いながらこのブログを書いています。

 

ちょっと湿っぽい文章になってしまいましたが、普段は忙しさにまぎれて生かされた命のことをちゃんと考えられないので、1年に1回くらいはしみじみしてもいいかな。