ヒドリガモは昨日と同じ場所、同じ数でいました。
が、じっとしてほとんど動かない。
昨日は食べ過ぎてしまったのでしょうか(笑)
キンモクセイは散らないぎりぎりのところです。
香りはより強くなったような。
昨日の続きです。
ツユクサの花を見ていたら、
雌しべの根元がふくらんでいるのが見えました!
これが受粉後、実になっていく子房でしょう。
なるほど、こうしてふくらんでいくのですね。
あらら、実が二つできています!
こちらは花の後ろに
もう一つしぼんだような花があります。
こちらは花がしぼんだ状態のものが3つもあります!
これはよ〜く見てみなければ・・・
ということで、少しいただいてきました。
これができるのが草のうれしいところです。
この花を保護している半月の部分は、
通常はなら萼(がく)と呼びますが、
資料では 苞(ほう)となっているわけが
やっとわかりました!
一つの花を保護するなら「萼」ですが、
複数の花を保護する部分は「 苞」なのです。
つまり、ツユクサはこの中に複数の花があることが
通常ということになります。
苞を開いてみると、
細長い楕円の球体が二つあります。
透けた方の中を見ると
しおれた花びらや雄しべなど、
花の終わったあとの姿だとわかります。
これを包んでいるのが「萼」ですね。
こちらは二つの花が咲き、
実が二つできたのです。
これはなんと三つの花が咲き、
三つの実ができています。
実がはじけたあともありました!
下に落ちていた粒は、種でした!
長さ2〜3㎜の細かい凹凸のある種。
一つの実にいったい何個入っていたのでしょう。
ツユクサは地面を這いながらどんどん茎を伸ばしていく
見るからに繁殖力旺盛な植物。
受粉も二段構えの慎重派なら、
作る実の数、種の数も多産系のたくましさ。
それでいながら、楚々としたしとやかな佇まい。
これまでも隅におけない草だと思っていましたが
もっと好きになりました!
注 ツユクサの「雄しべ」は資料によっては先端の長い2本のみアクティブで
あとは「仮雄しべ」、としているものもあります。