今は二十四節気でいうところの寒の入り。
これから立春まで一年で最も寒い季節です。
にも関わらず足元に目をやれば
こんなに花が咲いていました。
ひっそりと、したたかに。
ホトケノザ。シソ科です。
葉が仏が座る蓮座のようなことからついた名前です。
葉の縁が赤く縁取られているのは
寒い今でからでしょうか。初めてみました。
よく見ると水滴がついています。
朝露ではなくて植物自体が吸い上げた水分です。
閉鎖花といって開花しないで受粉が行われる花が
混ざっているのですが、
二つ見えるつぼみのどちらか、がそうかもしれません。
続いてキュウリグサ。ムラサキ科。
ワスレナグサと同じ仲間です。
花はごくごく小さくて、
でもよく見ると息をのむほどに可憐。
ワスレナグサの仲間なので
花もそっくりです。
続いてはオニノゲシ。キク科です。
ケシとは関係ありません。
茎を切ると白い液体が出る点がケシと似ているから
ついた名前のようです。
繁殖力が旺盛でこのごろ道端などにやたら増えています。
この黄色い花びらの一つ一つが舌状花といって
雌しべと雄しべを備えた花なのです。
その一つ一つの花がタンポポと同じく
綿毛になって種を運ぶのですから
増えるわけですし、こうして冬も咲いているのですから
さもありなんです。
ふわふわとした綿毛かとおもったら
鳥の羽でした!
やっぱり鳥から離れられませんね(笑)。