こんにちは!
まずは、サロマ湖ウルトラマラソン参加されたランナーの皆さん、大会関係者とボランティアの方々、お疲れ様でした。
貴重な経験をさせていただき心からお礼申し上げます。
マラソンを始めた頃の6月はのんびりと過ごしていましたが、ウルトラの世界に関心を持ったおかげで充実した1ヶ月間を過ごすことができました。
今回は、6月とサロマ湖ウルトラの2つをふりかえるので、簡潔にまとめたいと思います。
【スタート地点へ向かうバスからの眺望】
【2024年6月のふりかえり】
⚫️月間走行
305.2kmでした。
これまで約250kmが最高でしたので距離を大幅に更新しています。
100kmマラソン前にロング走を含めて200kmを走って準備した結果です。
通常のGSKは200kmなので、少し閾値を越えられた感覚が良かったと思います。
【月間走行距離は305.2kmでした!】
⚫️ロング走&インターバル走の組み合わせ
初めて60km走というロング走を行いました。
距離を体に刻み込んだおかげで、”サロマ湖”でも60kmまでは普通に走ることができました。
一方で、ロング走中心だとフォームや心肺機能にも影響が及びます。
そこで、インターバル走を入れることでそれらが多少なりとも改善されたことを体感しています。
【インターバル走で最大酸素摂取量が3ポイント上昇!】
【100km走は流石に高負荷!】
⚫️旅ラン
”サロマ湖”へは3泊4日の旅となりました。
普通は自前で旅行を組み立てるのですが、今回は公共交通機関もなくスタートとフィニッシュ地点が大きく離れているので、東武トップツアーさんのお世話になることにしました。
現地集合で2泊、朝夕の食事&会場への送迎付きで48000円。
サポートは良く、参加者の何人かとは会話が弾むという良き思い出もできました。
あと、SFC修行の一環で往復ANA(帰りはプレミアム席にアップグレード)と金曜日に札幌で一泊して観光を楽しんでいます。
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【サロマ湖ウルトラマラソン100kmのふりかえり】
⚫️エントリーした動機
”ウルトラランナーになりたい”その一心です。
定義としては、フルマラソンの距離を超えて走ったらウルトラランナーと言われています。
その意味では、ハセツネも含めて”フル以上”は何回か走破していました。
でも、自分の中では”〇〇を走ったウルトラランナーです”と言いたい気持ちが次第に大きくなり本エントリーに至っています。
その意味で、クリック合戦に勝利し、”サロマ湖”のような著名な大会に参加できたことに感謝し、完走に大満足しています。
【ランの概要】
⚫️完走のための基本戦略
御徒町のアートスポーツでゴールドブルーの鈴木さんの講習を2023年に受講しました。
基本的にはそのメソッドに従って、50kmまではキロ7分、次の30kmはキロ8分、最後の20mはキロ9分を基準タイムとして走りました。
もちろん、基準タイム未満を心がけましたが、休憩や歩きなどで”貯金”を消化し、結果的にはほぼ基本戦略に沿った走りとなっています。
【ペースは漸減、心拍数は概ね一定、中間地点の休憩時間が長すぎた?】
⚫️想定外だったこと
最高気温が30度を超える暑さに加え、帽子を忘れるというアクシデントの2重の想定外がありました。
スタート1時間前に帽子がないことに気づき、いきなりパニック。
帽子の売店もレンタルもありません。
30分ぐらいして、開き直り、腹を括って人生初の無帽(無謀)ランに挑戦することを決断しました。
無事完走できましたが、無帽ランはこれで最後にしたいと思います。
あと、暑さについては昨年の北海道マラソン(こちらも30度越え)の体験が役に立っています。
【4時10分ごろのスタート地点の様子】
⚫️ウエア等
上から、オークリーのサングラス。
Tシャツは大会から頂いたもの(意外と着ている人はまばらでした)
ウエストポーチはつけずにポケット付きランパンを使用しましたが快適でした。
アームカバーとレッグカバーは多分、それなりの効果があったのだろうと思います。
シューズはアシックスのメタスピードエッジプラス。
