ノゲシ 観察3「種」の巧妙な作り 綿毛の役割分担? | 驚きの日々!祖師谷公園をめぐる四季

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森林インストラクター。ラジオ体操と太極拳で毎朝訪れる祖師谷公園には樹木や花、昆虫や鳥たちもたくさん。そんな公園の四季の変化をお届けしています。祖師谷公園散歩のお役に立てばうれしいです。なお写真のご利用はお控えください。

昨日のノゲシの続きです。

 

18日16:45

さらにもう一つ綿毛(冠毛)になりました。

 

14日に観察を始めたときの

赤丸で囲ったのですね。

 

飛び散らないよう取ろうとすると

ふわっと全部浮き上がるようにして

花床部から剥がれ落ちました。

 

一つ一つの種を見ると

種には多数の綿毛が傘のように広がっています。

 

ここで昨日容器に入れた種も

見てみることにしました。

 

すると先程の散ったばかりの綿毛とは

様子が違うんです。

 

どこが違うかというと、

先程の飛んだ直後の綿毛をアップにすると

こんなふう。

 

容器に収めた前日の綿毛

赤い線を境に綿毛の長さも方向も違うんです!

 

もしかして・・・

上の長い広がった部分は風を受ける部分で、

下のもじゃもじゃした短い綿毛は

ひっかかるための綿毛ではないでしょうか?

言うなれば

綿毛の役割分担。

 

いつこのように変身したのでしょう。

おそらく素早く変身したものと思われますが。

追加の観察が必要ですね。

 

続きます。