サクラの移植 飛び地から本園へ   | 驚きの日々!祖師谷公園をめぐる四季

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森林インストラクター。ラジオ体操と太極拳で毎朝訪れる祖師谷公園には樹木や花、昆虫や鳥たちもたくさん。そんな公園の四季の変化をお届けしています。祖師谷公園散歩のお役に立てばうれしいです。なお写真のご利用はお控えください。

今朝は生ぬるい風と思ったら

8.8℃もありました。

昨日とは10℃の差。

気温の乱高下は春の兆しでしょうか。

 

これまでも樹木の移植は

樹木の会から公園協会にお願いして

何回か実現してきました。

 

昨日は、サクラの移植が実施され、

会の役員や有志で立会いました。

 

今回は飛び地「みんなの森」の

枝垂れ梅やベニバスモモに囲まれて枝の伸ばしようがない

サクラの移植です。

 

公園サービスセンターが植えたわけではなく、

どなたかが植えていってしまったもののようです。

 

10時に集合すると、

作業は進んでいて、運ぶばかりになっていました。

 

 

すぐ目の前の寒桜は、本園で常緑樹に埋もれていたのを、飛び地のこの場所に2017年11月に移植したもので

 

あっというまにこんなに成長、見事に花を咲かせるようになりました。

 

トラックに載せて本園へ向かいます。

 

移植先は子供の遊び場の並び。

ムクロジを捕食した同じ場所です。

 

さっそくスコップで土を掘り起こしていきます。

 

が、かなり石ころが混ざり、

途中でツルハシを使って

ようやくこの深さまでいきました。

 

役員の全員プラス有志の方も集まってくださって

皆の目からの、熱い視線が注がれます。

 

掘った穴に運んできたサクラを入れ、

腐葉土を混ぜながら土を戻していきます。

 

この根を巻いた布と縄は

いずれ土にかえってしまうとのことで、

このままの状態で埋めていきます。

 

水を入れては棒で攪拌して、

周囲の土に水を充分含ませていきます。

水極め(みずぎめ)という工程でしたね。

 

ドーナッツ状に土を盛って

水をたっぷり入れます。

水鉢(みずばち)というのだそうです。

 

竹で支柱を立てて終了です!

 

サクラの名前はわかりません。

花が咲けばおよそのことは見当がつくかも。

 

週末の天気は、予報によれば久しぶりの雨または雪!

このところ乾燥が続いていますが、

このタイミングでの降雨は、運のいいサクラと思いたい。

そんな話をみんなとして解散しました。

 

公園サービスセンター、作業のみなさまに

お礼を申し上げます。