カーボンプレート入りですが、700km以上走っているので反発力は少なめで軽くて足にフィットしていたので選択に迷いはありませんでした。
ちなみに、『ランナーズ』で、ウルトラのシューズはフルマラソン用でも大丈夫という記事載っていました。
あと、膝やふくらはぎ等にテーピングをしましたが多分効果があったのだろうと思います。
特に、ファイテンのパワーテープを貼ったところは今回もダメージが少なくその強力な効果に助けられました。
⚫️補給
固形物は”山より団子”というお餅とカロリーメイト系をそれぞれ1パックのみ。
ジェルはアミノバイタル2つとモルテンを1つ。
胃腸の調子が悪くほとんど摂取できませんでした。
ただし、中間地点のドロップバックに入れておいた、モルテンの水とクエン酸水についてはボトルの半分ほどしか入れてませんでしたが、あっという間に飲み干してしまいました。
モルテンの水は、水分を細胞に効率的に届けるのに、クエン酸水は身体を弱アルカリ性にして、それぞれリカバリーに大きく貢献したと考えています。
あと、エイドではオレンジ、レモン、スイカ、梅干しなどをかじりましたが、他にも美味しそうなものがたくさんありました。
【ドロップバックの中身、この中で使ったのはカロリーメイトのみ・・・】
⚫️レース展開
・60kmまで
60kmのロング走のおかげで、”壁”もなく普通に走ることができました。
ただし、胃腸の調子は不調でしたがトイレを済ませることでだいぶ良くなりました。
・60〜80km
気温も上昇し、直射日光に焼かれながら、単調な道を走りるこの区間が一番きつかったです。
”無心になる”ことのみを心がけていました。
・80〜100km
ワッカ原生花園のランは非日常を経験できるとても楽しいランでした。
往路と復路でランナーがすれ違うコースはテンションが上がります。
ここまでくると、苦痛にもなれ、何も食べなくても走れるようになり、時間が経つ速度が急に早まりました。
ただし、身体が極限状態でしたので、無理せず歩いたりしつつ無事完走しています。
【スタート前の様子】
⚫️ダメージ
意外と少なかったです。
頭や顔の日焼け、大腿四頭筋の筋肉痛が顕著でした。
ただし、自覚していない疲労が蓄積していると思いますのでしっかりとランオフしています。
⚫️教訓
事前準備として、ロング走、2kgダイエット、北海道マラソンの猛暑を耐えた時のイメトレを実施しました。
全て効果がありました。
ただし、1ヶ月半前でしたので準備不足だったことは大いに反省しています。
できれば3ヶ月前頃からスタートし、60kmロング走は2回、ダイエットは−4kg、イメトレに加えて暑熱順化や忘れ物防止などを徹底しておけば良かったと思います。
あと、逆説的ですが、猛暑でしたが冷やし過ぎも要注意。
思えば、ほとんど汗をかいていません。
実は内臓も冷えすぎていてそのことが食欲不振に通じていたのではないかと疑っています。
ハセツネの時も”冷え”で苦しみましたが、体温コントロールについては課題が残りました。
【完走メダル】
⚫️その他
初めてのエントリーであり、帽子を忘れるトラブルもあり余裕がありませんでした。
でも、もう少し大会を楽しんでも良かったのではないか?と思いました。
森の魔女の写真も撮っていません。
エイドの皆さんにもっと元気な声と笑顔で
”ありがとう”
を伝えたかったです。
今回の完走でランナーとしての経験値を大きく積み上げることができたので、それらを活かし楽しむランを目指したいと思います。
【帰りの機内食!お酒が最高に美味しかったです!】
⚫️まとめ
最後になりましたが、熱烈な支援と声援を頂いた地元の方、一緒に走ったランナーの皆さん、本当にありがとうございました。
準備段階だけでも、ロング走やダイエットなど新しいことにチャレンジすることができ、その上大会では58.8%という厳しい完走率でしたが何とかフィニッシュすることができました。
しかも、人生最初の無帽ランというおまけ付き。
本当に貴重な経験をさせていただき感謝の気持ちでいっぱいです。
次の大きな大会は、10月13日のシカゴマラソン!
ここでの経験を活かし、さらにランの楽しみを深掘りしたいと思います。
お読みいただき、ありがとうございました。