ナガバヤブソテツ 長葉薮蘇鉄 シダです! | 驚きの日々!祖師谷公園をめぐる四季

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森林インストラクター。ラジオ体操と太極拳で毎朝訪れる祖師谷公園には樹木や花、昆虫や鳥たちもたくさん。そんな公園の四季の変化をお届けしています。祖師谷公園散歩のお役に立てばうれしいです。なお写真のご利用はお控えください。

昨日のきのこは

さらに萎んでいました。

さて、明日は?

 

今朝の気温も昨日と同じ

28.7℃、湿度もほぼ同じ68%。

樹木を抜けて届く風は

とても心地よく

しばしの天然クーラーです。

 

このところシダを探しています。

先日はイヌワラビでしたが

今朝はさらにもう一種類見つかりました。

場所はふれあいの森の水路です。

 

名前はナガバヤブソテツ(長葉薮蘇鉄)。

これもポピュラーなシダの一つです。

 

葉のめくれた裏側に見えたのは

胞子です。

 

全体を裏返すと

ほらほらこんなにびっしりと!

 

久しぶりに

顕微鏡モードで拡大してみました。

 

周囲に見える茶色の粒が

胞子が入っている胞子嚢。

それを覆っているのが包膜

全体を胞子嚢群(ソーラス)と呼びます

 

包膜は胞子が熟すにつれて

持ち上がっていくんですね!

胞子嚢の薄い色の粒は

おそらく胞子を飛ばしたあとでしょう。

 

いろんな状態。

胞膜は胞子嚢が熟すまで守っているんですね。

 

ちょうど胞子を飛ばす時期で

タイムリーでした。

シダはまだありそうです。